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3巻でシリーズ未完で終わるのですが、ここで過去の両親編となります。
この巻でも鬼畜エログロスプラッタ描写有で、レズもあるので苦手な方はご注意。
教会の神父・遊佐崇士 鬼畜攻め×遠来の客・真野芳樹(15)孤独な流され受け
過去のエピソードの回想で、芳樹の父親の真野芳樹の愛がメインなので、カップリング表記もこの2人にしてあります。
天女島に行け、行けば真野に会えると狂った遊佐に言われ、一同は天女島を訪れる。
そこで、父親である真野のことを聞かされて。
遠来の客の真野は、真野様と言われて囚われて暮らしている。
訪れるのは、遊佐の息子の令司と父親の遊佐と世話をするけい子だけ。
閉鎖された世界で、遊佐に身体を弄ばれて偏執的な愛を一身に受けていた。
そこに、芳樹の母親となる烙木まきが現れて囚われている真野に同情を寄せて、遊佐には内緒で親しくなる。
遊佐が自分達の妻をつまみぐいするので、妻を奪われた男達の怒りが頂点に達して、遊佐が大事に隠していた真野に、その矛先が向かう。
真野の中の獣が解き放たれて、村はとんでもない事態に。
親子二代に渡って、重たいモノを背負わされています。
本人で制御しようがないというのが問題で。
真野様の正体も予想していなかったSF的な新展開で、驚かされました。
破滅へと進むのを見ているしかないというのが、非常にもどかしく切なかったです。
寡黙な雪成さんがようやく口を聞き、運命の呪縛から君を救うと言ってくれて、ようやく彼に惚れました。
そんな終わり方なので、救いが見える感じでした。
五百香さんのあとがきでは、次巻で芳樹のファム・ファタールが出現し、芳樹編の折り返し地点と書いてあります。
一応、終わってもいい感じですが、続きが気になるだけに未完なのが本当に残念な作品です。
エロ:★4 レズエロ、輪姦、耽美描写な鬼畜エロが多め。
総合:★4 未完だとしても、救いのあるラストがよかったです。