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bibou no kishi sama ha gojibun no okao ga okiraina youdesu
珈琲きの子先生の作品は、嵌められた悪役令息の行く末は、以来です。
甘さのあるテイストは相変わらずで、溺愛を楽しませてもらいました^ ^
ミカエルの行動が謎で、どういう理由なんだろう…とか色々考えながら読むのに全集中。きっとルイを好きなことに繋がる何かだろうなとは思いはするけど読めず……最後にその謎が解けるまで焦らされました。
それが分かるとあとはもう一直線であまあまで。最初に戻って読み返すと、ちょっとしょっぱめな印象だったストーリーが甘い印象に変化する不思議な感覚に浸りました。
元気いっぱいな受けっていうのが、最近のトレンドって感じですね!
わたしの肌感ですが、最近のBL小説の受けは前向きでへこたれない子が多いなって印象です。ルイはもうホンットに元気いっぱいで、街のみんなに愛されてるムードメーカーのような子。ワケアリを感じさせない一生懸命さがストーリーを陽の気で包み込みます。
持ち前の明るさとお料理上手なスキルで、好きな人と距離を詰めていく恋の接近戦も楽しい一幕でした。
ルイの存在自体が謎めいていて、記憶喪失だってこともそうなんですが、やたらと日本的な食事メニューをバンバン作るのでこれは何かあるなと踏んでました。
そういう何気ないところがヒントになってるところも謎解きムーブがあってワクワクしました(´∀`*)
2人の恋は街の皆んなに身守られてる感があり、街全体が家族みたいな空気感にホッコリ。あのときのアノ人がまさかのお偉いさん?!みたいなサプライズの盛り込みも楽しい演出でした。
聖女様とか、途中胡散臭い輩も登場しピンチもあったりしますが、そういったシーンもルイの記憶喪失の謎解明に繋がるヒントにもなってますので、注目しながら読んでみて下さいね。
後半はミカエルの甘さがどんどん濃くなっていくので楽しくなると思いますよ。
通常の小説よりかは少し短めなこともありもう少し長い尺で読んでみたかったです。
ミカエルが人参嫌いの理由には笑ってしまいました( ´▽`)
イケメンも大変ね…って同情すら芽生えるミカエルのトラウマを、ルイが癒していきな恋の歩みが素敵なストーリーでした。