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valentine rhapsody
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
いよいよギイとタクミが高校2年生の最後の時期を迎えます。
この巻では4月から登場した主だったキャラ達が総出演。
初期の作品にしか登場していなかった人達もいるので、記憶が遥か彼方に…(汗)。
密かにメモっていた人物相関図が役に立ちました(笑)。
全部で4つの短編が収録されていて、そのうちの2つがバレンタインデーに関するエピソードです。
バレンタインのお話は、個人的には両方ともう~んと思ってしまったお話だったので、評価は中立にしています。
ギイがまた他人の恋路にお節介を焼いているのですが、今回はそれが「ちょっと行きすぎなのでは?」と思ってしまったのです…(汗)。
2つ目のお話はドタバタコメディと感じるよりも、みんなのあまり考えられない行動に「なんて人騒がせな」と思う事の方が強く、私は楽しめないエピソードでした。
個人的には3月の2つのエピソードの方が好きでした。
映画を見てとても気になっていたキャラ、三洲君が登場して注目してしまいました(笑)。
バレンタインルーレットは9巻まで登場した2年生がほぼ登場して可愛らしく寮内で騒いでいる話。
男子校でもバレンタインデーで盛り上がるんです!!
一部分だけ、片倉くんと岩永くんのやり取りの部分だけは別にコミックス化されていたけれど、個人的に好きな話などで本当は一本分きちんと漫画でも読みたかったなぁ、残念…
これで登場人物が多すぎると根を上げるのはまだ早い!!
3年生編になってもまだまだ新たに同級生、下級生が出てくるよ~!!
更に「弥生三月 春の宵」は上級生(卒業生)のおさらい編。
卒業していく奈良先輩の存在感が光っている。
卒業前夜にギイが彼に対して託生や赤池くんも知らないだろう寂しい胸のうちを打ち明ける事が出来るシーンから、奈良先輩は飛びぬけて大人びた雰囲気のキャラクターに感じた。
バレンタイン・ラプソディーということもあり、バレンタインに纏わるお話の詰め合わせでした。バレンタインなんてありきたりと思ってあまり期待はしていませんでしたが、過去に出てきたキャラクターなどが一気に出てきて楽しめました。ただ残念に感じた点は柴田先輩でした。報われない恋をずっとするという意味では森山ももちろん可哀想と言うか切ないのですが、柴田先輩にはずっと章三を好きでいて欲しかったというのが本音です。どのカップリングも上手く纏まるっていうのもね。ハッピーエンドとするにはお約束なのでしょうが、最後までそういう恋愛としての幸せはまだ遠い、というようなキャラクターがいてもいいような気がします。このシリーズに関しては特に。ギイと託生は相変わらずで、見ていて安心も出来るのですがカップルとして、もっと危機に直面して乗り越える過程のようなものが読みたくなってしまいますね。
バレンタイン ラプソディ
奥手なお坊ちゃま×クール眼鏡
都都逸の「逢わで帰ればまた千里」や「鳴かぬ蛍」を思い出しました
余韻のある終わり方も好きです
弥生 三月 春の宵
メインは森崎と柴田なのでしょうが、読めない策士だけど人望が厚くタクミにも優しくしてくれる「いつもいい人止まり」の奈良先輩が素敵。当て馬スキーさんには是非読んでほしいです
「オレが女だったら、絶対、先輩の押しかけ女房になるんだけどな」というギイの台詞に同意
約束の海
記憶喪失もの ギイ×タクミ
乗り掛かった船というか、古本屋のセット買いで乗ってしまった船。タクミくんシリーズ10作目です。
今回はバレンタインのネタ。アメリカ育ちのギイくんが、なぜか日本式のバレンタインにこだわってますw
イベント苦手というか面倒くさい私には、乙女ちっくな男子高校生たちが眩しかった…。