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anata no ecchi na yume ha zembu akuma no seidayo
幼馴染同士のもだもだ恋愛もの。
タイトルとあらすじの意味深なワードを見て、もしや…?と思うところはありましたが、想像以上にファンタジーな設定の1冊で驚きました。
現代日本が舞台ではあるのですけれど、設定的にもかなりファンタジー寄りに感じられたかな。
両視点で進む幼馴染2人の上手いこと噛み合わない両片想いの図が楽しめる1冊かと思います。
日塔てい先生の挿画が、修正ある…??というくらい大変色っぽいものでしたので、気になる方はそちらもぜひ。すごかったです。
末っ子気質を最大限に利用して年上受けに甘やかされる計算高い攻めと、なんやかんやと甘やかしてしまう年上受けの姿に、てっきり20代前半くらいの年齢かと思いきや28歳×32歳といい大人ではないですか!
この年齢の恋愛にしては2人ともあまりにも初心かつ思春期すぎる…と、もだつきの予感に心躍らせつつ、攻めをかわいがりすぎて時折モンスターペアレントのようになる受けに笑ってしまいました。
そんな2人が、タイトル通り「えっちな夢」を介して、もだつく長年の両片想いがどう変化していくのが見どころなわけなのですが…
途中から天使が出てきたり、悪魔が出てきたり、非常にドタバタとしています。
このドタバタを楽しんで読めるか、ドタバタしすぎてどちらが主役か分からないとなるかによって評価が分かれるかなと思います。私はやや後者寄りでした。
視点と時系列が突然切り替わるので、正直ちょっと戸惑うところがあったんですよ。
その上で天使と悪魔が登場し、彼らのドタバタも繰り広げられていくものですから、幼馴染のもだもだ両片想いを楽しんでいたはずが、メインが若干薄れてしまった気がしてなりません。
これまで両視点で日に日に大きくなる相手への気持ちを追っているわけですし、長年のどでかい想いの告白ってやっぱりビッグイベントじゃないですか。
そのゴールを期待して読んでいたのもあって、ドタバタ劇の合間にぽろっと事故的に想いを伝え、そして想いを伝えられてしまったのがあっさりしすぎていて残念です。大事に育てていた収穫物を掻っ攫われたような…
前半の焦ったさはすごく良かっただけに、もう少しすっきり読みたかったなと今回はこちらの評価に。
今回は新進気鋭の画家とゲイの高校教師のお話です。
攻様を秘かに慕う受様が
受様のために悪魔と契約をした攻様の恋人になるまで。
受様は生れた頃に父の事業が傾いた事で
両親ともに仕事で多忙な日々を送っていたために
受様は広い家で一人ぼっちな子でした。
受様が9才の時、
家族に構われすぎて家出したという5才の攻様を
河原で拾った事から最愛の弟分となります。
その後、父の会社が持ち直し弟が生まれても
攻様との関係は変ることなく続くと思っていましたが
海外の大学に進学して4年ぶりに帰国した攻様は
ひょろりとした神経質な子からモデルばりのイケメンになり
受様の庇護欲は激しい恋情へと一変します。
攻様もまた幼い頃から受様を一途に慕っていましたが
受様の愛は家族愛だと思っていたので
本当は新進気鋭の有望画家となったのに
節操も金もない軽い男を演じて女に振られたと言っては
受様宅に転がり込んで受様に甘えて
今回もEDになって振られたと受様宅に転がり込みます。
その夜振られた攻様に甘えられた受様は
ベッドで一緒に寝る事になるのですが
攻様に抱き込まれるように横になると
攻様の手がするりとボトムスの中に潜り込んできて
自分のものが勃たないと手が寂しいと
急所を握りこまれて手コキされてしまうのです!!
翌朝目覚めると攻様はソファベッドで熟睡中で
そんなに欲求不満だったのかと嘆いくのですが
エッチな夢を見続けることになり!?
お互いに相手にされないと思っている幼馴染同士の
両片思いファンタジーになります♪
カバーイラストから初心な受様を
悪魔の手を借りた(もしくは実は悪魔とかな)攻様が
おとす展開かと思って購入したのですが全く違いました(笑)
攻様は策略として女と付合っていますが
受様は男の自分は相手にされないと思い込んで
ワンナイトラブで発散する人なので
まったく初心ではありませんでした。
個人的には受様がエロいのもOKなんで良いですが
カバーイメージで手にするのはちょっと危険かも!?
受様がエッチな夢を見ていたのは
攻様が悪魔と契約して受様の夢の中に入り込み
エッチなことをしていたからなのですよ。
攻様か受様が覚悟を決めたら即ハピエンな恋路に
攻様と契約した悪魔を追う天使と
その契約者となったオカルトマニアな受様の弟の他に
悪魔を追う天使を追居かける天使まで絡まって
受様と攻様の恋の行方以外は予測不能な成り行きに
ドキドキ&ワクワク、
期待した展開とはかなり違っていましたが
楽しく読ませて頂きました。
初心だと思われた受様がエロエロなのと
受様に褒められたいのに外れていく攻様のオロオロは
面白かったです。
思わずクスッとなる、エッチで楽しい【幼馴染・両片想いBL】です!
