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hinikuya de my pace na reisoku ha reiguu saretemo kinishinai
とても面白かったです!タイトルとあらすじがもしかしたら、え?冷遇されるの?辛い話?と思われるんじゃないでしょうか?大丈夫?明るくて楽しいお話ですよ?
本編は侯爵家三男のノエルが父親とその親友の伯爵が勝手に決めた(融資付き)息子同士の結婚で、とんでもない目に合っちゃうところから始まる、とっても楽しいお話でした。
だって僕侯爵家子息だよ?なノエルが、とんだ誤解をされた上に酷すぎる結婚生活が始まり…。どうなるの?と思ったらノエルすごい!
賢くて皮肉屋で口が達者で逆境をはねのけ、さらには自由を謳歌しちゃって!
もうノエルが引きこもりの人付き合いが苦手な設定が無理があるのでは…?
ノエルもベルンハルトもとっても良いキャラで、出会って良かったね!!!と言いたい。
とても頼りになるベルンハルト。
なのにノエルにだけはヘタレで、子犬のような表情で「駄目か…?」と言っては要求を通してしまう!
こういうヘタレで謙虚に見えてなぜか受けに対して希望や我儘を叶えてもらう攻め、好きなんです〜。気がついたらこんなことに!?
子爵との離婚までのバタバタや、外務省執務室でのワイワイも楽しかった〜。
あなたが好きだと言ったから 今日はくるんくるん記念日
ノエルのくるんくるんの髪を嫌がる理由も面白いです。
ベルンハルトの長年の悩みもノエルにかかったら一蹴ですね!え?良かったの?って。
相互扶助でまずは目指せ国王夫妻の赤ちゃんですね!
短編は二人の子供時代のお話でした。
今回は王弟と侯爵家三男のお話です。
父親が決めた婚姻で婚家に冷遇された受様が
攻様との出会いで新たな幸せを掴むまでと
2人の過去を絡めた番外編を収録。
受様はオーレローラ国から嫁いだ祖母似の
白い肌とクリクリの巻き毛の侯爵家三男です。
オーレローラ語の翻訳家をしていますが
屋敷に籠る受様を見かねた父侯爵に
勝手に結婚を整えられます。
この世界では同性での婚姻が可能で
財政難な伯爵が借金に応じてくれた礼にと
自分の息子の子爵を紹介するのです。
しかしながら
子爵は結婚の宣誓でも無言を貫いたばかりか
子爵家のメイド長という愛人がいて
受様を愛することはない、妻の仕事もさせないと
公宣言するのです。
子爵がそんな調子なので使用人達も受様を雑に扱い
汚い一室に押し込んで食事も与得ないという
最悪の待遇をするのです。
受様は黙って部屋に閉じこめられる性格はなく
毎日子爵邸を抜け出して翻訳家としての貯えで
図書館近くま食事の美味しいカフェの常連客となり
翻訳仕事をしていました。
その図書館で出会うのが外務省長官である攻様です♪
攻様は仕事でオーレローラ語の書簡を読み解きたいと
図書館に通っていて受様に声を掛ますが
受様がオーレローラの翻訳家であり
受様が婚家で冷遇されていると知ると
攻様の仕事の手助けをして欲しいと懇願されます。
果たして受様の出した答えとは!?
WEB小説サイト「ムーンライトノベルズ」掲載作を
加筆、修正しての書籍化で武官なみな美丈夫の攻様と
巻き毛の可愛い受様の恋物語になります♪
実は攻様は現王の弟で
王太子とオーレローラの姫の婚姻が決まり
オーレローラ語に精通する人を探していたのです。
受様は衣食住保障で翻訳家の本業優先という待遇と
困っている攻様達のためと翻訳仕事を引き受け
攻様の協力を得て子爵邸から居を移すために
久しぶりに正面から子爵邸に戻ると子爵から
資産を勝手散財したと詰め寄られますが
それは受様を隠れ蓑にしたメイド長達の仕業で
受様は正論で論破してメイド長達の罪を暴き
未練なく子爵邸を後にします。
借金も持参金も帰したくない伯爵と子爵は
父侯爵の話をのらくらとかわしていて
受様はなかなか自由の身になれません。
冷遇もなんのそので強かに己の生きる道を切り開く
受様は態度も言動もとても男前で
攻様はそんな受様に夢中なのは必定ですが
既婚者の受様と王弟の攻様の恋路が
どう転がるのかはなかなか見えてこなくて
下手に絡んでくる子爵の行動もよめなくて
ワクワク&ドキドキ♡
攻様が受様をがっつり囲い込むまで
大変楽しく読ませて頂きました (^-^)/
受様だけに甘くてメロメロにヘタレてしまう攻様が
たいへん美味しかったです♡
きょう先生だったので購入。受けが意外で楽しかったですが、さらっと読めるタイプのものでしたので萌にしました。2段組の本編290P弱+同じく2段組の書き下ろし30Pほど+あとがき。負けん気の強い受けが好きな方でしたら良いかも。(あまりに興奮したので冒頭に。カラー口絵がすんばらしいんです!!!!!!!!きょう先生、神!いやまじ、カラー口絵だけでも見てほしい~!!!)
父親同士の取り決めにより当日に初めて会った子爵と結婚式を挙げた妻予定のノエル。でも夫予定の子爵は目を合わすことなく、家についても妻用の部屋を使わせてももらえずボロボロの部屋に押し込められて・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
レイノルズ(受けの夫)、外務省の仲間、王太子、クリス(隣国から来た通訳)、受け父ぐらいかな。レイノルズ、頭悪すぎ。
++攻め受けについて
攻めは表紙の通りデッカイ、マッチョなんだけど、なんと文官。だから剣振り回すシーンなんかは無いです。(体力勝負なシーンはあるけど)性格は大人しい印象だなあ。すぐ「しょぼーん」と眉を下げちゃう感じ(対受け限定)。受け以外の人には「怖い」一択な様子です。だから周囲の人は、受けと一緒にいる攻めの様子を見て「!」と驚いてます。
面白かったのは受け。健気の100%真逆。やられたらやり返す。ちっこいし可愛いので侮られがちですが、その油断をついてしっかり逆襲するというタイプです。頭の回転も速いんだろうな。レアな言語(祖母の母国語)に精通していて翻訳をして糧を得ることも出来る逞しさもあります。
攻め受けともちゃんとキャラを面白く感じたし、中盤ぐらいまでの攻め→→→受けな様子も面白かった一冊でした。二段組ですがライトですし、さらっと楽しく読むには良いかも。