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mirai de danzai shitekuru kishi no tame, akuma no koushaku to yobareta ore ha jinsei o kurikaesu
めちゃくちゃ泣いた…
受けのルチアーノが本当に不憫すぎて、抗えない運命に流されつつも、それでも懸命に生きようとする健気な姿に大号泣でした。
前世では悪役だったものの、周囲の胸糞すぎる環境が彼をそうさせただけで、本来は優秀で領民や従者思いの優しい人。
だからこそ、1度目の人生で狂ってしまった彼が本当に不憫で仕方ない…
「悪役」としての前世の罪を悔って真っ当に生きようとするも、運命の強制力で破滅フラグが次々と立ち、やっとの思いで少し光が見えてきた…と思ったら、また絶望に落とされる残酷さ。
もう、やめて!前世の贖罪だとしても充分すぎるほど罰は受けてるよ!!!!と嘆きつつ、二転三転するストーリーが面白くて一気読みでした。ひぃ読み応えが半端ない。
そして、ルチアーノが絶望の淵に立たされる度に、宿敵のフレデリクが現れて救っていく展開は本当に胸熱!
頑固で融通の効かない、攻めのフレデリク
いくらルチアーノが拒絶しても諦めなくて、黙って姿を消したルチアーノをどこまでも追いかけて…って。
執着心も嫉妬心もバリ強★激重彼氏なんですが 笑
でも、諦めモードだったルチアーノを引き留めるには、彼の執着心と粘り強さが必要だったんだな…と!
〚逃げたい受けと 地の果てまで追いかける攻め〛
うん。運命も驚きのシンデレラフィット
重たくて先の読めないストーリーに最後までハラハラの連続でしたが、だからこそラストの幸せそうな二人に幸福感も一塩です(尊)
〚紆余曲折を経てハッピーエンド〛が大好きな夜明けの腐女子 大歓喜な一冊でした◎
はぁ〜〜〜〜本当に読んで良かった。大満足!
死に戻りもの?毎回騎士に殺され、子供時代から人生をやり直す主人公。ループものといっても、他のループ回は高速ダイジェストで、ほぼ最後の一回の人生のみ描かれている。なので同じシーンが繰り返されることもなく、サクサク読めた。
ルチアーノは何度も人生を繰り返して微妙に達観してるうえ、今度の人生では誰も殺さないと決めている。なのでタイトルにある“悪魔の侯爵”は過去のものだが、いきなり殺そうとしたり殺したときを振り返ったりと、片鱗は見える。
でもそのわりには、全ては自分のせいと考えたり、殺すほど嫌いな父に泣きながら縋ったり、キャラブレなのか情緒不安定なのか不思議な言動が多い。
いきなり人の話を聞かなくなって逃げて一人になるのは、ルチアーノの性格というより、展開をこう持って行きたいからキャラをこう動かすという、話の都合上の行動に見える。いきなりルチアーノを殴るフレデリクも同じく。
フレデリクは口下手なのか、執着心だけをめちゃくちゃ表現してくるので、最初はちょっと怖い。陰で動いてルチアーノのピンチに必ず駆けつけるのはBLの攻めだなって感じ。感情が表情から見て取れるようになったあたりからは好き。
気になったのは、フレデリクは今の人生しか知らないはずなのに、そんな反応になるのはなぜ?と不思議な点があること。また、ルチアーノはフレデリクに過去の人生の記憶はないと思っているのに、なぜそんな反応をすると考えるの?と疑問に思う点があること。
前者は伏線というほど強めの描写でもなく何だろうと思っていたら、何でもなかった。後者も意図的な描写じゃないっぽいけど、記憶の混濁かな。ルチアーノって子供時代から死ぬまでを何度もループして、何年分の記憶を持ってるんだろう。
引っかかるところはあるものの、最後に悪役が成敗されるスカっと展開があり、ループの意味や背景も明かされるので、読後感は悪くない。1話ごとに時間をあけて連載を追うように読めば楽しいのかもと思った。
(日本語の不備はあるのが当然として読んだけど、ちょっと多い気がした)
めちゃくちゃ面白かったです。
web版も読んでいたのですが、商業版もとても楽しく拝読させていただきました。
悪役である主人公・ルチアーノがひたすら不憫です。
生まれも、環境も、地位も、全てがルチアーノにとっては優しくはなく、悪役になっても当然だな、と。
むしろ、悪役にならざるを得なくしたのは、世界のほうじゃないのか??という印象でした。
宿敵、自分を死に至らしめる存在であるフレデリク。
煩わしい存在、できれば関わりたくない、という振る舞いを内心しているものの、トータルで振り返ってみれば、なんてことありません。
ルチアーノはツンデレでした。
とにかく、ルチアーノが幸せになってくれて本当によかったです。
末永くラブラブでいて欲しいです。