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missing you
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
途中で何度も読むのをやめて、結末を先に読んでしまおうかと
思ってしまう程、切なかったです。
幼い日の事故により、優奈の足に残った後遺症。
お互いに負い目を持っているからこそ、伝えられない恋心。
もどかしくて切なくて、なんだかたまらない気持ちになりました。
優奈の克治への望みのない片想い、抱える様々な焦燥感は
涙無しでは読むことができません。
たとえ伝えられなくても、叶わない恋だとしても、
想う気持ちはとめられない。
相手のことを一番に考える、真っ直ぐでひたむきな恋の話です。
克治君がまた素敵な王子様~って感じで素敵なんですよね。
切ないお話が好きな方に、お薦めしたい作品です。
途中まで面白さに興奮しながら読みました。
すれ違いの話は、読むのに疲れることもありますが、これは二人の気持ちが通じるタイミングが絶妙で、申し分がありません。
切なさやもどかしさを存分に楽しみ、これ以上だとしんどくなるという、ぎりぎりのところで一気に反転させる、すれ違いものの醍醐味を堪能できます。
適度にじらされたぶん、H場面も大変満足度の高いものになっていて、私には少ないようには感じられませんでした。
二人の思いが通じたところからは、優奈にすっかり感情移入して、幸せな気持ちで最後まで読むことができました。
克治が弁護士になったのも、優奈を経済的に支える為だし、告白はしないつもりでした。自分は一生独身で優奈の幸せを見守っていきたいという、なんともあふれんばかりの優しさですが、優奈はそれが怪我をさせた責任を感じてしている行為だからと、こちらも告白できないし、素直に甘えることができません。
そのあたりのじれったさが、この作品のいいところです。じれじれをじっくり味わってください。
弟の幸せのためには、ホモはいかんと恋路を邪魔する兄の存在も痛いですが、お互いの深い思いに、兄も譲るしかありません。
その分二人が思いを通じ合わせて、いっしょに歩き出したときの幸せ感が、なんとも言えず心をあたためます。
一瞬『神』と迷いました、ハイ。
うえださんのベタシリーズと言えば『健気受』。確かに優奈(受)は、紛うことなき『健気受』ですが、私は克治(攻)も『健気攻』だと思うんです。
幼いころの事故が原因で左脚が不自由な優奈(受)。事故の責任を感じて、ひたすら優奈に尽くす克治(攻)。お互いを思いやって、だからこそ相手を特別に思う自分の気持ちを言い出せないんです。そこに、優奈を思うあまり『人並みの幸せ』にこだわって、克治との同性同士の関係に反対する兄・和紀が加わります。
怪我を負った・負わせたことが、2人の心の枷になっていて、そのためのすれ違いを主としたストーリーで、私はすごく好きなんです。
特に最近はどうも捻り過ぎの作品が多くて(いや、それがツボにピッタリ来れば最高に気持ちいいんだけど)、私はときどき無性にうえださんのベタシリーズを読み返したくなります。
実際、なんでもそうですが『ばっかり』は確かに嫌ですよ。でも、『ベタ』には『ベタ』ならではの存在理由があると私は思っています。永く支持されてるからこその『王道』なんですから。
私は優奈の兄・和紀(スピンオフ『ブラコン処方箋』シリーズの受)の、良くも悪くも『ぶれない』ところはよかったと思います。個人的に好みのキャラクターではまったくないんですが。普通、こういう横槍入れて邪魔するキャラクターって、ラブラブ後日談ではフェードアウトしてるか、心を入れ替えてる(?)かがほとんどなのに、コイツは変わらん。
まあ厳密にはその前に、克治が渡米して離れたことで、落ち込む優奈に助け舟出しちゃったりして、結局弟可愛さで負けてるんだけど。でも、『優奈が大事・可愛い』という点においてはどこまでも初志貫徹なんですよね。
この和紀は『お邪魔虫』キャラクターには違いないですが、それが優奈に対する本当の愛情から来ているんですよね。2人のラブを『邪魔』するのも、優奈の幸せを願う一心だし(たとえ結果的に的外れであっても)。だから、2人が結ばれた後もあっさり前言を翻さないところが、いっそあっぱれでした。
そしてなんと言っても、表題作では精一杯頑張っていた(?)克治が、続編で弱みを見せるのがよかったです。完璧なだけの攻って胡散臭くて好きじゃないので。
