問題児王子とお目付け役が幸せになるまで

mondaiji ouji to ometsukeyaku ga shiawase ni naru made

問題児王子とお目付け役が幸せになるまで
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
5
評価数
1
平均
5 / 5
神率
100%
著者
かがちはかおる 

作家さんの新作発表
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イラスト
猫柳ゆめこ 
媒体
小説
出版社
シーラボ
レーベル
ラルーナ文庫オリジナル
電子発売日
価格
ISBN

あらすじ

ルヴァンヌ王国第三王子で五歳のリュカは、ちょっとしたことですぐにかんしゃくを起こし行儀作法も知らない問題児。持て余した国王から、友好国であるベルーサ王国で一年間遊学し見識を広めてくるようにと命じられてしまった。そんなリュカの従者に選ばれたのは厳格な寄宿学校を出て教師を目指していた、いとこに当たる青年・レネ。二人は海を渡り、「太陽と海の国」と呼ばれるベルーサ王国の王宮で貴賓として世話になることになった。世話係は第二王子のアレッサンドロ――褐色の肌と豊かな黒髪、野性的な美を放つ彼は気さくで少々破天荒なところがあり、いきなり二人を港町に案内するという王族らしくない振る舞いも。だが気遣いもできる男で、リュカが周囲と馴染めるよう頑張るレネを傍でしっかり支えてくれたりもする。こうして初めはレネ以外とは打ち解けず反抗的だったリュカも少しずつ王太子の子どもたちと仲良くなっていき、それとともにアレッサンドロとレネの距離も近づいて…。

表題作問題児王子とお目付け役が幸せになるまで

アレッサンドロ・バスクーリ、23歳、ベルーサ王国第二王子
レネ・ブランシュ、20歳、ルヴァンヌ王国第三王子の従者

レビュー投稿数1

子育てのバイブルとしてぜひおすすめしたい

これ、世の中の子育て中のパパさんママさんにめっっっちゃ読ませたい。
子どもとの向き合い方、寄り添い方に感動・感動・感動……。引き込まれました。

思うように子どもが言うことを聞かないことってあると思います。
こちらの思いが伝わらず、子どもにイライラすることもあると思います。

私も子どもを育てる親の身。すごく身に沁みる子育て術を学ばせてもらいました。
物語の中の世界でしょって思うかも知れないけど、リアルでも通じる子育て術だと思います。ただレネの見守りは非常に根気のいることで、骨が折れるとは思いますが、すごく素敵な接し方。私も絶賛子どもの向き合い方に悩み中なので、ぜひ参考にさせてもらおうと思いました。

作者さんはお子さんがいるのでしょうか?いなくてこのアプローチはすごいと思う。
手のつけられない問題児王子・リュカが、従者・レネの愛を受け普通の可愛らしい子どもに成長していくことのワクワク感をたくさん楽しませてもらいました。実の親に半ば見放されたリュカが、異国の地でたくさんの愛に包まれていく。問題児と言われてるけど、最初から問題児だったわけじゃない。小さなリュカを傷付けてきた大人たちの罪は重く、そのことにも気付かない大人たちはものすごく哀れに見えました。
自分たちにとって都合の良い子どもしか愛せないなんて自分勝手だなと思う一方、ベルーサで立派に成長した姿を見せつけてやれ!!と、いつか来る未来に期待したいです( ´▽`)

なんか子育てのことばかり話してしまいましたが、BLのところももちろん読み応えはしっかりとあります。
レネが従者として赴いたベルーサ王国の第二王子・アレッサンドロとのロマンスは、子どもとの接し方をキッカケに深まっていくところが面白かったです。レネが献身的にリュカ尽くす姿に好意を持ったアレッサンドロが、これまで誰かを愛することに本気にならなかったのにレネに本気になったところはニヤニヤでした^ ^
最後がなんといっても見ものでしたね。はーー…チャラそうな王子の本気の愛にマジ痺れたし、この結末はすごいのひと言でした。
こんなんやっちゃうとか神すぎるぞ、アレッサンドロ…!
ドラマチックサプライズにヒーハーしました!
レネにとってもリュカにとっても救いとなったエンディングはめちゃくちゃ最高でした。


子ども側の、親に愛されたいと思う気持ちを主軸としたストーリー展開は、ヒューマンドラマ的な側面も。子を育てるとは?家族とは?愛とは?……ついそんなことを考えてしまう深いメッセージ性のあるストーリーも見どころです。
とっても素敵な作品でした。おすすめです!

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