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mondaiji ouji to ometsukeyaku ga shiawase ni naru made
これ、世の中の子育て中のパパさんママさんにめっっっちゃ読ませたい。
子どもとの向き合い方、寄り添い方に感動・感動・感動……。引き込まれました。
思うように子どもが言うことを聞かないことってあると思います。
こちらの思いが伝わらず、子どもにイライラすることもあると思います。
私も子どもを育てる親の身。すごく身に沁みる子育て術を学ばせてもらいました。
物語の中の世界でしょって思うかも知れないけど、リアルでも通じる子育て術だと思います。ただレネの見守りは非常に根気のいることで、骨が折れるとは思いますが、すごく素敵な接し方。私も絶賛子どもの向き合い方に悩み中なので、ぜひ参考にさせてもらおうと思いました。
作者さんはお子さんがいるのでしょうか?いなくてこのアプローチはすごいと思う。
手のつけられない問題児王子・リュカが、従者・レネの愛を受け普通の可愛らしい子どもに成長していくことのワクワク感をたくさん楽しませてもらいました。実の親に半ば見放されたリュカが、異国の地でたくさんの愛に包まれていく。問題児と言われてるけど、最初から問題児だったわけじゃない。小さなリュカを傷付けてきた大人たちの罪は重く、そのことにも気付かない大人たちはものすごく哀れに見えました。
自分たちにとって都合の良い子どもしか愛せないなんて自分勝手だなと思う一方、ベルーサで立派に成長した姿を見せつけてやれ!!と、いつか来る未来に期待したいです( ´▽`)
なんか子育てのことばかり話してしまいましたが、BLのところももちろん読み応えはしっかりとあります。
レネが従者として赴いたベルーサ王国の第二王子・アレッサンドロとのロマンスは、子どもとの接し方をキッカケに深まっていくところが面白かったです。レネが献身的にリュカ尽くす姿に好意を持ったアレッサンドロが、これまで誰かを愛することに本気にならなかったのにレネに本気になったところはニヤニヤでした^ ^
最後がなんといっても見ものでしたね。はーー…チャラそうな王子の本気の愛にマジ痺れたし、この結末はすごいのひと言でした。
こんなんやっちゃうとか神すぎるぞ、アレッサンドロ…!
ドラマチックサプライズにヒーハーしました!
レネにとってもリュカにとっても救いとなったエンディングはめちゃくちゃ最高でした。
子ども側の、親に愛されたいと思う気持ちを主軸としたストーリー展開は、ヒューマンドラマ的な側面も。子を育てるとは?家族とは?愛とは?……ついそんなことを考えてしまう深いメッセージ性のあるストーリーも見どころです。
とっても素敵な作品でした。おすすめです!