『なんだよ~、ソツのないすかしたヤツかと思ってたら可愛いじゃないか』という感じ。
あとは、やしきさんのイラストがとても素敵でした。キャラクターみんなイメージぴったり。
このお話に当て馬は出てきません。受けのお兄さんが主役カプにとって最大の敵です(笑)かなりのブラコン兄で最愛の弟と自分の親友の恋をそれはもう徹底的に阻止します。「ホモは絶対ダメだぞ。今はつらくても後できっとあの時とめてもらってよかったと思うに決まってる」って弟を心から思いやっての行動だからタチが悪い。でもお兄ちゃんは恋というものをわかってません。邪魔をされればされるほど余計恋心は燃えてしまうものだということを。
でも実際ノンケの男が自分の弟と親友が愛し合っていることに気づいたとしたら、このように取り返しのつかないことにならないうちに必死で止めようとするのはリアリティーがあると思いました。普通BLでキャラの濃い兄弟が出てきたら続編でその人もホモ化してることが多いけど、この兄に限ってはそれはないんだろうなと思っていたら・・・
なんと続編があるとは!しかもこのホモ嫌いの兄が受けとは!!兄弟そろって受けかよ(笑)素敵な情報がもれなく載ってるちるちるさん大好きです。さっそく今取り寄せ中です。あらすじをみるとお兄ちゃんのお話の方が自分好みの受けみたいです。気の強いエリートが攻めに落とされちゃう話が大好きなので。萌え萌えのお話だったらまたレビューさせてもらいたいと思います。
このお話の受けの弟ちゃんは健気で可愛いですが、名前や性格全てが女子っぽいので・・せめて名前はもう少し男らしくしてほしかったです。物語の冒頭で「なんでBLなのに女の子が主人公なんだ?」とちょっと勘違いしてしまったので。
うえだ真由さんらしい健気受けというか、かなりせつなくてでも綺麗にまとまっているお話でした。
主人公の優奈は幼い頃の事故が原因で足が不自由。
社会人になった今でも幼なじみの克治が送り迎えをしてくれています。
互いが互いに好意を持っているのは非常にわかりやすいのですが、克治は子供のころ自分がついていながら優奈を事故に遭わせたことに責任を感じていて、優奈は優奈でそれにやるせなさを感じています。
それぞれに葛藤があり、二人とも好きだと言い出せない。
それでもべったり離れられない二人に、優奈の兄は自立を促します。
お互い両思いなのだから、恋愛ものとして好きになるかというお話でなく、事故が原因で今でも一緒にいる2人が新しい関係を見つけていくお話だと思います。
物理的に離れ離れになってしまうお話は結構好きです。
好きと言えないまま、空港で見送るシーンなんて本当にベタベタなんですがじんときました。
けれど離れ離れになった後からラストまでは結構駆け足であっさり過ぎる気も。
言いたくて言えないというもどかしさが何年分も、とても長く丁寧に書かれていた分、それに見合うラストももう少し時間をかけてもよかったかもと思います。
しかし、優奈がハンデを追いながらもとても周囲に恵まれているとも感じました。
お兄さんは優奈の足を治そうと整形外科医になり、克治は将来優奈が体のせいで金銭的な負担を追わないよう弁護士になる…。
辛いこともありながら卑屈にならず、まっすぐいい子に育ったのは周りの力があってこそ。
身体にハンデを負いながらも積極的になんでもチャレンジし、でも無理はしないで引くときは引く優奈の姿勢はなかなかまねできないと思います。
お兄さんは二人の邪魔をしてきますが、最後にはそのおかげでまとまったからいいのかな?とも。
ただ、個人的には、そこまで責任を負うほど事故が克治のせいだと思えなかったので、小学校から社会人になった今も、どんな忙しい日も毎日送り迎えというのがちょっと不思議な気もしました。そしてそれを甘んじて受けている優奈も。
社会人の男性二人が、この年になってもべったりで、なのにお互い好きだと気づいていないなんてさすがに現実にはないだろうと思うのがBLですが、どんな女の子よりもあなたがいいなんて言葉に胸が打たれるのもBLだと思います。
でもせっかくの書き下ろしはちょっとう~んってなる内容でした。
その後のラブラブな二人ですが、克治の過保護がきつくなっていて、本編で「怪我のことや幼なじみだからという理由で過保護にしないで、対等な恋人として接して欲しい」と約束させたのが守られてないような…。
過保護な攻めは好きですが、未成年ならともかく、門限を決めたり友人関係まで口を出すのはちょっといきすぎだと感じました。
