稀代の癒し手は元剣聖に恩返しをしたい

kidai no iyashite ha motokensei ni ongaeshi wo shitai

稀代の癒し手は元剣聖に恩返しをしたい
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
1
得点
4
評価数
1
平均
4 / 5
神率
0%
著者
もちだもちこ 

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イラスト
シースー 
媒体
小説
出版社
パルプライド
レーベル
ヴィオラ文庫
電子発売日
価格
ISBN

あらすじ

伯爵家子息であるカミルは、幼いころ魔獣の襲撃から助けてくれた金色の美しい髪を持つ剣聖に憧れを抱いていた。
しかし洗礼で、カミルは魔獣から受けた傷を癒すことのできる『癒人(いやしびと)』の適性があると判明したため、お礼も伝えられないまま隔絶された神殿で修行をすることに……。
一人前の癒人になれば剣聖の助けになると必死に修行したカミルは十年後、稀なる神力を持つ稀代の癒人となり教会から出られることに!
だが喜びもつかの間、憧れの剣聖がすでに引退し、行方不明になっていることを知る。
落ち込むカミルだったが、独自のルートで元剣聖が辺境で魔獣討伐専門の傭兵団にいることを知ると、
家族や神殿関係者には内緒で単身辺境へと向かうことに!?

やっと再会した憧れの剣聖は今――干し草色の髪と濁った目をしている人間不信な中年へと変貌を遂げていた……。
魔獣に対抗するには癒人の力と、それを守る『守護人(まもりびと)』が必要不可欠。
果たして、頑張り屋カミルは中年傭兵の懐に入れるのか!
そして稀代の『癒人』のカミルは元剣聖の『守護人』を得ることができるのか!

表題作稀代の癒し手は元剣聖に恩返しをしたい

元剣聖の傭兵
15歳、シュナース伯爵家の三男の「癒人」

レビュー投稿数1

主人公のチート感に惚れてまうやろ案件

一人称小説ということもあり、サクッとスルッと読める軽い口当たりの小説です。「頑張り屋」の主人公ってところが私の好みド真ん中でしたので、楽しみながら読みました^ ^


確かに頑張り屋の主人公で、見ていてとってもワクワクした気持ちになりました。
神力を使う「癒人」とされる彼…カミルは、その癒人の中でも強い神力を持っていて、"稀代の癒人"と呼ばれるほど。元々の才能に加えて努力家でもあり、皆からも好かれるキャラクターでもあります。
貴族の息子にしては親しみやすく、また凄い才能を持っているのに驕らないところも素敵ポイント。可愛いらしい顔立ちも相まって人気者のカミルの魅力がいっぱい詰まったストーリーです。

10年前に助けてもらった恩人である「剣聖」に会うため、カミルは色んな手を尽くして探し出します。
心配性な家族を出し抜くため、神力や魔力を最大限に使って屋敷を脱出。憧れの剣聖に会うためのカミルの行動力が、まーすごいです。

ここまでして見つけ出した恩人が、あの時とは違う見た目に変わってて驚く再会劇!
でも感謝の気持ちや会いたかった気持ちが薄れるわけでもなく、カミルはエルヴィンの近づこうとまたまた頑張ります。
辺境地で傭兵になった恩人・エルヴィンは「癒人」嫌いな一面もあり、カミルにとってはゼロどころかマイナススタートからの再会となりますが……さてさてカミルはどう出るか?というのが見どころです( ´∀`)


エルヴィンに近づくため、色んな能力を使ってアプローチするカミルは非常にポジティブで、諦めないしヘコたれない。元来の好かれキャラも手伝って、エルヴィンと少しずつ関わりを持つようになっていきます。
エルヴィンの方も、風変わりなカミルにどんどん惹かれていき、仄かにですが熱を帯びた感情を抱いていくようにもなるんですよね^ ^
癒人嫌いなエルヴィンの冷えた心を癒していくカミルの真っ直ぐな好意に絆されていくエルヴィンの変化は必見。カミルに対する甘さが出てくる後半戦は、ニヤニヤしながら楽しみました。


BL的にはそこまで派手なシーンはなく、ほんのりと香るくらいです。
そもそも想いも交わし合っていないし、恋人同士になってもないので、2人の関係が深まるのはこれからって感じです。
その"これから"ってときに物語が終わるので、ちと物足りない。
BLというより、カミルのチートぶりが目立っていた印象だったので、恋愛スパイスがもう少し欲しかったです。イチャイチャ…とまではいかなくとも、2人の恋愛の萌えみをもっと感じたかったなと思います。

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