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oshi to ummei no romance
yoco 先生が挿絵
表紙は、沙由が大好きな祭のポスター。推しの闘牛士。
今作の舞台は、フラミンゴが飛来する南フランスのカマルグ湿原(生物圏保護区)
フラミンゴ=アフリカ という概念を持っていたので、お勉強になりました
キャラは、記憶喪失?の闘牛士 x 日仏ハーフの美少年
沙由:恋多き女の母エヴァと日本人バレエ留学生の子、
父親は妊娠を知ると蒸発 二才から指定難病で弱視
母の事故死で、母の角膜を移植、
異父弟の双子と遠縁のシモンの牧場小屋に住み、氷菓子を売って生計を立てる
パスカル/ミシェル:沙由の異父弟の双子
母親から、「父親は有名な闘牛士」と聞かされて育つ
ミシェルは病気
闘牛士セルジェイと似た男:記憶喪失 追手から逃亡中?背景謎の人物
偽物の「双子のパパ」
牧場で行き倒れていた泥だらけの怪我人 有名な闘牛士と似ている
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★著者の闘牛絡みの作品。
裸のマタドール
愛のマタドール
バルセロナは大嫌い~トリコロール (同人)
闘牛士の1日 (同人)
あるマタドールの告解 (同人)
神に弄ばれた恋 ~Andalucia~
Esperanza -名もなき神の子-
情熱の国で溺愛されて
闘牛はスペインの国技 「コリーダ・デ・トロス」(Corrida de toros)
マタドールはスペイン語で「殺し屋」の意味
ちょっと前に華藤えれな先生が海外に旅行に行かれていたのですが、その時に先生の推しの闘牛士の写真をSNSにあげていただいていたのが思い出されました。闘牛に関しての知識が豊富で読んでて感心しました。
そしてセルジェイの出身だというスラム街の様子などは、以前観た◯レイジージャー◯ーの◯山ゴン◯レスさんの回から想像しました。www
毎回のレビューで書いているのですが華藤えれな先生がその土地を実際に巡っているので、作品の空気感が全然違うんですよね。今回も風景と食べ物に関しては、風の匂いや花の香りやソルベの食感までが妄想出来て、一緒に旅行に行った気分になりました。
さてお話の内容ですが、最初はセルジェイが本当に記憶喪失なのか分からなくて、紗由を騙しているのではと凄く心配でした。
でもセルジェイ視点のお話もあったので、彼の紗由に対する気持ちの変化とか、記憶が戻って行く様子に読んでて期待が膨らんで行くんです。
彼の記憶が戻ってからは誰もが紗由と同じく彼を助けたくなると思います。なので恋愛面よりもそこに注目してしまうんです。LOVE度はちゃんと高いんですよ。セルジェイも紗由を守ろうと彼に出来ることを必死でするし、何より双子ちゃん達を大事にしてくれるんです。
個人的にはお気に入りの闘牛士を神のように崇める人々がいるのに驚きました。でもその人達が居たからこそ、セルジェイはスラム街から這い上がれて闘牛士になり、最後には紗由と幸せになれたのですよね。推し活に感謝です。
そしてカバー表紙のyoco先生のセルジェイと紗由ですが、作中のポスターは女性なのですが表紙は紗由になってて演出が憎いなぁと思いました。
セルジェイ×紗由
闘牛士との恋。
yoco先生のイラストはやっぱり雰囲気が出る。
表紙も綺麗で、
優しい配色がストーリーにぴったり合っている。
現代版の恋愛御伽話。
フランス風情が溢れる、
牧場にある小さな家、
多彩なアイスクリームも、
それぞれのフレーバーが
恋愛のスパイスのよう。
美しい恋物語で
読んで心地よい。
ただし、
BL要素ゼロ。
表紙からもう完全に「男女もの」だし、
男女恋愛のような男と男の関係が、すごく自然で、
逆に受けが「男」である設定がストーリー上に不自然。
受けの視点での自分の恋愛概念や、
当て馬の神父から受けへのアプローチ、
攻め視点での受けへの感情・・・とか、
全部が受けのことを「女」として見るように感じられる。
しかも、
一般な社会の設定で、
男同士なのに、
「夫婦」や受けのことが「母親」という言葉が出てくるのは、
なんだか違和感がある。
ちょっと残念だな・・・。
せめてオメガバースにしてくれたらね・・・。
紗由が偶然湖で倒れている傷だらけの男・セルジェイを拾う。
記憶喪失で身元も分からないセルジェイを、
双子の弟たちが自分たちのパパだと勘違いする、
4人がほっこり擬似家族生活を送る。
セルジェイが実は紗由が推しの闘牛士・・・。
序章から2人の甘い関係や、
あらすじと組み合わせることで
大筋が大体理解できるお話。
17歳の紗由が、
健気不憫受けの代表で
父親がいなくて、
視覚障害を抱えていた。
少し前に亡くなった母親の角膜にまつわり、
おじさんの牧場の手伝いをしながら、
アイスクリームを売ってお金を貯めている。
自分のことよりも4歳の異父双子弟たちが命。
彼の不屈の思いやりと優しさとに胸が締め付けられる。
それに
自由奔放な母親の影響も受けて、
恋愛苦手となった。
そんな紗由がセルジェイと出会って、
恋に対する心が変化が訪れるようになる。
20歳くらいのセルジェイは、
もちろんイケメンで、
少しいミステリアスが潜んでいる。
出身や過去にはちょっと切ない。
最初は、
紗由はセルジェイが推しと似ているだけだと思っていて、
セルジェイのほうはただ人に愛されたいという気持ちで
初対面にもかかわらず、
セルジェイのキスから始まる関係が、
紗由が最初は戸惑っていたけど、
徐々に家族のような絆や、
恋愛感情が深まっていく過程が繊細に描写されている。
エロさが少なめで、
セルジェイの闇のような背景がからみあって、
彼が見せる微細な愛情に
紗由の脆い恋心がじんわりと変わってくのが感動で、
双子の弟たちが可愛い。
全部が癒しのひとときが
幸福感に包まれる恋物語でした。
・店舗共通特典ペーパー:
セルジェイの視点で、
2人がアイスクリームを売っているときの小話。
常連客と紗由の会話で、
紗由の母親の愛が心を打つ・・・
そして、
セルジェイの愛もあふれる!
作者買い
舞台は南フランス。
冒頭エチシーンから始まるので好物は後派の私はエェーな始まりでしたがそれを忘れるくらい引き込まれました。
受けの弟たち(双子)はお父さんの顔を知らず、闘牛士の宣伝ポスターを見て育ち、お母さんと似た顔の女性が写っていることから闘牛士をお父さんだと教え込まれて育ちました。
攻めは記憶喪失で見つかりますが、ポスターの闘牛士に似ていることから双子に「パパ」と懐かれてしまいます。
紆余曲折あり、受けの家でご厄介になることになるのですが、静かにけれど心の中は熱く恋を育みます。
受けは子供の頃の病気のせいでぼんやりとしか見えない幼少期を過ごし心がとても綺麗。南フランスの空の青、闘牛士さながらの恋は赤、受けのモノクロームな世界を白と例えるとフランス国旗になり、闘牛士の世界観もフランスという舞台もうまく表現されていたかと!!
甘々、異国がお好きな方にオススメです!