あと、ストーリー通して、優奈がちょっと可愛すぎる(ストーリー的に女の子でも成り立つようなかわいさかな?)というのもちょっと気になってました。
足が不自由だとしても、女の子ならともかく、成人した男性に対して周りがかなーり過保護な気がします。
健気受けでせつないお話好きな方、うえだ真由さんの好んで書かれる健気な年下受けが好きな方にはハズレでない作品だと思います。
うえださんの作品は本当にどれも読みやすい。
今回の設定は、過去の怪我をさせたという負い目を持った弁護士×脚に障害を持った幼馴染。
幼馴染同士と、障害、負い目からのすれ違い・・とありふれているようですが、読みやすくてとても面白かった。
優奈が克治がかいがいしく世話を焼いてくれてるのは負い目のせいからだ・・とぐるぐる悩んでるけど、決心したらすごく潔くって、自分から気持ちを伝えたりするのがとても好感をもてました。
優奈の兄が反対するのも、ツメが甘いので、そんなにハラハラはしなかったし、楽しく読めました。
最後は、やーっと甘くなるので、なんだかホッとしました。
しかし、気になるのが1つ。
どうも女っぽい名前だと、私はちょっと萌えが減ってしまうんですよね・・・
うえださんの作品は、ごくごく限られたものしか読んでおりません。
ただ、今は疲れた体には甘い物だろうということで、こちらの作品を選んでみました。
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受けの優奈はジュエリー工房で働く23歳。
幼い頃の交通事故で、左足が不自由。
攻めの克治は27歳の弁護士。
優奈とは兄を通じた幼馴染みで、小学校からずっと優奈を送り迎えしています。
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ストーリーは王道で良いなあと思いました。
自分の過失で優奈が事故にあったと悔いている克治と、克治のことが幼い頃から大好きな優奈。
克治が自分を毎日送り迎えしているのは事故の件が原因に違いないと優奈は察していますが、その時間があまりに大切で見ない振りをせざる得ない葛藤。
克治も、優奈の兄である和紀(しかし「お前まさか」ってそれ以外に何が?とツッコミいれましたが)も好きなタイプです。
ただ、『優奈がこれだけ頑張ってきました』ということの説明くだりが多いのに、その辺りは優奈視点のせいか微妙にさめます。
攻め受け両方の視点でえがかれているのだから、その辺りは攻め視点で良かったのではないかなあ。
他人からの評価でないと、なんだか感動してくれと差し出されているように感じてしまい残念です。
それに聡い子のはずなのに、『克治が自分の仕事より優奈を優先させている』ということを目隠ししているのではなく、まったく気づいていなかったというのがなんともお粗末ではないかなあ。
実はもっと健気受けで、甘々なのかと思っておりました。
が、意外に優奈は健気という感じではなく(もちろんハンデに対しては健気なのですが)、自己中心的な部分が目についてしまい乗り切れませんでした。
あと名前も同性である兄とあまりにテイストが違って、違和感ありました。
女名前も好きなんですが、それなら兄弟揃ってそうしてあれば良かったのでは。兄も続編では受けなんですし。
ただ攻めの克治は、思いやりと熱さが共存した、わたし好みの素敵攻めさんでした。
まさに切ない系の王道ではないのかしら。
受け様は、シルバーアクセサリー工房で働く優奈。
幼い頃に事故にあい、以来左足が不自由だけど、きちんと自分のペースで頑張ってる子。
攻め様は、優奈の兄、和紀の親友で幼なじみの克治。
事故の責任を抱き続けていて、何くれとなく優奈の世話を焼き続けてきた。
忙しい弁護士なのに、優奈の職場への送迎も欠かさずやっているくらい。
2人とも、相手への罪悪感があって、告白出来ないでいて。
両視点で進むので、両片想いなのがわかり、焦れったいし、まぁ、気持ちも分かるので、切ないわ~(´Д⊂
でもって、2人の気持ちに気付いた和紀が猛反対。
自分の考えを押し付け過ぎしすぎじゃねーか、とちょっとめんどくさい(^_^;)
克治がアメリカへ転勤になった時、元気をなくした優奈を見て慌てる和紀に、ざまぁ、なのでした。
優奈の気持ちを"もしかして"と思うまでは動かなかった克治ってば、めっちゃ優奈ファーストだわ~
書き下ろしでは、優奈もアメリカへ渡り、克治と同棲に踏み切っていて、こちらのお話も好きでした。
2人の初めての喧嘩と仲直り。
意外とヘタレだった克治の本音が可愛くてにやにやしちゃう(*^^*)