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作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
2007年初出ということで、若干古めの王道感(分からないが、男女のトレンディドラマ?にありそうな)はありますが、2024年にも面白く読むことが出来ました。
存続の危機に立たされたフレンチレストランの支配人である鷺沼が、フランスで修行経験もある凄腕、だが性格に難ありな久我に頼み込んでシェフとしてきてもらうことになるが…という始まり。
第三者である桃瀬の視点も入るので、久我も鷺沼も冷静に見られるぶん、この相容れないふたりを好きになれるかなぁという心配がまず最初に浮かびました。
レストランの経営方針や、料理へのこだわりなど、お互いに意見の合わないことが多すぎて言い争う場面が多いし、久我は気が強くて言葉も態度も荒いし、鷺沼も人の意見に耳を傾けるつもりがなく、もし自分の上司だったら嫌だなと思うタイプで。
でも読み進めるうちに、それぞれの視点でちょいちょい本音が透けて見えるようになるので、終盤にはふたりとも好意的な目で見れるようになりました。
久我にはちゃんと優しさがあるし、鷺沼には弱さや脆さがあり、お話の終盤にはたぶん読者と同じように、お互いにもその見えづらい部分がちょっとずつ分かってきたところだと思います。
ちなみに全くラブには至らないけど、お互いの心の奥底には特別な感情が静かに積もろうとしている、ような状態かなー。
キスシーンの挿絵はとても良かった!
叶さんが気になりますが、鷺沼にとっては憧れの人のような存在でしょうか。三角関係に移行していくのか(2巻目のタイトルを見る限りそうなのか…?)どうなんだろう。
レストランで一緒に働くメンバーは割と皆穏やかで優しい人たちが多く、安心できます。
そのなかのひとり、パティシエの一のお話が最後に少し入っています。
こちらも恋愛未満。
一が抱えている過去が重いぶん、短さのわりに強い印象が残ります。
一が時間を惜しんで自宅に帰り、海との時間を作ったり、お手製のおやつで幸せにしたいという一生懸命な気持ちが伝わってきて、とにかく幸せを見届けたいような気になりました。
本編と同じくらいその後が気になります。
先生に対しては、きっと海と同じくらい大切にしたいけれど、はっきりと態度にラブを出すのは控えているようで…
挿絵を見る限りだいぶ年上なんですけど、とても人として良くできた先生で、関係性を思い悩みながらも、乗り越えてほだされてくれそうな予感。
次巻以降、もう少し恋愛方面でも進展があると良いなと思います。
そういえばこれBLだったな……とうっかり忘れるほどBがLしないお話。
窮地に陥ったレストランに問題児シェフを呼び寄せ、再建を目指す熱血系の王道ストーリー。大筋は映画や漫画でありがちな内容だが、初出時は新鮮だったのかな?面白いから王道なんだという感じで、既視感アリアリでもワクワクした。
視点主はメインカプ二人それぞれと、名前有りモブ?のギャルソンの三人で、ころころ切り替わる。心理描写に重きを置いて読もうとすると、なぜこの場面で別視点に移った?と思うシーンがいくつかあり、恋愛小説として読みやすい構成ではなかった。ストーリーを追う分にはとても面白く最適。
文章は比喩表現が綺麗で好き。
恋愛より人間ドラマ的な面が大きく、最初にメインキャラの伏線を散りばめて、それらを徐々に回収しながら進む。
今作では理人の仮面がはがれたのかな。ずっと敵ばかりの中で生きてきたと気を張る描写が長く続き、弱ったところで久我に過去を打ち明ける。まだ父親のことや上司の意図など謎は残っているが、久我に心を開いたことで恋の気配が見えてきた。
最後の変わりっぷりはすごかった……キスだけであそこまで動揺する理人は今後支配人としてやっていけるんだろうか(笑)
BLの相手役はたぶん久我。正直まだ上手く魅力を掴み切れていない。やりたいようにやる独裁者、だが主張は正論ど真ん中で客を平等に大事にしてるシェフという。キャラ設定があまりにベタすぎて、この作品独自の萌えどころが見え辛かった。
タイプでいうと、とても好きな性格のキャラなので今後に期待大!
