偽りの夜が終わる時

itsuwari no yoru ga owaru toki

偽りの夜が終わる時
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神6
  • 萌×22
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
38
評価数
8
平均
4.8 / 5
神率
75%
著者
ショーン・マイケル 

作家さんの新作発表
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イラスト
スカーレット・ベリ子 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
モノクローム・ロマンス文庫
電子発売日
価格
ISBN

あらすじ

「いつでも俺が必要だっただろ、ボーイ」BDSMクラブでの潜入任務の後、捜査官ブライアン・ハーリーは、潜入パートナーであったグリフィン・マクマヌスへの思いにとらわれていた。一方でグリフィンもまた任務の余波で自身の問題を抱えていた。もう二度と会わないはずだったふたりが再び出会う――。

表題作偽りの夜が終わる時

殺人課捜査官
SWAT課員

レビュー投稿数4

心と体のぶつかり合い

ガツガツ オラオラ 矜恃と欲求のぶつかり合い!滾る~~

SMクラブにサーとボーイとして潜入捜査、解決して解放されたはずなのに疼く体、燻る想い。
それを昇華し、新たな関係を築く激しさは、役に囚われてるようで、今の2人だからの慈しみ合いが漏れてるのたまりません!!


潜入が過酷で、唯一頼れる・苦労を共有した相手だから、縋ってしまうのもあるだろうけど、それ以上に惹かれ合う相性があったからこそ、本能が求めるまま貪りあったと思うと、ギリギリ責めるようなSMプレイの中にも甘さを感じちゃいます。
悪態付きながら渇望あらわにするグリフも可愛いすぎて!!
尿道を徐々に太いプラグでたっぷりたっぷり意地悪く責めるのも最高でした!

何もかも委ねて身体の奥底までこじ開けられるのがなんとも言えません。
BDSMって所謂SMプレイで良いのかはよく分からないとこですが、抗いきらない強さがあって、捜査の一貫と思えるから、痛くてもしんどさは控えめに感じました。かといって緩くはない。
なにより、プレイを心底欲して満たされてく描写がよい!!


短い中に濃縮凝集濃い濃いでした。


3

迫力が凄かった…!

最近BLニュース記事きっかけでの作品購入が止まらない…
とうとうノベルまで買ってしまいました

BL小説自体は昨年初めて1冊目に手を出し、その後2冊ほど購入しましたがまだ実は読めていません…
なのに新たに買ってしまいました(。・_・。)
「短編小説」ならサクッとイケるんじゃない?という気持ちで記事を読んでみたらあらすじに惹かれてアッと言う間に2冊も買っちゃいました♪

翻訳された作品なので文字の崇高さを楽しむ、というよりは臨場感や空気感を味わう感じで読むのが良き感じかな?と思います

潜入捜査を通して互いが溺れ求め合う仲になった2人
潜入先がBDSMバーという設定なのでそのバーの常連として馴染み、認められる為にマスターとサブとして完璧なパートナーを演じた6か月
この捜査が終わりを告げた後は互いの職務の為に会う事は禁止されていたのにも関わらずその禁を解き再会してしまった2人
その再会の一夜からの週末と潜入捜査時を振り返る構成で進みます

捜査内容自体へのお話しもとても興味深かったのですがそこは短編故なのか、急に大詰めになってしまう所はありましたが臨場感はありました

とにかくBDSMを軸にしてくれているので迫力が凄い!
本来積極的にボトム(受け)もしないし元来サブミッシング的欲求が高かった訳ではなかったグリフがこの潜入捜査の6か月間でブライアンに完璧なまでにその内に眠る欲望を引きずり出され、その疼きを治める事が出来ずにブライアンをココロとカラダで求めてしまう、、、
その抵抗と抵抗し切れず満たされていく過程が圧巻でした

この流れを完璧なまでにリードしきるブライアン
マスターとしてに雄味が徹底されていて素敵
同時に彼もグリフを完全に「自分のモノ」として支配したいという欲求と愛情が隠し切れない程にグリフを求めているのが伝わります

この駆け引きのような会話やプレイの描写が克明に記されているのでのめり込んで読んでしまいました
特にカラダに明らかに負担のかかるであろう尿道プレイを行う流れはすごかった
攻めていくブライアンはしっかりグリフの様子を見ながらも自身の欲も満たし、受け入れるグリフはその強烈な快感に恐怖すら覚えているのに抗えずプジーの太さを上げていく事に興奮を抑えられない流れなどはドキドキが止まらなかったです…!

