百獣の王は夫に尽くしまくり‼

不憫王子に転生したら、獣人王太子の番になりました

hubin ouji ni tensei shitara, juujin taishi no tsugai ni narimashita

不憫王子に転生したら、獣人王太子の番になりました
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×21
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
1
得点
9
評価数
2
平均
4.5 / 5
神率
50%
著者
織緒こん 

作家さんの新作発表
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イラスト
芦原モカ 
媒体
小説
出版社
アルファポリス
レーベル
アンダルシュノベルズ
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784434341694

あらすじ

日本の大学生だった前世の記憶を持つクラフトクリフは異世界の王子に転生したものの、母親の身分が低く、同母の姉と共に継母である王妃に虐げられていた。そんなある日、父王が獣人族の国へ戦争を仕掛け、あっという間に負けてしまう。戦勝国の代表として乗り込んできたのは、なんと獅子獣人の王太子のリカルデロ! 彼は臣下にクラフトクリフを戦利品として側妃にしたらどうかとすすめられるが、王子があまりに痩せて見すぼらしいせいか、きっぱり「いらない」と断る。それでもクラフトクリフの処遇を決めかねた臣下たちは、彼をリカルデロの後宮に入れた。そこで、しばらく世話をされたクラフトクリフはやがて健康を取り戻し、再び、リカルデロと会う。すると、何故か、リカルデロは突然、クラフトクリフを溺愛し始めた。リカルデロの態度に心当たりのないクラフトクリフは情熱的な彼に戸惑うばかりで――!?
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レビュー投稿数1

獣人国が素晴らしい

織緒こん先生の作品を読むのは「カリスマ主婦の息子、異世界で王様を餌付けする。」以来になります。今回は異世界転生とあらすじにありますが、日本の大学生だった前世の記憶でクラフトクリフが大活躍するわけではないのです。

むしろヴェッラネッラ王国が獣人の国であるリオンハネス王国に攻め入って滅亡するまで生き残る為のものでした。リオンハネス王国に行ってからは姉のジェインネラともに大事にされ、やっと健康を取り戻すんです。

クラフトクリフのヴェッラネッラ王国での境遇は悲惨でしたが、お話はどちらかと言うとコミカルでクリフトクリフとリオンハネスの王太子リカルデロとの認識の違いにクスッと笑えるんです。

そしてこの作品の悪役であるクリフトクリフの父王や隣国の王にしても、道化的要素が強くて小物という人物像でした。

王太子のリカルデロ自体が飾らない人物で民から慕われている美丈夫なのですが、番としてクリフトクリフをロックオンしてからは真綿で包むように甘く溺愛してました。

個人的にクスッとしたのがクリフトクリフが健康になってからやっと身体が成長し始めるのですが、まだまだ性的には未熟で「ふんわりしかおっきしないのに!」と叫んだところでした。

獣人は番をとても大事にするのでリカルデロもクリフトクリフが成熟するまで手を出さないんです。そして子供をとても大事にしていて他国民であっても虐待は許さず自国の法律で裁くという徹底ぶりでした。

楽しくてテンポが良い作品でした。

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