レストランスタッフは皆良い人で、わちゃわちゃ感もあって楽しかった。坊宮がお気に入り。
巻末はパティシエ一のお話。こちらはちょっと読むのがしんどい。普通じゃなきゃダメなのか、偽物の家族じゃダメなのか。今となっては語り尽くされたテーマを短編でさらっとやられても、消化不良になってしまう。
とりあえず一はメインカプに絡んでこないらしいと分かって残念。笑顔描写は久我より一の方が萌えた。
メインカプやキャラへの萌えは少なかったが、ストーリーは好き。既視感がここまでなければ神だった。BLとしてはここから始まる雰囲気だったので、次巻が楽しみ。
3冊合本版で読みました。最後まで読んでのレビューです。
「愛と混乱のレストラン」というタイトルながら、愛=ラブがほぼなく序章も序章という印象。まさに1冊の本の3分の1あたりまで読んだなという感じ。シリーズ全体なら萌or萌2で悩むぐらいなのですが、この1冊だと少々物足りなくて萌評価です。人気作だと知っていたので期待値を上げ過ぎたのも良くなかったかも!文体は読みやすくサクサク進めました。
合冊版(シーモア)でも表紙や挿絵、後書きはしっかり収録されています。
愛と混乱レストラン1作目。
つぶれかけたフレンチレストランの再建を任された支配人鷺沼とシェフ久我のお話しです。
水と油のような二人(しかも二人とも強気)で常に言い争いをしている感じです。
まだBL要素は少なく萌度は低いですが、すごく引き込まれる作品です。
特に暗い影をまとっている鷺沼の事情が気になって一気に読んでしまいました。
鷺沼が久我に自分の過去を話すシーンはうるっと来ました。
早く2巻が読みたい。
最後には、パティシエの一と先生の短編が書かれていました。
一と先生と海ちゃんの訳あり家族の切なく暖かいお話しでした。
番外編としてこの二人の話が出ているそうなのでそちらも読んでみたい。
3部作のうちの1冊目です。こういう既刊したシリーズものは大体セットで購入してから読むタイプなので、この作品のように(1)だけというのは珍しかったのですが、試しと思って続編は未購入のまま読みまして…後悔しました。続きが気になる!とすぐさま2(美女と野獣と紳士)を購入して到着待ちです。そわそわ。
受けか攻めの一方、または主役二人からの目線からの作品を読むことが多かったので、語り手が多いこの本に最初はちょっと戸惑いました。でも、独り言のように自分で内心を語らせるのでなく、相手が感じる描写で気持ちを推測させる手法が良かったです!理人が風邪を引いてお見舞いの場面とか特に顕著で、読んでいてニヤけてしまいました。
「愛と混乱のレストラン(前・後編)」とパティシエ・樫崎一が主人公の「愛のように甘い」が収録されています。どちらもこれにて完結、ではなく続いていくぞ、という感じです。あと、両方ともラブより情の方でかなり泣かされました。特に理人は、端々で切なさが覗いていた上に、哀しい過去には号泣でした。
さらに私はワーキングものが好きなので、レストランの再建に励むメンバーの活躍も読んでいて面白かったです。主役の一方が好意を持っているのではなく、「食」「レストラン」が軸になっている二人が新鮮でした。
この本だけだと二人はようやくキスをしたばかりの初々しい関係です。それも心を通わせてじゃないですし。これから久我が寂しい理人を変えてくれるという予感にドキドキしました。一応この1冊でもストーリーでまとまってはいるのですが…それだと甘さは物足りなく思えそうです。
泣かされたという点では「神」ですが、その原因が萌え的な涙ではなかったので、「萌2」評価にさせてもらいました。
ラブより仕事重視、反発しあう関係、迫力のある男前な攻め、切ない過去持ちの美人受けがお好きな方にはお勧めです。あと、これから読まれる方は3冊購入されてから読み始めることも、自身の反省を込めてお勧めします(笑)
と、悩む感じの評価です。
高評価が多い中 真逆の評価もあって・・・正直自分が混乱(笑)
読んでみなきゃ分からないわぁと手に取りました。なぜか3冊全部。
以下3巻までの総評になります。
攻めの結構な俺様ぶりと受けの異様なほどのツンツンぶり
受けのツンツンは過去のトラウマで納得ですが・・・ちょっと頑固すぎました。攻めの作った料理をほんとにおいしくなさそうに食べてる・・・
2巻が終わってもまだ・・だめですか・・とがっかり
攻めもやさしくしたいのになかなか上手くできなくて2巻での無理やりH。
受けの抵抗具合が半端ありません(泣)
なんだか受けも攻めもかわいそうになってきました
ラストのラストでめでたしでしたが、もう少しふたりのイチャイチャをみたかったなぁと思います。
スピンオフがあるようですが自分は読まない・・かな。
このお話は自分にとって ちょっとキャラがカタかったです。
まったく萌えなかったわけではないので萌え評価で
ちょっと残念でした~
この一冊目を読んだら速攻に話に引き込まれてしまい、続きの二冊もすぐに通販で取り寄せた。
今まで積読状態にしていた事を後悔した程だ。
