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ai no arashi
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
巻頭からルビーとアリの追いかけっこです。
これは読んでいてとても楽しめるシーンでした。
全力で逃げるルビーを、オレ様なアリが必死で追いかけるのですが…途中から弱腰になって「頼むから…」と懇願するアリ。
強がっていたルビーも、ついに堰を切ったように想いが吐き出されお互いに和解します。
もつろんセックスで…。
ここでアリがルビーの事を、やたらと「いい子ちゃん」とか「かわい子ちゃん」とか言うので、バカップルぶりがレベルUP!
アリが品の無い王子だという事は分かっていましたが、これはちょっとねぇ…。
一夜の繋がりから一転、また二人は別々に行動するのですが、ここからは内乱に立ち向かうルビーが逞しく書かれていました。
二人でいる場面が少ない3巻なので、ちょっと物足りないですねぇ。
いつのまにかルビーがアリに骨抜きにされとるσ( ̄∇ ̄;)
結局のところ、奴隷としてさらわれてきてからはや一年。
紆余曲折あれどーという展開なのですが、
その1年でどう変化したのかという細かい部分の描写が無い為に
少々置いてけぼりです。想像で補填するしかない。。
全開、アリの暴走で傷つき逃げてしまったルビー。
てんやわんやの攻防戦からのスタート。
本当は淋しかった。
本当は他の女をつれてきて欲しくなかった。
俺だけだっていったのに。
服をやってしまったのも悲しかった。
張りつめていた気持ちを吐露するシーンが好き。
姉様にもあれだけキツくいわれたのに
見つけて犯して連れ帰れば万事解決☆と思ってたアリの
言動はいわずもがなグゥの音も出ませんが、
仲直りHはエロくて素晴らしい。
横暴で俺様な中にも優しい姿を見てしまったルビーの変化が美味しい一冊。
固い蕾を手折ったら、水をやらなきゃだめ!
少ない水でも華麗に咲く花の様にほころび始めたルビーがいとしく見えるのでした。
ともあれ、抗争問題も佳境。
次回完結ですね。
ハッピーエンドでおわるならまぁそれでいい。