異世界Ωと白狼領主の幸せな偽装結婚

isekai omega to hakurou ryoushu no shiawase na gisou kekkon

異世界Ωと白狼領主の幸せな偽装結婚
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神8
  • 萌×29
  • 萌2
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

88

レビュー数
4
得点
83
評価数
21
平均
4 / 5
神率
38.1%
著者
榛名悠 

作家さんの新作発表
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イラスト
亀井高秀 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784344854086

あらすじ

保育士だったオメガの志貴は異世界で助けた子狼の兄・白露に花嫁だと言われ驚く。獣人が住むこの世界で黒髪に黒い目の志貴は「聖なる者」だったからだ。この一帯を統べる領主の白露から逃げた花嫁の身代わりを頼まれるが、その後志貴を正式に花嫁に迎えたいと告げられる。志貴が男でも妊娠できるオメガの体だと知られてしまったのだ。志貴は反発するが白露に対してアルファに感じるような体の疼きを覚え押し倒されてしまう。まだ誰とも恋愛すらしたことがないと怯える志貴にそれ以上は求めない白露だったが「その代わり、次の満月までにお前を口説き落とす」と宣言されーー!

表題作異世界Ωと白狼領主の幸せな偽装結婚

異世界の領主,白狼獣人
24歳,保育士,Ω

レビュー投稿数4

「待て」のできる、もふもふ白狼攻め様に萌えまくり

や、とにかく攻め様に萌えに萌えた…!!

モフモフ狼獣人の攻め様の一途な愛に身悶えし、まるっと一冊萌えに包まれる一作でした。
300P超えでボリューム満点、でも続きが読みたくてページをめくる手が止まりませんでした。

受け君のためなら泣く泣く身を引くことも考える一途健気攻め・「待て」のできる攻め好きな自分の癖に刺さりまくりでした。

設定も面白い!
異世界転移ものなんですが、主人公であるシキ(受)がいた現実世界は第2の性のあるオメガバースの世界で、転移先は獣人の暮らす異世界ではあるけれど、第2の性はない、という。

大好きな保育士の仕事を、自分がΩであることで立ってしまったあらぬ噂のために辞職せざるを得なかったシキ。オメガ狩りに遭いピンチ!のところに女性の声がし、その手を掴むと異世界に飛んでしまいます。
そして、聞こえた声の主の正体が領主である白狼の花嫁様だったことを告げられ、逃げた花嫁の身代わりになってくれと頼まれー

と続くお話です。

上述の↑あらすじに、白狼・白露(はくろ・攻)にかけられた魔女の呪いというエッセンス(というか、キーポイント?)が加わります。

「好きでもない人の花嫁になる(&子供を産む)なんて絶対やだ!」と拒否っていたシキの気持ちの変化。

そして、第2の性別による理不尽を被ることなく暮らせる異世界で、自分の立ち位置を見出していくシキー

こんなところが見どころ(の一部)かなあと。

そして狼攻めさまの一途さ可愛らしさ(ガタイの大きい攻めが可愛いって、個人的に超萌えどころです)、攻めの弟の子狼・雪月(ゆづき)と二人の子供のキュートさも見どころとして絶対外せない。

終盤、二人の愛する子が子狼姿で頭から雪の中に突っ込んでしまい、雪から両足だけがにゅっと出ている描写なんて、想像するだけで可愛すぎて悶絶、胸を掻きむしりたくなりました笑

元いた世界に絶対戻って欲しくない、自分のそばにいて欲しいと願う白露だけど、シキの笑顔のためなら手放すしかないと覚悟を決める白露の寂しそうな様子に、胸が痛み切なかった。。

元婚約者の女性に「恋も愛も知らないケダモノ」と罵られ傷ついていた攻め様が、恋も愛も知り幸せに包まれていくストーリーに、読後はじんわり胸に幸せが広がりました。白露ーーー!良かったね…!

もふもふ・獣人・健気一途攻めお好きな方、ぜひ・:*+.とおすすめしたくなる一冊でした◎

4

ほぼ甘

良かったです〜。

異世界…うんうん。
Ω…ほうほう。
白狼…いいですね。狼と竜人は好き!
幸せな偽装結婚…そうきたか。
タイトルの情報量が多いですね!みんな好物です。楽しみにしてました。

運命の花嫁を異世界召喚し子づくりしないと呪いが解けず領地が滅びる…。
そこへΩのシキが来ちゃって…。

上手いですね。オーソドックスかと思いながら読んでいたら、やはり異世界召喚運命の花嫁、それでいいのか問題をちゃんと取り上げて。

そうなんですよね。異世界召喚したから、ほれ子づくりするぞ!運命だからな!なんて無茶ですよね。

幸せな偽装結婚や懐くちび白狼に、あたたかい気持ちでおりました。このまま次の満月が来てそのまま…と思ってたら!

