αの溺愛に飼われΩは本物の愛を知る

arufa no dekiai ni kaware omega ha hommono no aioshiru

αの溺愛に飼われΩは本物の愛を知る
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌3
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
10
評価数
4
平均
2.8 / 5
神率
0%
著者
森崎結月 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
カワイチハル 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784344854215

あらすじ

カースト下位である自分の居場所が欲しくて、高校卒業後にフリーターとしてカフェバー『アスタリスク』でバイトをしながら芸能界を目指す、モデルで俳優の水無月悠。 役者の仕事がやっと軌道に乗り始めた矢先、突然、今までいっこうにこなかったオメガとしての発情が身体を襲い、パニックを起こしてしまう。 このままでは本意ではない相手に犯されてしまう……そんな危機を、『アスタリスク』の常連でセレブ御曹司の次期社長・宝来透夜に助けられる。 その出会いがきっかけで、なんと、悠は彼に飼われることになり……? 年の差オメガバースBL!

表題作αの溺愛に飼われΩは本物の愛を知る

α,悠が働くカフェ&バーの常連客,大企業の次期社長,28歳
Ω,カフェ&バーのバイト,モデル,俳優,20歳

その他の収録作品

  • αとΩの番の二人は飽きることなく愛を貪る
  • あとがき

レビュー投稿数2

意地っ張り同士


一度は欠陥品と言われたΩが太いパトロンで花開く



α一族に生まれたΩの悠(受け)は欠陥品と言われ、αを産むための孕み胎にされそうになるも、母が離婚して連れて逃げてくれます。
苦労して育ててくれた母にもいい人ができ、早く自立しなければと俳優を目指してお金を貯める日々。
二十歳を迎えてもまだ発情期がこない悠は欠陥品という言葉が頭をよぎります。
そんな時バイト先からの帰り道、突然の発情期に襲われ、助けられたバイト先の常連の透夜(攻め)にプロデュースされることになります。

α一族からの逃亡から始まるので境遇は不憫です。ただ、母親からの愛情はたっぷり与えられたので絶望的ではなかったのが救いです。
母親もΩを産んだというだけで不貞を疑われるわ、息子を一族の産み胎にされそうになるわ、先が不安だろうに、速攻離婚して、よくぞ連れて逃げてくれたと思います。

透夜に出会ってからは大手プロダクションに移籍し、時間をかけて磨かれ、仕事を与えられ、それに懸命に答えた結果、一躍有名になります。
いわゆるシンデレラストーリー。

事件もちょっとあるけど全部透夜によって排除されます。
透夜視点も時々あるので、透夜にとっても悠は特別な運命の番のようなのですが、大人の余裕で我慢強いので、悠が透夜に夢中になって掌で泳がされてる感が凄い。
芸能界で花開く悠の様子より、社長と所属事務所のタレントとしての距離を取ろうとする透夜に相手してほしくてイライラする悠の様子の方が多く描かれていて、私的には思ってたのと違う感があります。
頑張ってるところはほぼひとことで終わらされていて、すぐに売れっ子になってる。
もっと頑張ってる悠の姿を見たかった。

悠もやりたい舞台ができるようになったし、透夜も、一度諦めたカメラマンという夢を叶えつつあるという、ハッピーエンドで終わるのですが、何と無くヤマなしオチなしの感じがしました。


読み終えて思ったのが、この話はオメガバースにする必要あったんだろうか。最初の一族を出るきっかけや透夜と出会い惹かれ合うという要素には使われてあったけどそれ以外は全くオメガバース仕事してない。
番と言っても、ほかのオメガバースの話と違い、お互いしかフェロモンが反応しないというわけでもないし、普通のBLでも成り立つ話に感じました。
オメガバースにするなら運命の番とか発情期とかならではの設定がもう少し仕事しても良かったのでは。


0

芸能界のシンデレラストーリー 読みやすいオメガバース

透夜(α)×悠(Ω)

α名家に生まれたΩの悠が、
母親と二人きりで離縁した。
20歳になって今は芸能界で頑張りながら、
カフェバーでアルバイトして更なる高みを目指す生活が、
母親の全力サポートがあって充実している。
不憫だけど、不憫さを感じさせない。

大企業の御曹司でカフェバーの常連客・透夜(28歳)が、
悠にとって気になる存在。

突然の発情で、
透夜に助けてもらうという王道展開での、
シンデレラ物語。
透夜が悠に新たな芸能界の道を提供して、
2人の同居生活が始まる。

両視点進行だから、
最初からお互いに惹かれ合っているのがわかる。

悠、
少し強気でプライド高くて、
ツンツンしながらも、
Ωの本能には逆らえなくて、
透夜に溺れてしまうしかない。
透夜の前で無意識に無防備になる姿が愛おしすぎて悶える!

透夜、
スパダリ感がたっぷりで、
包容力と溺愛の間に見せる傲慢さや、
悠を守りつつも、上から目線で、
悠が自分から求めるように仕向ける俺様な態度が萌えポイント!

透夜がかなりギリギリまで迫ってくるのに、
最後までしない2人の曖昧な関係がドキドキさせる!

普通の甘々なラストで良かった。

エロさと甘さと恋が並んで、
芸能界の深さの進行具合、
その中での透夜に包まれた悠の成長に引き込まれて、
オメガバースの魅力が見事に組み合わさった作品でした。

3

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