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tsumetai otoko
作家さんの新作発表
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このシリーズはコミックス版の「デキる男」だけを読んでいた状態でこちらの小説を読んだのですが、「デキる男」を読んでいなくても理解できる内容になっています。
主人公の2人は、アメリカでは経済界を動かすような大企業グループの美貌と頭脳を兼ねそろえたスティーブと、そのスティーブに忠誠を尽くし、スティーブを一生守り続けると誓った守殿という主従モノです。
幼い頃から大企業の一族ということで身代金目当てに様々な危険な目にあってきたスティーブですが、またもやスティーブを狙った脅迫状が届いた、というところからお話は始まります。
受け様はプライドが高く・美人・意地っ張りという設定で、攻め様は寡黙・健気・ヘタレという要素が入ってます。
結構私好みの要素が入っているんですが、描写が結構軽くサラッと流される感じで、主人公2人ともに感情移入が出来なかったのが萌を感じられなかった一番の理由かなぁ^^;という感じがします。
あと、脅迫されているという結構緊迫した状況なんですが、緊張感が感じられない^^;
そして犯人も読者としては冒頭で分かってしまう展開で、お話の終わりまで意外性が全くないんですよね…。推理物としても面白くなかったです。><
受け様も、すごく頭がいい設定なんですが、結構抜けていて(笑)無鉄砲だし…。頭がいいのならそういう所を見せて欲しかったな、という印象でした。