BL小説に不慣れ&BL翻訳ものを初めて読む私でも小1時間で読み切れました
しかもドキドキして楽しめました!!
べリ子先生の挿絵は1コマ?1か所でした
でも表紙でしっかりイメージが出来るので読み進めるのにすごく助けになりました

もう1作品はこちらの作品に比べてグッとエロ度が抑えられているのでまた気持ちを切り替えて読んでみようと思います!
短編小説なら1日に数作品読む事も可能かも知れない!
新たな楽しみを知ってしまいました…!
あと、ビックリする位にお値段が控えめでした⸜⸜٩( 'ω' )و //
これも手軽に読み始められるいいきっかけになっていたかな?と思いました

普段から小説を読み慣れている方より私のように小説慣れしてみたい人なんかにはいいんじゃないかな~?と思います!
エロ度は多分この長さで考えたらだいぶ高いのでそこは確認して欲しいです
特に「SM」のメンタル的な所が結構反映されています
逆に私はエロ度高めなSM作品も漫画でもよく読むのでその点もBL小説として楽しめたかな?と思います
とても読んでみて良かった作品でした(♡´∀`♡)

ストーリー部分で考えると駆け足感ありますが、短編での読み易さとSM要素を感じられた興奮度を評価に反映しました!!

※私が気になったサイト記事が紐付けされていないようなので一応残しておきます
「海外版BL「M/M」短編小説特集♪空き時間に読める!」
https://blnews.chil-chil.net/newsDetail/20499/

0

SMクラブ潜入捜査、の後で

電子短編。

内容は、2人の捜査官が麻薬取引の情報を得るためにそれぞれの部署から選ばれてバディとなって潜入捜査をしたのだが、その後…
…というお話。
潜入先はゲイSMクラブ。
だから、一応ゲイの2人が選ばれてSM愛好者として潜入して。
無事に密売人の逮捕で2人の「任務」は終わったわけだけど、潜入のために心身共に没入した2人の心と体は以前には戻れなくなっている。

捜査が終わったあと、形ばかりのカウンセリングを受け2人は二度と会わないように規定されていたが、半年後「ボトムのサム」役だったグリフィン(グリフ)は規定を破って「主人のニック」役のブライアンの家にやってきてしまう。
勿論ブライアンの方も「ニックとサム」の日々は忘れられない。
再会して、Sirとboyの主従プレイ、お仕置きと懇願のプレイを繰り広げる2人。

元々SMではなかったのに、心が乗っ取られたように言葉責めや寸止め、乳首責め尿道責め。もう2人はブライアンやグリフの人格を手放して「サー」と「ボーイ」になってしまったよう。
潜入捜査って人間を壊しちゃうんだなぁって怖くなりました。2人で同じ熱量で向き合えるからいいけど、これは2人同時のPTSDだと思う。
と言いつつ、すごく刺激的で一気に読んでしまいました。「萌x2」で。

4

ストーリーにぴったりなタイトル

潜入捜査で関係を持った二人が、お互いを忘れられずに再会するお話。BDSMプレイ?でエロ多め。再会後と潜入捜査中のシーンを行ったり来たりな構成で、現在と過去の行為中の心理描写で伝えてくる感じ。
プレイ内容がマニアックで、本心でないセリフと本音が混在しており、特殊な状況がさらに面白くなっていた。

BDSMクラブ内で情報を集めるために、ハードなプレイを行う二人。偽名を使い、別人を演じていたはずが、相手を求めるところは本気になっていったのかな。
肉欲先行というか、体の欲求に従い素直に行動した結果、やっと気持ちがついてきたところでエンドマーク。やっとここから、と安堵できる終わり方だった。

潜入捜査についてはあまり描かれていなかったので、解決シーンは唐突感があった。マニアックなエロや熱いM/Mを期待して読めば大満足な短編かも。
邦題の「偽りの夜が終わる時」がストーリーにぴったりでとても好き。

1

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