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nando demo omega ha alpha ni koi wo suru
初読み作家さんです
再婚してできた7つ上の兄の友達にずっと片思いしているオメガの受けのお話。両視点ものです。
オメガということを家族以外には伏せて過ごしている瑞稀。それなりにモテているけど、高校二年生の時点ではまっさらピュアな高校二年生。
そして年上攻めの年の差って好みの要素しかないのですが、個人的な苦手要素がありまして評価は中立とさせていだきます。
受けが攻めをずっと一途に想っているのかと思いきや、受けが大学生になると「女性と付き合ったことがある」との事実がサラッと本文に書いてあるのですよ。これめちゃくちゃショックでした。攻めのことが好きなのに、適当な相手(女性)と付き合うというのが私の地雷なので…
あと受けの大学の女友達に対する言葉遣いもちょっと荒くて、かわいい系の受けを想定していたので勝手に落ち込みました。女友達もなかなか癖があるので好き嫌いがわかれそうです。
表紙とタイトルから切ないけど甘いお話なんだろうな〜とワクワクして読みましたが、途中から読むのが辛くなってしまいました。
もちろん勝手に決めつけた私が悪いんですけど…
評価をさげて申し訳ないです。
晧介(α)×瑞稀(Ω)
表紙の雰囲気とは違って、
少女漫画のようなふわふわな恋模様ではない。
高校生の瑞稀が片想いしているのは、
7歳年上で兄の友達・晧介。
実力派イケメンで優しいお兄ちゃんのように接してくる晧介が、
ただ瑞稀を弟扱いするという王道的な設定。
義月粧子先生の作品だから、
そんなに簡単に優しい攻めにはいかない。
瑞稀の片想いが切なくて、感情移入せずにはいられない!
募っていく好きという気持ちの中、
年の差や高校生と企業家という世界の違い、
ただの憧れとして諦めようとするも、
晧介がαであることを知った途端に一筋の希望を見出すものの、
晧介に拒まれる(苦しい!)のせいで、
先輩たちから痛い目に遭う(痛々しい!)。さらに
体だけが晧介に奪われた上に、距離を置かれてしまう。
それでも、好きで好きで諦めずにいる!尊い!
そんな自分勝手な晧介に、
振り回される瑞稀の恋心があまりにも健気で、
後悔を抱えて、何でも自分のせいにして謝って、涙をこらえきれない姿・・・
すべてが胸をギュッと締め付けられてしまう。
晧介、最初は好印象の男に見えるけれど、
読み進めるにつれて無責任な一面が見えきて・・・ひどい!ひどい!
恋に鈍感のゆえに、
瑞稀の気持ちよりも自分を優先し、
瑞稀が無事に恋ができれば、自分の罪悪感が消えるとでも思って・・・
勝手な嫉妬で自己本位に瑞稀を奪い取ろうとする――
これが自己中心な男と言わずして何と言えるのか!しかも本人はまったく無自覚。
でも、
悪い男のザマァ味も少し楽しめるから、悪くない!
第二性を他人に公開しない、
Ωも薬で完全に抑制できて、卑下されることのない社会という設定が新鮮で、
そんな中で、
Ωとしての自分を受け入れつつも、Ωの弱さに引きずられてしまう瑞稀と、
αの本能だという思い込みで無自覚に瑞稀を傷つけてしまう晧介。
やっぱり、αとΩという性に翻弄される2人の姿が刺さる。
甘く幸せな結末に安心し、
そこまでの紆余曲折が読み応えがある作品でした。
一途受けお好きな方には特にグッとくるんじゃないかと思う、
ピュアで一途な年下男性オメガ受け君のお話。
一方で攻め・晧介(α)の気持ちの変化は少し唐突に思え、物足りなかったかな。。
可愛い弟扱い→恋愛対象へと変わる心を、もっとじっくり読みたかったなという気がします。
オメガバースの現代ファンタジーのこちら。
抑制剤や法律なども(一応)整えられ、オメガへの露骨な差別などはない世界です。
特に珍しいとされる男性Ωである瑞稀(受け)。
7歳年上の兄の親友・晧介に長い長い片思いをしていますが、
親友の弟には絶対に手は出したくない、可愛い弟だ、と拒否され失恋してしまいます。
その後瑞稀の身に世間を騒がすある事件が起こりー
と続きます。
晧介のことが大好きで大好きで、”嫌われたくない”と思う瑞稀がいたいけで
かわいそ可愛い、って言うのかな、、もーーとにかく一途で「報われてー…!」と願ってしまう。
ヒートを狙って近づいて来たと誤解され、突き放されるシーンは読んでいて辛かった。。
その後にある事件が起こるんですが、あの時晧介が瑞稀をせめてちゃんと家まで
送ってくれていたら…!と、仕方ないとはいえやるせない思いが。
これ、「実は両片思いでしたっ」というパターンではなく、
本当に受け君が一生懸命にずっとずっと攻めを好きでい続け、追いかけるお話です。
瑞稀側の気持ちがぐーーーっと伝わってくるからこそ、
攻めの晧介視点に転じた時の心の動きを、やっぱりもう少し詳細に追っていきたかったなあ、という思いが。
でも紆余曲折の末、ついに瑞稀の想いが受け入れられた時には「良かったね…!」と
全私が喜びに沸きました。
可愛い弟の恋の成就を見守る、姉的気持ち。
そんな二人のえち描写、何度か出てくるんですがちょっと書き方に緩急というか
バリエーションが欲しいような気がしました。
今どういう体位で致しているんだろう?なんていうところが少し分かりにくいかな;
イラストに助けられ、イメージ補完。
最後のSSの瑞稀のお兄ちゃんの反応が笑えました。お兄ちゃん、完全に小姑化。
これから晧介は大変だ〜〜
でも今まで散々瑞稀のことを泣かせてきたんだから、頑張って耐えてほしい(。-∀-)
兄の親友にずっとずっと片思いをする、受け君の一途な想いにたまらなく萌える一冊でした◎