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migawari de kekkonshita jamamono no omega ha, toshishita mahoushi no alpha ni dekiaisareru
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
練りに練り込まれたストーリーで大満足。
妹ちゃんと再会して欲しいな、と思ってたらそれもクリア。ひとつも積み残し無いんじゃないですか?恐れ入りました。
次回作が今から楽しみです。
今回は王宮魔法士と妹の身代わりとなる異母兄のお話です。
未亡人となった受様が妹の身代わりで嫁いだ攻様に
愛されて幸せを掴むまでと後日談3話を収録。
この世界には男女の性の他に
アルファ、ベータ、オメガというバース性があります。
アルファは生まれつき高い知性と恵まれた体格で
あらゆる面で他の性より優れ
人口の数%にも関わらず
国の支配階級は全てアルファであり
政治や経済の中核を担っています。
人口の9割を占めるベータは
平均的な能力を持つ性で労働力の多くを担っています。
オメガは最も希少で男体でも妊娠、出産が可能な
産む事に特化した性ですが
発情期のフェロモンにより仕事につきにくく
アルファの庇護下に入る事が多い性です。
受様の母は受様を産んではかなくなり
父と後妻や彼女の子供達は受様に一切の興味がなく
受様を兄と慕ってくれたのはオメガの妹だけでした。
受様はかなり年上のアルファ貴族に嫁ぎますが
夫は男の受様を疎んで白い結婚を強いられ
夫の死で実家に戻されます。
実家に戻った受様は
婚約者がいながら想い人と逃げた妹の代わりに
攻様は代々国の魔法士団長を務める家の嫡男で
王宮魔法士である攻様に嫁げと命じられまるのです。
婚約の顔合わせの日
失踪を死と偽られた妹の喪にふくす黒い衣装をまとう
受様はさらに貧相に見えました。
攻様の父もそんな受様に冷たい態度に出ますが
途中から態度を軟化させて受様との結婚について
かなり積極的になります。
しかしながら肝心の攻様は
己の意思よりも責務を優先する態度によって
望まぬ結婚である事を示されてしまいます。
果たして受様の2度目の結婚の行く末とは!?
WEB小説サイト「ムーンライト」掲載作を加筆修正しての
書籍化で三大貴族の次期後継者である攻様と
未亡人ながらも父の策略で攻様に嫁ぐ受様の
王宮オメガバースになります♪
受様は実家ですでに邪魔者で
婚家でも夫に愛される事なく出戻り
妹の代わって嫁いだ攻様には
妻として遇されるものの
攻様が討伐任務に出ると攻様の妻に相応しくないと
使用人達から冷遇されるようになります。
受様は攻様に相応しくない自覚があり
冷遇される事も仕方がないとすら思っていて
受様が不憫すぎと思ったのですが
途中から攻視点のパートに移った事で
攻様は受様だけを長く想っていたことがわかって
俄然楽しくなりました♪
そして受様が知らない受様母の事や
攻様の家で当主と後継者に付く竜の存在や
受様が精霊達に好かれる質が知らされ
受様に伝わらないながら溺愛されまくりです♪
受様の見えない資質は魔族にすら狙われてしまい
最大の危機に見舞わた事が転機ともなり
受様を巡る悪意も一掃されての大団円まで
楽しく読ませて頂きました (^-^)/
悲しさと不憫さと切なさがいっぱいの物語冒頭から、次第に幸せの道すじが整っていくエンディングまでの圧倒的高低差がサイッッッコウ!!((((〃∀〃))))))
めちゃくちゃ面白かったです!
めためたに主人公を不憫のドン底に落とし込んでからの、スーパーハッピーエンドのプレゼントがスゴイのひと言。読み応えという点では文句なしですし、次のページへとめくる手を止めさせない物語展開が素晴らしいと思いました。
読者が積極的に読みにいこうとしなくても、作品の方から読ませにくるストーリーは、面白さに加えて、かゆいところにちゃんと手に届く気遣いが素敵。主人公が幸せになったとて、セシルに酷い態度をとっていた意地悪な脇役たちの制裁や懲罰をも忘れないところは拍手喝采でした( ´∀`)
こうしたザマァ展開にほくそ笑みながらも、エドワードとセシルとの両片想いを見守るドキドキ感はもちろん一番の見どころです。
この2人、お互いを想ってるのにすれ違ってばかり。エドワードの幼き日からのセシルへの年季入った片想いは執着めいていて、それこそがこの物語の萌えポイントだと言えるでしょう^ ^
エドワード視点から語られるセシルへの想いがそれを物語っているのは言うまでもなく。セシルが、エドワードは自分のことを好きじゃないと思っているネガ思考が、超絶バカらしくなるほどにエドワードのセシルラブは、すんごいです(´∀`*)
セシル視点だけだと悲しみで胸が押しつぶされそうになってたところ、エドワード視点が悲しみと切なさを帳消しにしてくれていたので、安心してニヤニヤを堪能できました。
そんなエドワードの愛を信じられずにいるのは、セシルの生きてきた境遇と結婚の経緯を考えれば仕方ないないこと。というのも、エドワードの元婚約者はセシルの妹で、駆け落ちした妹の身代わりで仕方なくエドワードと結婚することになったと思ってるからです。セシルの方がエドワードより11歳も歳上だし、離婚歴あるしで、悲観的になるのも無理はないんですよね。
それもあってか、セシルとの出会いからセシルへの募る気持ち、セシルと結婚するための根回しといった一連の流れは必見です。水面下ではこの結婚がエドワードの計画によるものだと分かると、彼の執着愛の凄さをより実感できると思いますヽ(´▽`)/
この作品の楽しさは、不憫な主人公を愛の力で救っていく溺愛ストーリーっていう側面の話だけではなくてですね、その設定の面白さにもあります。"見えざるモノ"によるセシルへの見守りっていうのかな……セシルを慕う"精霊"たちの存在がこの物語をより盛り上げていました。
セシルがピンチのときにさりげなく手を差し伸べる精霊たちや、セシルを愛おしむ竜たち……エドワードが側にいなくてもセシルを助けてくれる心強い存在の魅力度が最高です。セシルには見えない精霊たちなので、セシルからすると不思議な現象に過ぎないのですが、"愛し子"のセシルのために力を尽くす愛がとっても温かかったです( ´∀`)
前半部のセシルへのツラい仕打ちには怒りしかなかったので、こうして優しく寄り添ってくれる精霊たちの存在は私の胸にも響くものがありました。セシルが愛される姿は、読むモチベーションにも繋がりますしね。
切なさや悲しみでいっぱいの前半部のストーリーが、後半にかけてどんどん幸せエンドに加速していくワクワク感はとんでもなく楽しくて、この作品の世界に酔いしれました!
その後のエピソードとしての番外編も大満足。2人の幸せがマックスに次ぐマックスで、最高の読後感でした♪( ´▽`)