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百獣の王は夫に尽くしまくり‼
hubin ouji ni tensei shitara, juujin taishi no tsugai ni narimashita
織緒こん先生の作品を読むのは「カリスマ主婦の息子、異世界で王様を餌付けする。」以来になります。今回は異世界転生とあらすじにありますが、日本の大学生だった前世の記憶でクラフトクリフが大活躍するわけではないのです。
むしろヴェッラネッラ王国が獣人の国であるリオンハネス王国に攻め入って滅亡するまで生き残る為のものでした。リオンハネス王国に行ってからは姉のジェインネラともに大事にされ、やっと健康を取り戻すんです。
クラフトクリフのヴェッラネッラ王国での境遇は悲惨でしたが、お話はどちらかと言うとコミカルでクリフトクリフとリオンハネスの王太子リカルデロとの認識の違いにクスッと笑えるんです。
そしてこの作品の悪役であるクリフトクリフの父王や隣国の王にしても、道化的要素が強くて小物という人物像でした。
王太子のリカルデロ自体が飾らない人物で民から慕われている美丈夫なのですが、番としてクリフトクリフをロックオンしてからは真綿で包むように甘く溺愛してました。
個人的にクスッとしたのがクリフトクリフが健康になってからやっと身体が成長し始めるのですが、まだまだ性的には未熟で「ふんわりしかおっきしないのに!」と叫んだところでした。
獣人は番をとても大事にするのでリカルデロもクリフトクリフが成熟するまで手を出さないんです。そして子供をとても大事にしていて他国民であっても虐待は許さず自国の法律で裁くという徹底ぶりでした。
楽しくてテンポが良い作品でした。