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みずかね先生のおっかけで購入。
古い本で恐縮ですが、先生の絵を別にしてもこれ好きなんです。
間違いなく本棚にもう一度戻すんですけど(笑)レビュー。
ちなみに2008年なんで ちょっと雰囲気が今とは少し違いますが、
みずかね先生の絵は変わらず美麗です!
異母兄弟で兄ピアノ、弟ヴァイオリンのデュオしてる。
天使ちゃんのような弟が受け。
攻めはイタリアの人気ヴァイオリン職人。
兄に囲い込まれて純粋培養されていた弟が巣立っていく てなお話。
兄が弟をいたぶる とかではないですが、自分のピアノを引き立たせる
音になるように誘導してて、でも実はそれは弟の本来の音じゃなかった、
かつそれを兄は分かってた。 というある意味執着もの?
私はヴァイオリンは弾かないためよくわからないですが、
クラシックが好きなので、特に音に関する記述のところにうっとりでした。
音って、のってくると音が勝手に踊りだす っていうんですか?
そういう感じの記述があって、思い通りの音を出せた時の嬉しさ が
伝わってよかったー。
で萌2.
最後、巣立たれた兄の部分のショートがあって、そこも悲哀、崩壊と再生?
のようなものがしずかーに伝わってきて、うわ、いいわ ここ と思います。
音楽ものがお好きなら、一度お試しいただいてもよいかも です。
国際コンクールで悪魔のトリルを課題曲とするところがあるだろうか…?難しい曲ってあったけど、全然難しい曲ではありません。笑
あと、新しいバイオリンで国際コンクールに臨むのはものすごーーーーく勇気がいると思います。オールド楽器には敵いませんから。
でも、読んでてめっちゃ萌えました。
絵も汞りょうさまで麗しかったです。