粗筋から、寝ている受けがエッチな事をされる〝睡眠姦〟モノかと思いきや、〝夢〟の中でエッチな事をされちゃう、意外にもファンタジーなお話でした。
と言うか、日塔てい先生の挿絵がえっち過ぎて衝撃でしたよ……!
えっ…×××無修正じゃん!!!?みたいな……
同人誌すら修正がある中、バッキバキ×××にポッカリ***まで、全て丸見えでマジで感激しました。
恐らく電子だと白抜きになってると思うので、日塔先生の無修正×××が見たい方は、是非とも紙書籍でのご購入がお勧めです(真顔)
タイトルの『あなたのえっちな夢は全部悪魔のせい』の通りで、幼馴染の両片想いをベースに天使や悪魔が登場する賑やかなお話でした。
恋愛対象として見て欲しいのに、幼い頃からの〝兄と弟ポジション〟から抜け出せず、モダモダすれ違う2人がめちゃくちゃ焦れったい……!
お互いに出会った頃から両想いなのに、いくつになっても〝頼りない子供〟だと思われ、受けの代用で女性関係が派手になる攻めと、そんな攻めをノンケだと思い込み、好きな気持ちを隠す受け……と言う、見事な〝すれ違いスパイラル〟が完成されていました。
そんな2人の関係が、リアルすぎるえっちな夢で変化して……!?
と言うのも、悪魔と契約した燈夜(攻)が、耀(受)の夢の中に潜り込んで夜な夜なエッチな行為をする…と言うお話なんです。
初めは燈夜に言い寄られて戸惑う耀ですが、〝夢〟の中なので次第に大胆に、積極的になっていく姿がエッチで堪りません!
添い寝手コキから始まり、攻めフェラ、玩具責めなど…トロトロに愛されて「もうイっちゃう……っ!」と言う所で〝夢〟から覚めてしまう!
毎回、イく寸前で夢から覚めるので、読者としてもめちゃくちゃ焦らされます笑
2人の焦れったい両片想いを両視点でニヤニヤ堪能しつつ、〝天使vs.悪魔〟の抗争に巻き込まれてワチャワチャ楽しい一冊でした!
…が、他力本願気味の攻めが個人的に余り好みじゃ無かったので、こちらの評価に。
女性関係が派手な攻めが、受けだけに童貞返りする展開がお好きな方に是非!
念願叶った2人の初エッチは、大人の余裕でリードする耀と、童貞返りする燈夜の初々しさ炸裂でニンマリ楽しめました♡
(天使と悪魔のCPが凄く好きなので、是非ともスピンオフが読みたい!)
燈夜×耀
日塔てい先生のイラストが精気爆発で最高!
内容はエロエロ部分があるけど(ガーターが萌える!)、
そこまで激しくない気がする。
20年以上もの間、じれったいもどかしい両片想い。
現実に近い感じかと思っていたけど、
予想以上にファンタジーのファンタジーで、
悪魔と天使とその界が絡んでくるのが絶妙すぎる!
(実は、現実ものを読みたかった私だけど、外れてしまったので、超残念~)
32歳の高校教師の耀の片想いからスタート。
彼の4つ年下の幼馴染、燈夜がよく彼女に振られて、耀の家に泊まり込んでくる。
ある日もそうなっている。だが、
耀の夢の中で燈夜が登場し、イタズラエチエチで・・・!
その夢の部分に心が躍る!
2人の欲望をぶつけるようなどんどんエスカレートしていく。
で、なぜその夢を見るようになったのでしょうかーー?
両視点進行なので、
2人の心境、それぞれが丁寧に描かれていて、
片想いの焦燥感とかがしっかり伝わってくる。
耀、
ゲイで、純情(?)だけど、実は淫乱(?)!
おもちゃを持っている。
知らない人と遊び心もギッシリだから、
経験値や欲も半端じゃない!
でも、好きな人はずっと燈夜だけ!
本当に大好きで、そばにいて守りたい、大事に思っているのに、
その想いをバレたくないように隠しているのが胸がキュンする。
燈夜、
芸術画家に見えない
193センチの筋肉ムキムキの大男!
耀先生の前では「僕」って言って、やんちゃっぷりが可愛い、しかし・・・。
愛ゆえに嘘だらけなんだけど、
その嘘も、耀への重い執着からくるもの。
耀にふさわしい男になりたい、頼りになりたいという強い願いがあるのに、
その気持ちを伝えられないのが、なんというが、
悪魔に頼って、変な罠を仕掛けたり、直接言えばいいのにと思ってしまう!
結局悪魔の言うことが正しかったりするのもなんだか皮肉なところ。
2人の子供時代からの絆も見どころ。
2人とも不憫なわけじゃないし、孤独でもない。
ただ心に何か足りないものがあって、
その足りない部分をお互いが癒し合っていくのがじんわりと感じられる。
ほんわかと甘いムードに包まれたラスト、
愛情がいっぱい本当のエッチ!
ラブラブに発展していくのがイイ。
両片思いの甘酸っぱさとファンタジーのバランスが見事で、
2人の想いが交錯して、
家庭とのつながりも入り組んできて、
ワクワクとハラハラを加速させる
甘くて、心温まる作品でした。