黄金の獅子と色なき狼 白銀の王と黒き御子

ougon no shishi to ironaki ookami hakugin no ou to kuroki miko

黄金の獅子と色なき狼 白銀の王と黒き御子
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×25
  • 萌4
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
1
得点
32
評価数
9
平均
3.6 / 5
神率
0%
著者
茶柱一号 

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イラスト
古藤嗣己 
媒体
小説
出版社
講談社
レーベル
講談社X文庫
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784065309377

あらすじ

最愛の伴侶と、ともに生きる。
異世界から来た『豊穣の御子』、コウキと共に、白銀の狼王が統治するバルデュロイへ身を寄せたリアン。そこで将軍職に就くライナスに出会い、熱烈に口説かれたリアンは、彼の強引さに戸惑いつつも心惹かれていき……。表題作のほか、狼王エドガーとコウキの愛あふれる旅の顚末「自由都市同盟と僕らの旅路」、リアンのルーツを探る「狼は己の色を知る」を収録した大人気『白銀の王と黒き御子』の《その先》の物語!

表題作黄金の獅子と色なき狼 白銀の王と黒き御子

「豪嵐の荒獅子」と呼ばれる獣人,バルデュロイ王国の将軍
ロマネーシャの元奴隷,「豊穣の御子」コウキの忠実なる従者

同時収録作品自由都市同盟と僕らの旅路

バルデュロイの王,神狼
森村光樹,異世界に召喚された青年,豊穣の御子

同時収録作品狼は己の色を知る

「豪嵐の荒獅子」と呼ばれる獣人,バルデュロイ王国の将軍
元奴隷の狼獣人,ライナスの私設秘書,番

レビュー投稿数1

待ってました!

「白銀の王と黒き御子 神狼と僕は永遠を誓う」で茶柱一号先生があとがきでおっしゃってたサブキャラのお話でした。
あのお話でバルデュロイの将軍のライナスとコウキの従者であるリアンがくっ付いたのは分かっていたのですが、今作ではその気になってた裏側が詳しく書かれていました。

表題作では時系列を追ってリアンがコウキの従者になるまでと、ライナスとの出会いから彼に保護されて自分の生き方を取り戻すまでとライナスと両思いになるまで、そしてスピン元で気になってたあの大樹の実の結果が書いてありました。

リアンが元奴隷としてどんな辛い目に遭っていたか、リアンがコウキにどうして忠誠を誓うようになったかを知るととても苦しく感じるのですが、こちらは過去形なのとスピン元のお話を辿る形なのでサラッと流した感じでした。

むしろ、ライナス視点があるのでどの時点でリアンを好きだったのかとか、あの時はこういう思いでライナスが居たのかと分かるので興味深く感じました。
スピン元のお話を読んでなくても分かるとは思いますが、やはり読んでいた方が理解は深まると思いました。

そして同時収録作の「自由都市同盟と僕らの旅路」では、エドガーとコウキのその後の幸せ具合が分かるのですが、コウキのセンスに苦しめられるエドガーとリコリスにクスッとしてしまいました。更にお気に入りのキャラの神獣エスタス君の活躍が読めて大満足でした。

最後の「狼は己の色を知る」では、ライナスがひょんな事からリアンのルーツを見つけ出すお話でした。ライナスと子どもを得たリアンが3人で故郷を訪れた時の言葉にグッと来ること間違い無しです。

楽しみにしていたお話ですが、表題作がスピン元の時系列をなぞる形でしたので、そこがとても単調に感じてしまいました。大樹の実を食べた辺りからがスピン元で語られていなかったので、俄然面白く感じました。

またスピン元よりは辛い場面は無いので、苦手な方も大丈夫ではないでしょうか?
コウキがロマネーシャにいた辺りはやはり辛い場面があるので、リアン視点でも御注意下さい。

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