過去に戻ったΩですが冷徹な辺境伯に溺愛されています

kako ni modotta omega desuga reitetsu na henkyouhaku ni dekiai sareteimasu

過去に戻ったΩですが冷徹な辺境伯に溺愛されています
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×25
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

260

レビュー数
3
得点
26
評価数
7
平均
3.7 / 5
神率
0%
著者
天野かづき 

作家さんの新作発表
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イラスト
蓮川愛 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784041151884

あらすじ

夫であるαに殺されたはずが、気づくと結婚前に戻っていたΩのリュート。自分を殺す男との結婚から逃れるため、夜会で出会った戦闘狂と噂のαである辺境伯ジオラルドに結婚を申し込む。途端、発情してしまい…?

表題作過去に戻ったΩですが冷徹な辺境伯に溺愛されています

ジオラルド・イステリア、辺境伯、α、28歳
リュート・フラダリア、男爵家Ω、21歳→18歳

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数3

二度目の人生

蓮川先生だったのでマストバイ。さらっと読んでしまったですが、攻めが好みのタイプだったので萌にしました。強くて、しっかり足が地についた雰囲気の攻めがお好きな方でしたら嬉しいのでは。本編210Pほど+あとがき。

夫であるセオドアの酷い執着により首を絞められ死んだと思ったリュート。でも目が覚めたら、そこは自宅。しかも、今日は三年以上前に済ませたはずのデビューの日だと言われ・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
セオドア(受けに執着する伯爵)、攻めの親友やら側近とか攻め領地の使用人等、受けの両親と妹などなど。

++攻め受けについて

受けはオメガで、アルファを産む可能性があるため、デビュー後すぐに結婚の申し込みが来る方。1回目の人生では伯爵家嫡男のセオドアと結婚しています。なよなよしくはなく、出来ることは自分でやろうとされる、健気さん。

攻めが好きだった~
オメガ嫌いと噂されていたんですが、「結婚してほしい」と頼み込んだ受けの願いを聞き入れ、結婚したら優しい~ジェントル~でもやることはやるー(笑)。強いしね♡

セオドアが怖かったんですけど、受けがちゃんと撃退してくれるので良かったです♡攻め受けともそんなに記憶に残るキャラではないんですけど、蓮川先生マジックで攻めのビジュアルに目が♡になってしまった一冊でした。

1

恋愛面をもっと欲しかった

電子書籍で読んだのですが残りのページ数がわからないままだったので、最後は突然え?今?で終わった印象です。

切ないすれ違いや思い込みもありましたが、攻めジオラルドが良い人なので長引かせず和解して良かったです。

それにしてもあの方のリュートへの執着の根拠が知りたいですね。どっちの時間軸でも…、恐ろしいですね。

最初から薄々ジオラルドをリュートのヒートに巻き込んだというわけではないのでは?と思ってたのが最後に種明かしがあります。
それを読むとそっかあやっぱりそっかあ!良かったねえ!!ありがとう向こうのジオラルド!とジーンときます。

オメガバースと逆行と魔法や魔獣やらで盛りだくさんで詰め込みすぎ感もあり。恋愛面がもうちょっとしっかり読みたかったなあ。
それにしても素敵な人だな、ジオラルド。

3

冷徹どころか…!な辺境伯攻めに萌えに萌えた

蓮川愛先生の描く攻め・黒髪の辺境伯ジオラルドが麗しくて萌えに萌えたー…!
受け君をバックハグする表紙も最高✨

貴族×オメガバース×時間軸を逆戻りするタイムリープファンタジー。
αは魔力を持っているとか、「運命の番」であることはαだけが分かるといった独自設定もあります。

受けである男爵家のΩ・リュート視点で、自分が首を絞められα夫に殺されるという、衝撃的な場面から始まるお話。

こう書くとなんだかてんこ盛り設定に見えますが、実際読むとそんなことはなく。

どこまでも執着してくる元夫・セオドアの不気味さやタイムリープの謎、セオドアはいつからリュートに好意を持っていたんだろう?といった点などなど、先を知りたくてワクワクしながら読み進めました。

夫であるα伯爵・セオドアに首を絞められ意識を失い、死んだはずが、気付くと3年前にタイムリープし、実家の自室で目覚めた男爵家長男のリュート(受け)。

このままではまたセオドアに見初められ結婚し殺されるルートを辿ってしまう…!と焦った彼は、お披露目式で別のαを見つけ、番になってもらおうと考えます。

そしていざお披露目式が始まると、バルコニーで偶然出会った辺境伯・ジオラルドに勢いで「番になって欲しい」と話を持ち掛けます。
ジオラルドには「俺はΩと番うつもりは…ない」と戸惑いながら一度は拒絶されるのですが、その時抑制剤を飲んでいるはずのリュートの体に変化が起こり、突然ヒートが始まってしまい…

と続きます。

何よりも萌えたし印象的だったのが、タイトルにもある”冷徹”なはずの辺境伯の見せてくれる優しさ・甘さ!!全く冷徹ではない〜!

リュートの急な発情により事故のような形で体を繋ぎ番となった二人ですが、抱く時はもちろん、それ以外でリュートに接する時も寡黙ながらとても優しいジオラルドに、きゅんとしてしまいました。

リュート自身もジオラルドのそんな性格にいち早く気付き、グッと惹かれていく描写に「いいぞ!いいぞ!」と応援してしまったw

このリュート、リープ前は夫であるセオドアに鎖で拘束され自由を奪われ蹂躙されて…と、およそ3年間もひどい結婚生活を送っていたんですね。

その記憶が鮮明にあるため、「屋敷の中の図書館は自由に訪れていい」とか、「街の中にも護衛やジオラルドが一緒であれば出かけてもかまわない」と言われたことにひどく感銘を受けていて、切なくなってしまいました。

3年ぶりに得た自由と、優しく包み込んでくれる愛。本当に良かったね…!

Ωであるリュート自身が作中に出てくる魔物や元夫と戦ったりするわけではなく、ジオラルドが常に颯爽と救い出してくれるため、”強い受け、戦える受け”を求める方にはもしかしたら少し物足りないかも。

でもでも、王道とも言える”守り・守られ”の関係もやっぱりいいな、と胸ときめきました。

リュートも決して精神的に弱いわけではなく、自身の死という運命を変えようともがき、頑張る姿に共感。魔物退治に出かけたジオラルドを待つしかない自分に焦ったさを感じつつも、無事を祈る姿も健気で応援したくなりました。

終盤、元夫・セオドアが再度現れる場面からの展開は、少しだけ性急な感じもしたけれど…(堅固な守りのはずの屋敷に、どうやって入ったのかな?など、細かい点がちょっと気になってしまって;)。

でもでも、歪んだ元夫の執着と三角関係に”運命の番”というロマンティックな面も加わり、最後までドキドキハラハラの、読み応えある物語でした。

そしてこれは最初にも言ったんですが、何度見てもやっぱりジオラルドのビジュ、最高〜(もちろん内面も❤︎)!!
大好きなタイプの年上攻めのカッコ良さを、一冊まるっと堪能しました✨

3

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