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FBI renpou sousakan
別で出ている、file1 Liar/file2 real friendsに出て来たキャラたちの後日談と、ちょっと変わった事件がいくつか。トラヴィスとジェレミーのラブ度は比較的高めかな。
file1 Liarの事件の中心にいた三人の少年たちの後日談や、file2 real friendsでチラ見えしていたベンとレイモンドがパートナーだった過去のお話、ミリアムとシスコン弟ジェラードの日常など、気になっていたところがピンポイントで描かれていて嬉しい。
トラヴィスとジェレミーの始まりも知ることができたけど、そこはもっと詳しく!と思ってしまった。ジェレミーの懐柔力はすごそう。
事件は大きく分けて二件で、どちらもぶっ飛んだ個性を持つキャラが活躍する。が、最終的にはそのクレイジーさを尊重する形で終わったりするので、すっきり爽快とはいかない。
トラヴィスもストレスを抱えたままジェレミーのもとに帰り、八つ当たり三昧。そしてジェレミーがベッドの中でなだめるという。気分が晴れていくトラヴィスと同じように、読んでいるこちらもモヤモヤが消えていく感覚を味わえた。
FBI捜査官として波乱に満ちた日々ではあるけれど、ちゃんと心休まる時間があって、それを共有する相手が隣にいて、自分の居場所も持っている。そうして一日の終わりに幸せを実感するのかな、なんてしみじみ思った。