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ori no naka no junjo shitsuji wa chibou wo meguraseru
とある王国の王弟と恋に落ちた、花音のお母さん。反対されつつも、ひっそりと花音を産むが、その存在は王位継承権を脅かす存在であるため、花音は生まれてすぐにいないものとして隠されてしまい、外界との一切の接触を絶たれたまま成長…。
やがて母は亡くなり、王太后に「夏の館」へと招かれた花音は、そこで働く執事・朝継に出会う。
亡くなった母親とのエピソードが語られる序盤で、すでにウルウルしてしまった。一緒にいることすら禁じられて、たまにしか会えなかった息子に、母はどれくらい愛しているのかを伝えようとするんだけど、その親子愛がもう…。それを花音の口から聞いた朝継の言葉も素敵。存在すら許されなかった花音に、初めて優しくしてくれた他人が朝継なので、すぐに好きになっちゃったのも無理はないかと。
花音の出自や正体は、決して誰にも知られてはいけないもの。だけど朝継はとある事情でそれを知っていて、彼を自由にしてやりたい一心で、裏で動き続け、あらゆる方面に手を回した上で花音に接している。
本編が花音視点なのでそのことは終盤までわからないのだけど、ただひたすらに相手の幸せを思う朝継にグッときた。
花音の身の周りで起こることは、朝継が裏で手を引いていたというと、腹黒だわ…と思うんだけど、その動機が花音をモノにしたい、とかじゃなく、不憫な境遇から救いたい、というところから来ているので、全然嫌な感じはなく、むしろ萌えしかなかった…。
最後まで読むと、実にきれいにまとまってる王道のシンデレラストーリーで、朝継の優しさに戸惑いながらも、たどたどしく命令する花音がひたすらに可愛い。
「檻の外の束縛」は朝継視点。なにもかも片付き、日本にやってきたふたり。花音の祖父母は日本で健在なので、花音は会いたいと思っている。が、朝継は祖父母が一緒に暮らしたがるのではないかとヒヤヒヤ。それを阻止するために、相変わらずの有能腹黒ぶりを発揮する。
大好きな人とずっと一緒にいたい、幸せにしたいという気持ちが伝わってくるお話で、とにかく甘い! エッチなシーンもあっま甘!
受けちゃんは本当に可愛く、ギュッとしてあげたくなるような子で、攻めがそんな受けを大事に大事にしてくれるので、溺愛好きとしては心底、大満足な一冊。
不満をひとつ書くとすれば、続編がないこと。絶対受けが大学生になった時とか、執事さんが絶対また暗躍すると思うのに。もっと読みたい~。
花音 健気!! かわいい!!111
冷たい人間達に軟禁され 全てを諦めていた少年が 朝継になついていく様が なんとも萌え萌え (*´д`*)ハァハァ
著者曰く「ぴよ受け」 ぴったりな表現です
朝継ならずとも ぎゅっとだっこして いいこいいこしたくなるような子であります
そして 花音を軟禁から開放し 一生独占するために知謀をめぐらせる腹黒執事
「手間暇をかけて成熟させるのも、楽しみのひとつかと存じますが」
彼の気持ちは この一言に集約されてるんじゃないでしょうか
稲荷家さんのイラストも秀逸!!
猫耳がなかったのはちょっと残念(違)
なんども読み返してしまいます
16年間、軟禁状態で成長した少年花音(かのん)が、初めて優しさに触れ、人を好きになるお話です。
好きだと知れたら、相手に迷惑がかかるのではないかと、16歳なりに相手を慮って身を引こうとしたり、いつかは別れるのだから、好きにならないようにしようとか、もう健気で・・
稲荷家房之介さんが描くかわいくて、健気な少年にメロメロです。
執事の平井朝継(あさつぐ)が、細やか気配りに、花音も心を開いて、甘えるようになりますが・・無事、軟禁状態から開放され、日本に帰れるように段取りを図ったのも、朝継。
花音でなくても、あまりに手際がよすぎて、朝継って一体何者って思います。
はい!その後を描いた、「檻の外の束縛」で朝継視点なので、はっきりします!