まあちょっと苦いスパイスが白露の懐の広さやシキへの愛の深さを見せましたね。
最初からちゃんと伝えてれば白露に苦しい思いをさせなかったのに…とは思うけども。

昔歌詞にあったような、追いかけられると逃げたくなる冷たくされると不安になる♫ですかね?

なんか、異世界で大歓迎され溺愛されちゃってるんですけど。なお話かな。

読みやすくて一気読みでした。

5

タイトル通りな"幸せな偽装結婚"です

今回は呪われた白狼獣人と
異世界召喚された保育士のお話です。

聖なる乙女の身代わり召喚された受様が
攻様のつがいとなるまでの本編と攻視点の後日談を収録。

人間には男女の他にアルファ、ベータ、オメガという
第二の性があります。

人口が最も多いベータはバース性の影響を受けませんが
圧倒的に少数のアルファとオメガは特殊性を持ちます。

アルファはあらゆる面で優れた遺伝子を持ち
生れながらのエリート性として世界を動かす性で

オメガは男女問わず妊娠出産が可能ながらも
発情期にはアルファの性衝動を誘うフェロモンにより
トラブルに巻き込まれる事が多い性のです。

受様の両親は息子のバース診断の結果を知ると
幼い受様をオメガ専用施設に預けて姿を消したため
受様は私設で育ち、保育士となります。

しかしながら24歳の誕生日の日に
働いていた保育園に辞める選択を迫られます。

というのもある園児のアルファの父親が
高校時代の先輩だった事で個人的な付き合いを
保護者に問題視されての退職でした。

しかも園からの帰り道で最近多発していた
オメガ狩りにあってしまい
柄の悪い少年達に挟み撃ちになりそうになり
雑木林に逃げ込むんだ先で

二股の木の根元から受様を呼ぶような
女性の声と白い手に呼ばれてその手を取ると
そのまま強引に木の臺に吸い込まれます。

手の主らしき黒髪の女性は光に吸い込まれていき、
受様は暗闇を急降下していくのですが
受様が辿り着いた世界は獣人達のクラス異世界で!?

獣人世界に界渡りした受様と呪いに縛られた攻様の
異世界トラップオメガバースになります♪

受様が落ちた世界は獣人の世界で
漆黒の聖なる乙女として狼族長の攻様の花嫁になるべく
迎えら入れられてしまうのですよ Σ( ̄。 ̄ノ)ノ

攻様の両親は3年前に国を襲った疫病で亡くなり
攻様はその疫病を克服する薬草を巡って戦った魔女から
呪いを受けていたのです。

呪いはやがて攻様の心臓を飲み込むものですが
"漆黒の聖なる乙女"を花嫁として子をなせれば
解けるとも言われており

召喚術で聖なる乙女を呼び寄せたものの
恋人のいた乙女は得た魔力を使って受様を召喚し
元の世界に戻っていったのです。

バース性に囚われない世界で
受様をありのままに受け入れてくれる攻様と
過ごす事で受様は徐々に絆され
攻様も弟が懐く受様に早々に惹かれていて

狼は一途な印象があるので
受様の気持ち1つな展開なのかと思っていたら
受様が退職した原因となった先輩もトラップしてきて
断たないはずの波風が立ってしまう為に

受様が攻様と気持ちを通じ合わせて攻様の伴侶となるまで
思った以上にグルグル展開で面白かったです。

亀井先生のイラストも物語世界にぴったりで
とても良かったです (^-^)v

2

お耳がピン▲

亀井先生の麗しい麗しい表紙に惚れて購入。麗しいお上品な領主さまは素敵だったんですが今一つ盛りあがれず中立寄りの萌にしました。ちびっこたちは激可愛いんですけどね・・本編330P弱+後日談12P+あとがき。

園児の父親(アルファ)と仲良くしていることを問題視されて退職に追い込まれた志貴(しき)。その上オメガ狩りに出くわしたところで、暗闇から「こっち」と呼んでいる手を掴んでみると・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
雪月(ゆづき、攻め弟)、篠宮(α、受けの高校時代の先輩)、レイカ(最初の花嫁)ぐらいかな。あとは内緒。

++好きだったところ

ちっこい時の雪月等のちびっこがめっちゃ可愛いんです。狼といっても想像できないんで勝手に脳内では柴の子犬。むくむくまるまるの毛玉みたいなのが短い脚でてけてけ走って、脚が絡まって一人にボールみたいに転がるっていうような様子を想像してもらえればいいかと。ああもー可愛い。抱っこしたい。ぐしゃぐしゃ顔を撫でまわしたい。

あと、攻めが穏やかでゆっくりじっくり受けを口説き落そうと頑張るのが良い~
弟に先を越されて「ふがいない・・」としょげちゃったりするところが可愛い~
穏やか、可愛い目のイケメン三角耳が気になる方でしたら、良いのでは?!と思った一冊でした。

1

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