先生と化物のものがたり

sensei to bakemononomonogatari

先生と化物のものがたり
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%
著者
野原耳子 

作家さんの新作発表
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媒体
小説
出版社
電書バト
レーベル
電子発売日
価格
ISBN

あらすじ

人間×化物(目玉だらけの赤黒い泥の塊)

――人間と化物の、おぞましいまでに純粋な愛 化物は赤黒い泥のような塊で、 人の嫌悪を一身に受けるような、忌々しく不気味な姿をしている。
地下に住むその化物を、『先生』はチカテルと呼んだ。
誰からも愛されず、虐げられながら生きてきた化物を『先生』は心から愛し、 化物とのあいだに双子の子供をもうける。
だが、化物には永遠の命があり、人間である『先生』には寿命があった。

生まれ変わりながら何度でも化物を愛する男と、 健気に『先生』を恋い慕う化物との、何百年にもわたる純愛のものがたり。

◆注意事項
・受けは人の形をしていません(エロの際も人型化しません)
・読む方によっては激しい不快感を感じる可能性があります。ご注意下さい。
・先生と化物のシリーズ5作+書き下ろし番外編1作を合わせた電子書籍です。
 短編「先生と化物の話」  短編「先生と化物のおしまい」
 中編「先生と化物のはじまり」
 短編「双子の蜘蛛の旅路」
 中編「男子高校生と化物の恋バナ」
 番外編「メグル、人間やめるってよ。」

※『化物シリーズ』第1巻

表題作先生と化物のものがたり

先生、化物遣いの家の息子、10歳→80歳近く
チカテル、先生の家の地下に住む化物(目玉だらけの赤黒い泥の塊)

同時収録作品先生と化物のものがたり

池田巡/メグル,高校生→社会人,先生の生まれ変わり
チカ(チカテル),化物(目玉だらけの赤黒い泥の塊)

レビュー投稿数1

BLなのかどうかはちょっと「?」だけど、純愛の物語

同じ野原耳子先生の「四神青龍記」と「俺様高校生αと用務員のおじさんΩ」がとても良かったので、こちらの化物受けくんの物語もきっと面白いだろうと思い、手に取ってみました。

や、野原耳子先生、「俺様〜」で初めて読んだ先生なのですが幅の広さがすごい…!
こんなオカルトものも書ける方なんだ…とびっくりです。上記の2作とは全く毛色の違う人外ものなので。

ええとまず、本当に最初から最後まで”化け物”姿で人間の生殖器官的なものもないので、BLと言えるのかどうかはちょっとどうだろう…?という感じがしなくもないのですが(むしろ描写されてる器官的に、女性の身体っぽい気もする)。
一応、一人称「おれ」って言ってるから男性を自認してるってことなのかな。

こう、格好いい男の子二人を見て癒される…的な萌えは全く・一切ないのですが、切なさ漂う純愛もの、転生ものでした。攻めが転生するバージョン。

登場する「神様」でさえ、「自分が作ったものの中で一番醜い」と言い放つ(ひどい)化け物の”チカテル”。
見た目描写は確かにグロいんですが、、一途健気で可愛い受けくんでした。

先生との間にできた双子の子ども、”よるくも”と”ひるくも”も可愛い。
転生した高校生の「とうさま」に一生懸命話しかけ、「かあさまに会いにきてください」と頼む姿が健気で…うるっときちゃいました。

BLかどうか微妙なところだし、化け物受け出し…ということでまず間違いなく読み手を選ぶ作品だとは思うのですが、受け君と先生、そして絆され高校生(先生の転生後)との純愛物語、確かにグッとくるものも感じる作品でした。

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