俺様高校生αと用務員のおじさんΩ

oresamakoukousei α to youmuin no ojisan Ω

俺様高校生αと用務員のおじさんΩ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×22
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
16
評価数
4
平均
4 / 5
神率
25%
著者
野原耳子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
桝目の助 
媒体
小説
出版社
電書バト
レーベル
電子発売日
価格
ISBN

あらすじ

★俺様高校生α(18)×用務員のおじさんΩ(40)

熊谷満夫は、元番と別れてからひとり孤独な人生を送るオメガだった。
学校用務員として働き、日々をただ静かに過ごすことだけを望んでいた熊谷の前に、ある日、アルファの転校生、成海亮が現れる。
成海は、強引な結婚から逃れるために、運命の相手を探しに日本へ戻ってきたのだと言う。
苛烈で強情で、それでいて不器用なぐらい真っ直ぐな成海の姿に、熊谷はかすかな羨望を抱くようになる。

ベータのおじさんだと勘違いされたまま、成海との距離は次第に縮まっていくが、徐々に成海は熊谷へと疑いの眼差しを向け始める。
そうして、ヒートが訪れた時に、成海に熊谷がオメガだと気付かれてしまい――

若さから真っ直ぐに想いをぶつけてくるアルファと、大人であるがゆえに高校生からの気持ちを受け容れることができないオメガの22歳差の恋のお話。

※『オメガバース年下攻めシリーズ』2巻
※前作である「ひとでなしアルファに、白い花を」の登場人物が出てきますが、このお話単品でも読めます。

表題作俺様高校生αと用務員のおじさんΩ

高校3年生,α,18歳
高校の用務員,Ω,40歳

レビュー投稿数1

ボロ泣き。。歳の差22歳の、年下攻めオメガバース

最近読み漁っている野原耳子先生。

年下攻めオメガバースシリーズの中の一作であるこちら、シリーズの中でも一番好きで、何度も読み返しています。

今朝、また読み返して朝からボロボロ泣いてしまった、、

歳の差なんと22歳、傲岸不遜な態度の高校生・成海(α)× 冴えない学校用務員、40歳の熊谷(Ω)というカプのお話です。シリーズの中でも最大の年齢差。

こちら、受けの熊谷の過去が本当に悲しく切なくて、、

20代の頃、隣に住む幼馴染α・雅明と番になるも、彼の前に”運命の番”が。その雅明の運命の番であるΩから、土下座して「別れて欲しい」と言われ、絶望のうちに彼の元を去って…という辛いバックグラウンドを持つ熊谷。

雅明から離れた時の「好きな人ができたから離婚してください」の書き置きの描写に、胸を抉られたような気持ちになりました( ; ; )

雅明に噛まれたうなじを何度も何度も擦り、肉を抉ったせいでそこは醜い傷跡に。
普段はハイネックで首元を隠しながら、βとして用務員の仕事を淡々とこなし、番を失った孤独を一人耐え忍ぶ熊谷の前に、ある日俺様な態度の高校生が現れてー

と続くお話です。

手作りのお菓子やおかずをせっせと熊谷のもとへ運び、無意識のうちに熊谷にマーキングしようとしてる成海の献身が健気で可愛い。

突然のヒートに襲われた熊谷を衝動にまかせて襲ってしまい、中出しして「これで完全に俺のもの」と仄暗い執着・独占欲を見せるところも、熊谷が可哀想でたまらないんだけどなぜか萌えてしまった。。

その後介抱されている時に成海を雅明だと勘違いし、「戻ってきてくれたの」「もうどこにも行かないで」と縋り付く熊谷の姿に、目からボロボロ涙大粒の涙が。。
初めて読んだ時が一番泣きましたが、2度目も3度目もやっぱりこのシーンで泣いてしまう。

ファンタジーとは分かっていても、自分の気持ちに素直になれない熊谷に(いやそりゃ40歳の大人が18歳になんて、ブレーキかかって当たり前だよ、と熊谷に思いっきり感情移入しつつ)「自分が40歳になるまで待つ」と本気で告げて待とうとする成海に、心をがしっと掴まれ持っていかれました。

この一作を読んで、続けて番外編の一冊を読むまでがルーティーン。
番外編は濃厚5日間えちとその結果…が見られて、幸福感に包まれる。熊谷さんの腰が心配ではあるけれど(。-∀-)

切なさと、ドーン!と落とされる感の後に感じるこの幸福感が病みつきになる「年下攻めオメガバース」シリーズ、この週末に他作品も読み返してしまいそうです。

2

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