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ougon no shishi to ironaki ookami hakugin no ou to kuroki miko
「白銀の王と黒き御子 神狼と僕は永遠を誓う」で茶柱一号先生があとがきでおっしゃってたサブキャラのお話でした。
あのお話でバルデュロイの将軍のライナスとコウキの従者であるリアンがくっ付いたのは分かっていたのですが、今作ではその気になってた裏側が詳しく書かれていました。
表題作では時系列を追ってリアンがコウキの従者になるまでと、ライナスとの出会いから彼に保護されて自分の生き方を取り戻すまでとライナスと両思いになるまで、そしてスピン元で気になってたあの大樹の実の結果が書いてありました。
リアンが元奴隷としてどんな辛い目に遭っていたか、リアンがコウキにどうして忠誠を誓うようになったかを知るととても苦しく感じるのですが、こちらは過去形なのとスピン元のお話を辿る形なのでサラッと流した感じでした。
むしろ、ライナス視点があるのでどの時点でリアンを好きだったのかとか、あの時はこういう思いでライナスが居たのかと分かるので興味深く感じました。
スピン元のお話を読んでなくても分かるとは思いますが、やはり読んでいた方が理解は深まると思いました。
そして同時収録作の「自由都市同盟と僕らの旅路」では、エドガーとコウキのその後の幸せ具合が分かるのですが、コウキのセンスに苦しめられるエドガーとリコリスにクスッとしてしまいました。更にお気に入りのキャラの神獣エスタス君の活躍が読めて大満足でした。
最後の「狼は己の色を知る」では、ライナスがひょんな事からリアンのルーツを見つけ出すお話でした。ライナスと子どもを得たリアンが3人で故郷を訪れた時の言葉にグッと来ること間違い無しです。
楽しみにしていたお話ですが、表題作がスピン元の時系列をなぞる形でしたので、そこがとても単調に感じてしまいました。大樹の実を食べた辺りからがスピン元で語られていなかったので、俄然面白く感じました。
またスピン元よりは辛い場面は無いので、苦手な方も大丈夫ではないでしょうか?
コウキがロマネーシャにいた辺りはやはり辛い場面があるので、リアン視点でも御注意下さい。