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危険だらけの異世界で買った奴隷が、実は王子様な超絶イケメン⁉
tensei saki de dorei wo kattara dekiai sareta
良くも悪くもなろう小説。
始まりはやはり色々説明が入るので読み進めても遅く、説明が終わると読み進めるのが楽しくなり一気読みしてしまいました。
前半は金額に似合わないなと思っていたけど後半はそこそこ面白い。噛むほど味がするスルメのようです。
文章の表現の仕方が、二次創作で見るような拙さを感じてしまうけど、しっかり受けが可哀想な目に合うので、読んでいて胸を締め付けられる感じは味わえます。
ちゃんと受けのバックグラウンドもあるのでなんでそう思うのかの理由は書かれています。
最後はハッピーエンドでした。
ここからネタバレ
あらすじに目の傷や話せない攻めと書いてあるのに案外あっさり治したり。
声を治す前と治したあとの印象がかなり違ったりと、攻めと受けの性格がけっこうブレブレな感じはします。
理由は分からなくはないんですけど、
受けが瀕死になったり、寝取りにあったりと結構可哀想ですが、私は好きではあります。
ほかのレビューでも書いてますが、この寝取りを受け入れちゃってたりするところで賛否が別れるんだと思います。
何も考えず、健気な受け可哀想…、溺愛攻め最高!って思える人は刺さると思います。
受けが可哀想な目にあうのが好きな人におすすめです。
読む人によって評価が分かれそうだな、というのが読後の感想です。
その理由は、綾人がアレク(攻め)以外の男に犯されるシーンがあるから。
アレクの目の前でヤられるわ、綾人は自暴自棄になって笑い泣きしながら抱かれるわでカオス。
一応ハッピーエンドなストーリーですが、満足な読後感を得られなかったのはそんな描写があったのが大きいです。
しかも。
綾人の中では、無理やり抱かれたことよりアレクにその現場を見られたことが嫌だったらしく、はぁ?でした。
じゃあ見られなければ良かったのかよ、ってなりましたし、好きでもない男に無理やり抱かれても綾人の中ではそこまで嫌悪感を抱いていなかったというまさかの反応。それってどうなのって思いました。
綾人を犯したのはアレクの兄で、綾人とは最初の方で面識があった謎の男・オルです。
綾人のことを好きだったから、弟に奪われたから、その他いろんな要因があっての綾人への強姦行為だったわけで、オルにも同情の余地がある、というのがどうやらこの作品の解釈のようです。現に、表紙にもばっちり描かれていますし、そんな悪い男じゃないというフォローがありありでした。
私の中では基本的には他の人とはあんまりヤッて欲しくない。だけど、ストーリー的に必然性を感じればスルーできるくらいの感覚です。なので、強姦シーンがあったとて、これがストーリーを盛り上げるためなら看過できますが、特に必要性を感じなかったので「中立」という評価にしました。
無くても成立するなら無い方が良い。だってねぇ……好きな男の前でヤられるなんて結構ショッキングですよ。そのせいで綾人の心は壊れもするのに、理由が抱かれたことより見られて嫌われることが一番大きいなんて言われたら、綾人のアレクへの好きはどうなってんのって疑いたくもなりますってーー…
作品全体の雰囲気として"罪を憎んでオルを憎まず"な風が吹いてて、綾人はその後オルとは友だちのように接してますし、オルもそんな感じ。肝心なアレクは、綾人がどこにもいかないように鎖でガチガチに縛りつけて執着心を露わにする、こちらもちょっとイッちゃってます。
綾人的にそんな束縛も嬉しいみたいな風だし、そもそも他の男に抱かれても嫌じゃなかったと思うくらいなので、脳みそは大概のお花畑。綾人にはビッチ属性もありそうです。
強姦・陵辱シーンの火消しに回るかのように、そのあとはめちゃくちゃに幸せムーブをガンガン出してきます。が、そう簡単には切り替えできないのが私です(笑)
あの強姦シーンがなければ違う読後感だったかなと思います。
"お清めセックス"なる上書き行為を延々とされるので、そういう執着を煽るためのシーンだったとしてもあんま響かなかったです。
ハッピーエンドだけど、これをハッピーエンドの完全勝利というにはちょい疑問かな。確かに奴隷に溺愛されるお話ではありましたけど、思いっきりそのスタンスに寄りかかれるだけの気持ちにはなれませんでした。
アレク×綾人
2人に溺愛されることも三角関係も3Pもない。
(表紙がイメージ違いかも。)
平凡な社会人・綾人が、
女神の手によって奴隷制度のある異世界に転生させられるところから始まる。
突然異世界の生活で、
冷静さを保とうとする綾人が、
ただ異世界のことを知りたくて奴隷のアレクを買ってしまう。
途中で痛い目に遭いながらも、
なんとか平気で乗り切っていく綾人に、
重溺愛がどんどん強まっていくアレク。という2人の関係の展開。
ファンタジーや主従の要素よりも、
魔法/スキル/レベルというRPGゲームの世界観に重点が置かれて、
2人が共に成長しながら、
登場人物たちの関係や、
複雑な王族の背景が絡み合う
悪質な闇がやや混乱させて、
個人的には、全体的に
少しごちゃごちゃしている進行が否めない。
面白さがあまり感じられず、
BLはあくまで醍醐味として扱われて、
エッチシーンが無理やり組み込まれた印象で、
2人の心理や感情の揺れ動きが薄く描かれているのが残念でした。