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uragiri mono no love song
原作が好きで、2巻発売と併せてCDも購入しました。
買ってから聴くまで心の準備が必要で今頃になりました。
心の準備なんて不要でした。
原作の良さがとても活かされていて、もう、ダンテとジーノそのままでした。
二人の声のイメージもそうですが、とにかく掛け合いが素晴らしい。
神出鬼没でジーノの部屋にやってきては入り浸るダンテ。ケンカップルな二人のやりとりが原作そのもので、聴いているだけで楽しい気持ちになり笑ってしまいます。
特に、秘密を堅持するジーノが健気で、生真面目で、その矜持の高さまでもが伝わってきてとても魅力的でした。
そして、頑なだったジーノの気持ちがダンテの存在によって解れていくのがよくわかります。
場面転換も多いのですが、原作どうだっけなど、場面を確認しなくても、目の前にあの街が、街の人々が目に浮かび、わかりやすいのも良かったです。
とても満足度が高かったので、2巻もぜひ同じキャストスタッフで音声化して欲しいです。
原作既読。
音声ドラマで改めて物語を聴き、その世界観により浸ることができました。
増田俊樹さん演じるジーノ、佐藤拓也さん演じるダンテ、2人とも原作のイメージ通りで、すごく素敵でした。
街の人たち、部下たちとのやりとりも、行ったことないし、よく知らないけれど、イタリアの古い町並みが見えてきそうな雰囲気でした。
ダンテの粋で優しい感じも、ジーノの繊細で真面目な感じも、とてもよく表れていたと思います。
昔のイタリアで、マフィアで、と馴染みのない世界のお話で、かつ、登場人物も多く、純血派と自由派、など細かな設定も多かったのですが、わかりやすく、すっと理解できました。
私はこの手の漫画、小説は、途中で、誰が誰でどんな立場?と混乱してメモをとりながら読むことも珍しくないのですが、今作は、メモも不要、舞台背景のウィキペディア検索も不要、わかりやすく理解し易く覚えやすかったです。
いろんなものを抱えている純血派幹部のジーノの部下への声かけ、弱い女性への声かけ、火事に巻き込まれた子ども安心させる声かけ、どれも、強さと気高さが感じられてかっこよかったです。
ダンテと話すときの声色、言葉遣いが、徐々に変化していく様もとても楽しく、萌えたり、笑ったりしながら聴きました。
特に正体がばれて死を覚悟したときの、弱弱し気に、しかし、気持ちを込めてダンテに語り掛けるシーンは、すごく素敵で、感動的で、泣きながら聴きました。
組織のため、ジーノのため、みんなにとってよくて、みんなが納得する演説をするダンテもすごく格好よかったです。
そしてジーノが時期トップに決まり、就任式を控えた前夜の夜這い、ジーノへの甘えた台詞の数々も素敵でした。
感動していたのに、最後にどんでん返しがあって、驚きつつ、すごい、続くのか、とわくわくもしました。
裏切者、はジーノかと思っていたら、ダンテのことだった、というラスト、タイトルの付け方の絶妙さに感動しました。
元幹部、幹部のおじいさんたちの口調、部下の口調、街の人たちの口調も、それぞれに雰囲気たっぷり、BGMもよくあっていて、とても楽しく素敵な作品でした。
原作未読。
マフィアものと聞いてどうだろうと思っていたのですが、設定を上手に活かした、命とボスの座をかけた壮大なドラマでした。
純血派の先代。跡取り息子に成りすましていた移民のジーノ。
自由派に潜入している、反対勢力のダンテ。
望まずして政治の表舞台に立たされ、
偽りの自分の中ではなく、本音で惹かれてしまう二人。
お互いを思って絶望したり、虚勢をはるが健気です。
重すぎずに楽しめるのは、ところどころにちりばめられたギャグ。
可笑しいだけでなく、ふざけている時にだけ、お互いの真意が見えるようでよい箸休めになりました。
原作既読です。
ドラマCDとしての完成度が大変素晴らしかったです。
とにかくカロリーの高い、細かく入り組んだストーリーなので、漫画を読み、それをきちんと頭で理解するのは相当大変だったのですが、手元で一緒に読み進めながら聴いていたら驚くほどするすると世界観に没入することができました。
説明パートを差し込む位置の入れ替えもとても良かったです。
増田さんのファンなので、キャスティングきっかけでの購入(原作は予習として読みました)でしたが、実際に聴いてみるまでは、どのようなお芝居になるか、あまり具体的にはイメージできていませんでした。
冒頭の登場シーンを聴いて、ストーリーを知らなければ、ちょっと軽いというか、弱いというか、マフィアの幹部という肩書きや外岡先生の絵から伝わってくるオーラに対して少し追い付いていないような印象を持った気がするのですが、彼の素性をわかって聴いていたので、その、カポ・ジーノの根っこにある、“ではない彼”が感じられた気がして、逆にちょっと感動しました。
そして、ダンテに真実がバレて一人逃げ惑うシーンのお芝居を聴いて、増田さんが彼にキャスティングされたことに深く深く納得しました。
こんな芝居してくれるんだ、と、また新しい喜びを感じさせてもらえて嬉しかったです。
佐藤さんはもう間違いないので。(笑)
佐藤さんは『これめっちゃさとたくさんだよね』と思うキャラで『これめっちゃさとたくさんだよね』と思うお芝居をしてくださるので、初めから安心感がありました。
なので、この作品は本当にこのお二人じゃなきゃいけなかったな、としみじみそれが実現されたことをありがたく思いました。
BGMも良かったので、お芝居とのかけ算で何度も涙腺を刺激されました。
解像度が上がった、というか、作品を立体的に受け取ることができて、とても価値のある音声化だったなと思います。
是非、続巻も出していただきたいです。