そう、朝継は、黒執事だったのです!すべて花音を手に入れるために、慎重にことを運んでいたのですねえ。。
無事日本につれて帰った後も、二人でずっと一緒に棲みたいといわせるために、コンピューター並みの黒い頭脳が、その能力を発揮してます。
実は、世間知らずで、清らかな花音を手に入れることができて喜ぶ黒執事の物語だったのです。
とある国の王弟と日本人女性の間に生まれた少年、花音は王位継承権を脅かす存在として半ば軟禁されるように暮らしてきた。
絶対に秘匿されなければならない存在。
誰の愛情も知らず事務的な慇懃さの中で生かされているだけの生活。
そんなある日、身柄を移された先の館で花音は有能な執事の朝継と再会する。
昔一度だけ出逢って強く心を惹かれた。けれどその時は素直になれなくて。
あいかわらず優しく接してくれる朝継にこんどこそ凍り付いた心を溶かされていく花音だったが……
王制の残るとある王国が舞台で王位継承権第一位の王弟の息子(それも日本人とのハーフ)で、相手も日本から勉強に来ている執事ってなんかすごいなあと思って読み始めました。
しかし読み進めば進むほど主人公の健気さとかさみしさとかが切なくて。
今までほとんど人から愛情をもらったことがなかった花音が朝継に優しくされて泣いちゃうのはちょっとぐっときました。
執事は万能でなければならないを体現するような朝継さんはすげえの一言です。
というか色々用意周到すぎて怖いです。かわいらしいご主人様に超執着の腹黒執事。やばい萌える(歪)
表題作の続編である『折の外の束縛』で色々と策を巡らす朝継がものすごい生き生きしていて、なんだか花音のこれからが(いろんな意味で)心配になります。
もう、なんていうか、お幸せに……
個人的に執事ものには弱くてほとんどのものは読んでるんですがなかなか悶えるほど萌えるものに出会えることはないんですよねー(^-^ゞ
バーバラさんの本はあらすじで気になったものは読んでるんですがなかなかはまらず・・・私の趣味とちょっと外れてるのかな?笑
今回は執事攻めで受けが薄幸な境遇、その受けを執事が裏からあの手この手で救い出すって好物だったので読んでみました☆
攻めは腹黒っちゃあ腹黒なのかなぁ?私にはちょっとねちっとしたいじめっ子にしか感じられなかった(((^^;)
いちいち受け君に言わせないと進まない(いろいろ)のがかなりまどろっこしくて私はイラッとしちゃったのが萌え半減だったかも
受け君はコロコロ転がされてますが無自覚に案外転がしてるのね♪ってのは、攻め目線の話が入ってるので分かります
本編の雰囲気としては、そんなに甘々デロデロを感じられなかったので攻め目線で甘さを補ったのかな笑
攻めのキャラにはまる人はゾッコンになる作品だと思われ
有能執事と不幸な少年ご主人様。
これといった新鮮、この作品、このキャラらしさが特になく…
良い所といえばとても読みやすかったというのが感想です。
飼い殺しにされてきた受けという設定だけにホイホイされて読んだのですが、ズキズキくる深い描写もなく…
不幸な生い立ちですが、攻めに惹かれている部分に重きを置かれていて、ちょっと胃もたれ気味でした。
真相を告げる部分がどうにも説明じみていて長ったらしく飽きちゃいました。
有能執事のおかげで事態がおさまるまでじっとしているだけで良かった受けちゃん。
めでたしめでたしでも大部分がリアルタイムではなく淡々と事後報告されるため盛り上がり所を見つけられませんでした。
内心の割に表では主人らしく振る舞う受けとうまく言葉を重ね誘導していくように愛し合う攻めがいましたがどうにもじれったかった。
結論としては作者の書きたかったものと私の好みが単純に合わなかっただけですかね。