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fukaku shizuka ni mogure
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
表題作と、その後の「熱く淫らに潜れ」の2編構成。
「深く静かに潜れ」
主人公は潜入捜査官のアレン・ミラー。
今回シカゴの麻薬組織に潜入するにあたって、初めてチームを組むDEA(麻薬取締局)の剣崎トーヤが今ひとつ信頼できず…
…という冒頭。
しかし、かなり序盤であっさりと剣崎の身体能力と強い精神力に惹かれるものを感じて…みたいな展開になっていきます。
アレンは組織のボスに近づき、剣崎は東洋の取引先として動き出すわけだけど、剣崎はいきなりゲイ役になってアレンを連絡係に指名し、監視カメラがある事を分かった上でアレンを抱くのです。
ここまでするとは思わず、本気で怯え、本気で感じさせられてしまうアレン。
だからこそ組織をあざむけるわけだけど、この事で決定的に剣崎に心も体も恋に落ちるアレンです。
海外舞台もので日系が攻めになるのは珍しい。
それほど剣崎は強く、またミステリアス。仕事中の精神の切り替えは怖いくらいで、アレンも剣崎の本心が読めず、悩みます。そこが意外と潜入にプラスになるのだから面白い。
剣崎は剣崎なりにアレンに本気。だけどやっぱりクール。
「熱く淫らに潜れ」
表題作で組織の壊滅は成功。しかし、ボスのデュークはやはり生きていた…
しかもデューク自らDEAのオフィスに来て、コロンビアの麻薬王を売るから自分を保護しろ、と要請してくる。
再びアレンはデュークの手下に扮装する事になって、今度はデトロイトの組織から狙われるハメに。
そこは再び剣崎に助けられるんだけど、欺くためにまたまた敵の前で剣崎に性的拷問行為をされるアレンです。
デュークまでアレンに好意を持ったみたいだけど、アレンには剣崎だけ。
甘さとエロさとハードさがうまくマッチしていて、とても面白かった。「萌x2」で。
麻薬捜査官という大好きなシチュエーションのお話なので、期待も大きかったのですが、会話中心な分お話に厚みが足りなかったかなっと思います。
剣崎は黒、アレンは透明、デューク(捜査対象者)は赤いイメージがあります。どれが誰だっけ?といった戸惑いも無く、大変読みやすいので、後もう一つ何かが欲しい。
潜入捜査のこともしっかり書かれてはいるのですが、展開が早すぎるのかな?もうちょっとじらされてもいいかもしれない。
書き下ろしまで含めて1つの作品と思ったほうがいいと思います。