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動じない公爵様は超過保護!?
dekisokonai no jinan ha reikoku koushakusama ni dekiai sareru
1巻で無事に結ばれた二人のその後の話。
続きが読めると思わなかったのでうれしかったです。
個人的にすごく読みやすくて、ストレスなく集中して読めます。
物語自体も面白かった。
結ばれただけで終わりじゃない。ちゃんと、ふたりは互いを選んで人生を捧げ合うまでの描写が良かったです。
以下はネタバレある感想です
日々愛されていながら、なにか物足りないと感じる受け。兄との再会でその物足りなさがくっきりと形になった。
受けの意思を尊重したい一方、愛しすぎて閉じ込めてしまいたい独占欲が強い攻めの大人な対応が好印象だ。
いわゆる当て馬的な新キャラきっかけで、嫉妬心を隠しきれないいつもよりやや激しい情事の描写もまた好きだ。
攻め→事業にトラブルが発生。その対応に追われて受けとしばし離れる
受け→受けの役に立ちた方大学に短期入学。新しい友達ができて楽しい日々だが、攻めに会えなくて寂しいのと、いつか攻めに正妻ができたらとうじうじ悩む
受け視点で物語が進み、合間に時々攻め視点が入る。
攻めの気持ちが割とわかりやすいと思うけれど肝心な受けには伝わらない。恋人同士になってもすれ違いが発生する。
受けの気持ちがわからなくもないけど、もう少し攻めのことをちゃんと見てよ!と思わずにいられない。
ぐるぐる悩んで周りの話を聞いて攻めの行動を見てようやく自分の中に答えが出る。
そして攻めの事業のトラブルの解決へ
情事シーンの描写が濃すぎず、全体的な分量もちょうど良いと思います
物語の構成というのかな、結構上手な方という印象。
1巻のときもそうでしたが、ふたりの関係性の進展はもちろん気になりますが、それよりも事件やトラブルがどうなっていくのか気になってどんどん読み込んじゃいます