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konya dake ikinobitai
小説投稿サイトで更新中から読んでいた作品、
商業化に際して加筆編集した箇所あり
山場なだらかなBLファンタジー。絵師の挿絵効果は絶大だと思った。
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アーベル:滅多にない逸材魔術師 祖父は有名な回路魔術師
色白で華奢 束縛を嫌う ぞんざいな口調 丁寧で柔軟な対応 優れた観察力
クレーレ:警備 背が高い男前 魔力無し
頑固で前向き へこたれない騎士気質 アーベルへの愛は不動
生家の「レムニスケート」は王家と親族 建築ギルドとつながりが深い古い名家
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★腰を据えて1章からじっくり読まないと内容が楽しめない構成。
・・色々あってもハピエン。意味深なタイトルの意味は1章にある
「馬とピザと」:出会い
街の便利屋(魔術師)だった伯父が死亡
アーベルは大陸から王都へ戻る。王城内の職に就き、城下の伯父の屋敷を整理、工房に変える。
誕生日、伯父の屋敷へ「半分支払い済み」ピザ20枚が届く
・・城下見回り中の騎士・クレーレの立ち合いで確認すると、注文書の字は伯母
「ローブと剣」:”レムニスケート”家
冬。クレーレは、王城警備、更に宮廷の王族近衛騎士に昇進
そして第一王子のアルティンの婚約
多忙のクレーレは、アーベルの上司(クレーレの従妹)エミネイターから「振られてしまえ」と忠告され、相愛を自覚する
「荒野に降る」:アーベルの祖父が布陣した回路魔法が破られる
アーベルの束縛を嫌う遺伝気質が裏目に出る
大陸からエヴァリストが来る
アーベルを「ナッシュ」と呼ぶ男が現れ、回路魔術を破壊
アーベルは取り調べを受け、クレーレの家にまで波紋は及ぶ
今回は警備小隊長の騎士と回路魔術師のお話です。
大陸帰りの受様が攻様と出会い
今までとは違う生き方に幸せを見出すまでの本編と
休暇中の受様達を描いた番外編を収録。
回路魔術とは誰もがもつ微妙の魔力を増幅し、
特定の目的のために誰もが使えるようにしたものです。
回路魔術を最初に開発したのは受様の曽祖父で
祖父はそれを発展させた上に回路魔術師団を組織し、
隣国との戦いを勝利に導く立役者となります。
しかしながら回路魔術師の多くは医者や治療者として
施療院に所属する精霊魔術師ほど強い魔力は持たず
受様の一族と隣国との戦いで共闘したこの国の有力貴族が
回路魔術師を重用しなかった事から
使い走りの技術屋という認識を持たれ続けています。
受様は両親亡き後、育ててくれた伯父の急逝で
10年ぶりに王都に戻るのですが
体の不自由だった伯母も続いて亡くなってしまいます。
以降なぜか
回路魔術の仕組まれた伯父宅に誰も入れなくなり
受様は王城の回路魔術師団で働きながら
週末は伯父宅の納屋に寝泊まりして対策を講じていましたが
なかなか成果を上げられません。
そんなある日、
伯父宅あてにピザ20枚が届けられ
受様は配達人と押し問答を繰り広げる事となり
その揉め事の仲裁者が今回の攻様になります♪
攻様は警備隊の小隊長の騎士で
攻様の介入によりピザは亡くなった伯母が
受様の短銃美のために頼んだものとわかり
ご近所さんや施療院、警備隊への差入れされます。
そうして知合った攻様は受様を何を気に入ったのか
週末に酒とつまみをもって受様の元へ通うようになり
受様にとって攻様は王都での初めての友人となりますが
実は攻様は受様の一族と因縁のある有力貴族の出身で!?
WEB小説サイト「ムーンライトノベルズ」掲載のWeb小説を
加筆修正しての書籍化で王城警備の小隊長の攻様と
回路魔術師の受様の恋物語になります♪
タイトルが意味深すぎて気になって手にした1冊になります。
世界観はファンタジックではありますが
それぞれが自身の職務に励みつつ恋を育てていく展開で
章ごとに完結しつつも次章への伏線を巧みに配されていて
サクサク読み進められました。
1章は受様が攻様の出会い、受様の伯父宅の謎を解く話
2章は第一王子の婚約を控えてそれぞれが多忙となりすれ違う話
3章は受様の前に元彼が登場し、王城結界が破られる話
受様と攻様は設定としてほぼ対極にあるような2人なのですが
近づくまでの迷いと近づいてからの迷いや
知らずにいた事を知った事で生じる戸惑いや嫉妬
それぞれが背負う一族の性が
共演者達によって上手く絡められていて
最後までたいへん楽しく読ませて頂きました ヾ(≧▽≦)ノ
クレーレ×アーベル
星名あんじ先生のイラストのエロさと激しさ、
もっと強烈なイメージかなと思っていたが、
ちょっと予想外だった・・・
でも、それはそれで綺麗でよかった。
四六判の単行本、結構分厚いけど、
魔術の世界で
登場人物が多すぎないし、
ひとつひとつの展開にしっかり集中できるのが、
読むにぴったりな感じ。
ファンタジーとしても読みやすい。
運命的な出会いの2人。
魔術師のアーベル。
彼の内面の葛藤が、
生き抜くために戦っている孤独感とか、
リアルに迫ってくる。
そんなアーベルにとって、
クレーレの存在がますますばゆさを増して、
アーベルの心を癒していくプロセスの中で
クレーレが騎士として持つ繊細な想いも、
アーベルに対する気持ちも、
次々と心に染み込んでくる。
王城での身分の違いを超えて、
2人の恋が進んでいくのも見もの。
ストーリーは普通かもしれないけど、
2人の関係がどんどん進展していく速さには完全にノックアウト。
じわじわと心の中で熱がこみ上げてきて、
萌えるエッチ度も用意されていて、嬉しい。
全体的にバランスが良くて、
読んでて心地よくて、
ほっこりあたたかいファンタジーでした。
碧雲
なろうに、7年後を舞台にしたスピンオフが公開されている。
こことはちがう地上について 「夜中に、川があるところで」
>「今夜だけ生きのびたい」のスピンオフ。 「今夜だけ~」から7年後、
>ジラールは凄腕の殺し屋だが、この稼業からの引退を決意していた。しかし恩人からの要請を断り切れず、最後の仕事として難攻不落と呼ばれる砦に住む将軍の暗殺をひきうける。一方、魔術師で武器製作者としても知られていたエヴァリストは、砦の武装を破るための最強の「魔銃」を作るよう、とある組織に依頼されるが>