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aishou saikou na saiaku no otoko

もっと評価されても良い作品だと思います。
人物描写、心象描写、2人を取り巻く人間関係、どれもすごかった。引き込まれました。
セフレから恋人同士に昇格した、ただのケンカップルの話じゃありません。上巻でやっと恋人同士になった2人の想いが試される下巻です。
月島の両親に紹介され、ゆくゆくは結婚へ。順風満帆な幸せロードを突っ走るかと思いきや、まさかまさかの特大の試練が待ち構えていました。
篠崎を庇い大怪我を負った月島。彼の行動は、一見すると愛する人のことを想う優しい気持ちにしか見えないけど、篠崎にとっては…いや、篠崎だからこそなのか、再び孤独にオトされる恐怖でしかなりませんでした。両親を亡くし孤独を経験している篠崎だから、月島の行動は篠崎を一番悲しませる行為だったわけです。
でも、月島の気持ちも分かる。だって好きな人を巻き込んで、最悪命を落とすかも知れない状況にみすみす陥れますか?篠崎大好きな月島にとっては、自分の命よりも何よりも篠崎を守るのは分かりきった行動だし、咄嗟にそうするような月島だから好きになったとも言えるかと…。
かなり難しい状況だけど、あの場では何が正解とかはないんじゃないかと思うんですよね。2人とも死の淵を彷徨うリスクが最善の選択ってのはどうなんだろう。
お互いの気持ちが汲み取れていないせいで、いっときのクールダウン期間があったのは仕方ないとして、でもその試練を乗り越えた先のあまあまな展開は最高でした。
ストーリーが充実してるというか、取りこぼしがなくて濃密に進むストーリーの読み応えがとにかくすごい。人間模様もそうだし、読ませにくる作者さんの文章の魅力も格別でした。
主人公2人だけじゃない、周囲のキャラクターたちも魅力的なのでぜひその良さを味わって欲しいなと思います。キャラクター1人1人を大事にしている作者さんの生みの愛をひしひしと感じるストーリーがとても素晴らしかったです。
もっと色んな方に読まれることを願います^ ^