まず一冊目はフレンチレストラン『ル・ジャルダン・デ・レーヴ』の再建に向けての過程がじっくりと書かれていて、よくある出会ってすぐの一目惚れとかのBL特有の甘さってのは味わえない。
何しろ初対面からシェフの修司が大手外食企業のヤガミより出向してきた理人に対して敵意をむき出しにしている状態で、ときめきどころではないのだ。
それも完全に修司のペースで、彼の主張は正論なのになんだか理人がその場でじっと耐えるしかない様子にいたたまれなくなってくる。
ああまでこてんぱんに言われたりしたら精神的に浮上できないんじゃないかって位。
出だしが厳しいだけに、今はまだ打ち解けていない二人がこの後どうやって両想いになるのかって話の展開のほうが気になる。
それに、理人の上司の叶は他のBLならば一見受けの片想いの相手なの?って勘違いしそうな存在なのだが、きっちり上司・部下の線引きがされているようで全然甘い雰囲気なんてものがない。
見当違いな勘ぐりと解っていても、この叶が気になる位置にいるってのがなんとも…。
この二人の関係を追う上で、理人の辛い過去に関わる老舗フレンチレストラン『ゴルド』がどう話に絡むかってのも気になる。
理人の型にはまりすぎた理想、表面の刺々しさとは裏腹に隠し切れない痛々しさがどう変化するかが気になるし、話をどうハッピーエンドに持っていくのか続きに期待が膨らむ。
最近になって手を出し始めた高遠さんの、シリーズ作品の一冊目です。
舞台は、一度閉店の憂き目にあったフレンチレストラン『ル・ジャルダン・デ・レーヴ』。
受けの理人は、20代でありながら本社からやってきた新しい支配人。
氷の貴公子然とした風貌で、『ル・ジャルダン〜』を立て直そうと必死になっています。
攻めの修司はかつてはカリスマ的な人気のあったシェフ。
暴力沙汰で店を辞め、今は理人に請われ『ル・ジャルダン〜』でシェフをつとめる、丸ヤでもやっていけそうな人物。
視点は理人、修司、そして年若なギャルソンの桃瀬。
視点は移り変わりますが、読みづらさはありません。
レストラン立て直しのために、理人が土下座までして引っ張ってきた修司と衝突しながら進むお話です。
この巻では、まだ体の関係は結ばないふたりですが、次巻以降あるのだろうなあという終わり方でした。
今回、理人と修司が少しだけ近づけた理由は理人の過去話のせいなのですが、昔やっぱりレストラン物のコミックで読んだような設定で、ちょっとがっくりいたしました。
まあこれだけ本が出ているので、被っちゃうのは仕方ないのですが。
そして、本社の本部長であり理人の上司である叶は、何か目的があって理人を甘やかしているのか(それともただ自分が拾ったようなものだから?)まだ今回はわかりませんでしたので、この辺りも次巻以降なのでしょうか。
SSは、パティシエの樫崎のお話。
樫崎は良いですねー、寡黙だけど優しくて。
ただ、先生が好きなの?おじさん受けなんですか?とドキドキ致しました。
個人的にはおじさん受けは守備範囲外なので…(汗
と、半分すぎても濡れ場の“ぬ”の字も出てこない展開だったので
最後ら辺まではそう思ってたんですが、最後の最後でBLっぽさが
ようやく出てきて安心しました。でもBLな雰囲気はなくても、
話自体が面白かったので退屈な印象はないと思います。
このお話はネタバレなしで読んだ方が絶対に面白い作品だと思う
のであまり詳しく感想は書けないんですけど、ずーっと意地を
張っていた理人が自分の家で飾らずに久我と話すところは本当に
可愛くて、それまでラブな雰囲気がなかったせいか個人的に萌えの
威力倍増でしたとだけ書かせて下さい。こういうちょっと脆さが
ある受け大好物ですありがとうございます(笑顔)
ただ、攻めの久我の性格がかなり好みが分かれそうな感じがします…。
乱暴な超俺様攻めなので(受けには暴力を奮いませんが)、そういう
キャラが苦手な方は注意した方が良いかもです。続きもすごく気になる
ので、続刊も是非読んでみたいと思います。美女って誰だ…!
単なる『ドラマ』としてなら何とか許容範囲です。でも『ラブストーリー』としてはまったく好みじゃないし、面白いとも思いません。Hがどうこうじゃないですよ。
『BL』としてではなく捉えれば、(BLについての個人的な)数ある苦手要素をなんとか我慢してやり過ごして読めました。そこまでして読む意味あるのかはともかく。
とにかく、久我(攻)のキャラクターがもうまったくダメ。こういう傲慢な俺様攻がものすごく苦手、というかハッキリ言って大ッキライなんです。読んでてただ腹が立つのみ。
理人(受)も、ツンツン過ぎる受は苦手なので到底好きとは言えませんが、久我に比べりゃなんだってマシです。
それに、意地の張り合いが過ぎるCP(まだCPまで行ってないにしても)もダメなので、ホントに読んでてただツラかったです。辟易しました。
まだ、本編より一メインの番外編の方がよかった。
高遠さんは正直あまり合わないです。大好きな作品も確かになくはないんですけどね(まあ1・2作は)。
まとめ買いしたから読みますが、そうでなければ次巻も別に興味ありません。ただ、シリーズ最初の巻ということで、まったく『しゅみじゃない』ですが評価としては一応『中立』で。