ボタンを押すと即立ち読みできます!
shishinseiryuuki
初めて読んだ作家様なんですが(本当の意味で”初めて”読んだのは同じ作者様の同日発売、『俺様高校生αとおじさんΩ』です)、えー……めっちゃくちゃ面白い!!本当の本当に、ページをめくる手が止められない止まらない!!(興奮)
「俺様高校生α〜』の方では切ない歳の差オメガバースに思わず涙したんですが、こちらはまた雰囲気の異なる中華風異世界転移ファンタジーです。
以下、ネタバレ含みますので未読の方はご注意ください。↓
主人公は、お人好しの父親のもと、同じようにお人好しとして育ち暮らしてきた40歳の平凡なおじさん・鈴木和男(カズオ・受)。父親の葬儀の日、突然現れた白髪赤目の少年に「助けて!」と言われその手を握ったところ、異世界の青龍という国へと飛ばされてしまいます。
そしてそこで自分が「救世主」でありこの国の王・藍雨(ランユィ・攻)の「伴侶」なのだと告げられるのですが、それを聞いた藍雨は「なぜこんなおじさんと!?」と怒り狂い、カズオを追い出してしまいーー
と続く、中華風ファンタジー。
この、傲慢・俺様的態度で常に不機嫌な攻め・藍雨が後半にかけて、めちゃくちゃ変わっていくんですが、それが面白くて萌えて仕方なくて!!(二度目の興奮)
初対面ではめちゃくちゃ感じが悪かったのに、平凡おじさんだと侮っていたカズオが宮中の子供使用人たちを取りまとめ、優しく面倒を見、柔道の技で自分(藍雨)を投げ飛ばしたかと思えば自分の苦労を気遣う優しい言動を見せるー
もう、気になっちゃうよね、ドキドキしちゃうよね…!ってクスクス笑いたくなっちゃうほど、急速に藍雨がカズオに興味を持ち、惹かれていくのが伝わってきてキュンキュンです。
身分的には「王」であり国で一番偉い人なのに、健気に一生懸命カズオの気を引こうとしてるのが、ものすごく可愛いんですよ。。花束を贈ってみたり、カズオの好みだという”優しい”性格になろうとして振る舞い「気が触れた」と思われて部下に祈祷師を連れてこられたり(笑)
幼馴染でもある部下には「脳に寄生虫が入ってるのかもしれないな」なんて言われてて、声を出して笑っちゃいましたꉂ(๑˃▽˂๑)
受けのカズオもまた、とっても魅力的な人物。
見た目は白髪混じりの平凡おじさんかもしれないけれど、とても”平凡”とは言えないようなことをサラリとこなし、転移先の世界に馴染んでいくカズオ。頼もしい〜!!
体格では藍雨に劣るけれど、子供たちが作った肉じゃがのお椀を放り投げた藍雨をきちんと叱ったり、柔道技で跳ね飛ばしたり、と格好いいんです・:*+.
はーー、攻め受けどっちもキャラが好きすぎる。。
恋愛面に関しては、こちらの上巻では本番はまだ。でも、慣れないカズオを優しくしつこく責める藍雨がやらしくて、「いいぞ!もっとやれ!」と思いながら夢中で読んでました笑 カズオ、がんばれーー!
…と、キャラとラブ面についてしか語っていませんが、ストーリーももちろんめちゃめちゃ面白いです。
カズオに「人魚」という非常に希少な”加護の力”=驚異的な治癒力があることが分かり、それを巡って一波乱起こりそうな予感ーー
という、超絶気になるところで終わっている上巻。
この時間からでも下巻を読み始めたいところですが、明日の楽しみに取っておこうと思います。
あっそうそう、ちっちゃな白蛇少年…ではなく神獣・小龍(シャオロン)が可愛くて可愛くてお気に入りキャラです❤︎下巻で活躍してくれるといいな✨と楽しみです!