何度でも、オメガはアルファに恋をする

nando demo omega ha alpha ni koi wo suru

何度でも、オメガはアルファに恋をする
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×24
  • 萌3
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
26
評価数
8
平均
3.4 / 5
神率
0%
著者
義月粧子 

作家さんの新作発表
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イラスト
小禄 
媒体
小説
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
カクテルキス文庫
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784866697093

あらすじ

「手の届かない人だと思っていた」超レアな男性オメガの瑞稀は、幼い頃からの片想いの人・晧介と数年ぶりに再会する。忘れたふりをしていた想いが溢れ出すも、弟としかみてくれない晧介。諦めきれず待ち伏せするが、突然発情期が来てしまい!? 瑞稀のフェロモンを嗅いだ晧介は一瞬でヒート状態に。獣のようなキスをされて――。わざと発情期に遭いに来たと誤解された瑞稀は、とある事件に巻き込まれて……。「おまえを俺の番にしたい」イケメンα御曹司×一途なΩ青年の執愛!!


初版のみにお付けしている特典(初回特典、初回仕様特典)がある商品は、商品ページに特典の表記が掲載されている場合でも無くなり次第、終了となりますのでご了承ください。

表題作何度でも、オメガはアルファに恋をする

瑞稀の兄の親友、アルファ、大企業の御曹司、社会人2年目→部長、バイセクシャル
高校2年生→大学3年生、少数派の男性オメガ

同時収録作品何度でも、オメガはアルファに恋をする

瑞稀の高校の卒業生
高校2年生、少数派の男性オメガ

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数3

現代オメガバースもの

初読み作家さんです
再婚してできた7つ上の兄の友達にずっと片思いしているオメガの受けのお話。両視点ものです。

オメガということを家族以外には伏せて過ごしている瑞稀。それなりにモテているけど、高校二年生の時点ではまっさらピュアな高校二年生。
そして年上攻めの年の差って好みの要素しかないのですが、個人的な苦手要素がありまして評価は中立とさせていだきます。

受けが攻めをずっと一途に想っているのかと思いきや、受けが大学生になると「女性と付き合ったことがある」との事実がサラッと本文に書いてあるのですよ。これめちゃくちゃショックでした。攻めのことが好きなのに、適当な相手(女性)と付き合うというのが私の地雷なので…
あと受けの大学の女友達に対する言葉遣いもちょっと荒くて、かわいい系の受けを想定していたので勝手に落ち込みました。女友達もなかなか癖があるので好き嫌いがわかれそうです。

表紙とタイトルから切ないけど甘いお話なんだろうな〜とワクワクして読みましたが、途中から読むのが辛くなってしまいました。
もちろん勝手に決めつけた私が悪いんですけど…
評価をさげて申し訳ないです。

0

受けの片想いが切ない 少し攻めザマァ感が絶妙

晧介(α)×瑞稀(Ω)

表紙の雰囲気とは違って、
少女漫画のようなふわふわな恋模様ではない。


高校生の瑞稀が片想いしているのは、
7歳年上で兄の友達・晧介。
実力派イケメンで優しいお兄ちゃんのように接してくる晧介が、
ただ瑞稀を弟扱いするという王道的な設定。
義月粧子先生の作品だから、
そんなに簡単に優しい攻めにはいかない。

瑞稀の片想いが切なくて、感情移入せずにはいられない!
募っていく好きという気持ちの中、
年の差や高校生と企業家という世界の違い、
ただの憧れとして諦めようとするも、
晧介がαであることを知った途端に一筋の希望を見出すものの、
晧介に拒まれる(苦しい!)のせいで、
先輩たちから痛い目に遭う(痛々しい!)。さらに
体だけが晧介に奪われた上に、距離を置かれてしまう。
それでも、好きで好きで諦めずにいる!尊い!

そんな自分勝手な晧介に、
振り回される瑞稀の恋心があまりにも健気で、
後悔を抱えて、何でも自分のせいにして謝って、涙をこらえきれない姿・・・
すべてが胸をギュッと締め付けられてしまう。

晧介、最初は好印象の男に見えるけれど、
読み進めるにつれて無責任な一面が見えきて・・・ひどい!ひどい!
恋に鈍感のゆえに、
瑞稀の気持ちよりも自分を優先し、
瑞稀が無事に恋ができれば、自分の罪悪感が消えるとでも思って・・・
勝手な嫉妬で自己本位に瑞稀を奪い取ろうとする――
これが自己中心な男と言わずして何と言えるのか!しかも本人はまったく無自覚。
でも、
悪い男のザマァ味も少し楽しめるから、悪くない!

第二性を他人に公開しない、
Ωも薬で完全に抑制できて、卑下されることのない社会という設定が新鮮で、
そんな中で、
Ωとしての自分を受け入れつつも、Ωの弱さに引きずられてしまう瑞稀と、
αの本能だという思い込みで無自覚に瑞稀を傷つけてしまう晧介。
やっぱり、αとΩという性に翻弄される2人の姿が刺さる。

甘く幸せな結末に安心し、
そこまでの紆余曲折が読み応えがある作品でした。

2

兄の親友をずっとずっと想い続ける、一途でピュアな受けの想いにグッとくる

一途受けお好きな方には特にグッとくるんじゃないかと思う、
ピュアで一途な年下男性オメガ受け君のお話。

一方で攻め・晧介(α)の気持ちの変化は少し唐突に思え、物足りなかったかな。。
可愛い弟扱い→恋愛対象へと変わる心を、もっとじっくり読みたかったなという気がします。

オメガバースの現代ファンタジーのこちら。
抑制剤や法律なども(一応)整えられ、オメガへの露骨な差別などはない世界です。

特に珍しいとされる男性Ωである瑞稀(受け)。
7歳年上の兄の親友・晧介に長い長い片思いをしていますが、
親友の弟には絶対に手は出したくない、可愛い弟だ、と拒否され失恋してしまいます。
その後瑞稀の身に世間を騒がすある事件が起こりー

と続きます。

晧介のことが大好きで大好きで、”嫌われたくない”と思う瑞稀がいたいけで
かわいそ可愛い、って言うのかな、、もーーとにかく一途で「報われてー…!」と願ってしまう。

ヒートを狙って近づいて来たと誤解され、突き放されるシーンは読んでいて辛かった。。
その後にある事件が起こるんですが、あの時晧介が瑞稀をせめてちゃんと家まで
送ってくれていたら…!と、仕方ないとはいえやるせない思いが。

これ、「実は両片思いでしたっ」というパターンではなく、
本当に受け君が一生懸命にずっとずっと攻めを好きでい続け、追いかけるお話です。

瑞稀側の気持ちがぐーーーっと伝わってくるからこそ、
攻めの晧介視点に転じた時の心の動きを、やっぱりもう少し詳細に追っていきたかったなあ、という思いが。

でも紆余曲折の末、ついに瑞稀の想いが受け入れられた時には「良かったね…!」と
全私が喜びに沸きました。
可愛い弟の恋の成就を見守る、姉的気持ち。

そんな二人のえち描写、何度か出てくるんですがちょっと書き方に緩急というか
バリエーションが欲しいような気がしました。
今どういう体位で致しているんだろう?なんていうところが少し分かりにくいかな;
イラストに助けられ、イメージ補完。

最後のSSの瑞稀のお兄ちゃんの反応が笑えました。お兄ちゃん、完全に小姑化。
これから晧介は大変だ〜〜
でも今まで散々瑞稀のことを泣かせてきたんだから、頑張って耐えてほしい(。-∀-)

兄の親友にずっとずっと片思いをする、受け君の一途な想いにたまらなく萌える一冊でした◎

2

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