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古書屋で4冊「嵐」シリーズを買いました。
BL小説のハシリ、古典的作品に該当するのだろうか??
大阪在住らしい著者、灰原桐生さんが、今ご存命なのかもわからない。
この本が最新で、2004年以降の発刊物無し、活動していないみたい。
粗筋は既に投稿があるので感想だけ。
ヤオイからBLが出来たばかりの作品なのか、嵐と言うけど、そよ風程度、
狂暴と書いているけど大人しい内容でした。
文章や構成が丁寧です。
綺麗な乱れのない文章なので、今はやりの作品によくありがちな読みづらい独りよがりが無い。主語が分からない作品を読んで疲れたら、昔の人気作品を読んで脳内整理すると良いと思いました。
脳のオアシス的な作品です。
良いものは時間が経っても良いです。
21歳差の恋人同士、秋一郎と千尋は、何のかんの言いながら、変わらぬラブな日々を送っていた。
ところが、砥上家では秋一郎の父親が突然、「引退する」と言い出し、勇虎会の跡目を秋一郎に継がせる企みを進めていた。千尋と別れるか、千尋を愛人にして勇虎会を継ぐか、選べと迫られた秋一郎だったが、どちらも拒否する……。
けれど、そんな時、次期会長候補だった秋一郎の義兄が襲撃される事件が起こり、後始末に「引退した」と言い張る秋一郎の父親のせいで、秋一郎が駆り出されることになる。
そうやって秋一郎が部屋を空けた隙に、今度は秋一郎の父親が千尋を呼び出した。
そして、千尋に大金を渡して秋一郎と別れろというんだけど、お金だけでは千尋を別れさせることはできず、今度は刀で千尋を脅しました。本当に、命を奪われそうなその迫力に千尋はふらふらとそのお金を持って帰ってしまう。すると今度は、その持って帰ったお金を秋一郎に見つけられて、大ゲンカ。
まぁ、結局は、千尋の魅力で秋一郎の父親はメロメロになっちゃって、千尋と秋一郎の関係は認められちゃうんですが。
さすが、ファザコンのオヤジキラー・千尋(爆)
でもまぁ、千尋だって悪い子じゃないし、真っ直ぐだから、まぁ、話せば分かってもらえるっていうのはあるよね。
これで一応、どういう形にしろ、両親公認なわけなんですね、このカップルは……。よかったよかった……のかなぁって感じですが。
もうここまできたら、きっと二人の仲は誰も邪魔できませんよね……
と思ったら、ここまでの黒幕。
秋一郎の義兄を襲わせた張本人が、秋一郎の事務所で働くことになりました。
しかも、どうやら彼は秋一郎に惚れてるようで。
これは千尋にとってはかなりのピンチなのでは?? だって、秋一郎の事務所で働くってことは、千尋よりも長いこと、秋一郎の傍にいるってことにもなりかねないんだよね……。
ってところで終わってます。
まだまだ続きが書けそうな感じはありますね!