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傷心の子豚 ラブリー天使に大変身!
kanchigai shiro buta reisoku, konyakusha ni hurare shuppon. hitori ja ikirarenai kara dorei kattara dekiai shitekuru
アルファポリス第9回BL小説大賞ファンタジーBL賞受賞作品みたいです。サイトでは未読ですので紙本で初読みしました。
凄く面白かったです。
スーロンとキュルフェ視点もあるので、彼等がどれだけサミュエルに感謝してて可愛がっているのかが分かります。
白豚なんて酷い単語が出てますが、サミュエルは痩せれば美少年になるだろうと想像出来て、優しい事から家族や屋敷の使用人からも溺愛されてるお坊ちゃんなんです。
世界観としては魔術や魔法が使えて女性が居ない世界で男性同士で夫婦になります。どちらが女性的な役割をするかは産まれた時から決まってたりする訳ではないみたいです。
この巻ではサミュエルが婚約者の国一番の美少年であるビクトールに学園のカフェテリアで婚約破棄されて、嫌われていた事にショックを受けて家出するんです。
で、歩くのも困難なおデブさんなので世話役にと奴隷を買うんですが、それがスーロンとキュルフェの異母兄弟になります。
この2人が訳ありで肘下や膝下、手首や足の腱などを切られて奴隷商に売られ、巡り巡ってサミュエルに買われる事になります。
サミュエルはポーションと魔術で2人の身体の欠損等を治すのですが、このポーションがサミュエルの家が国で大きな力を持ってる鍵になります。
行く先々で皆に可愛がられるサミュエルとか、ダンジョンで思わぬ力を発揮するサミュエルが凄く可愛いのですよ。また、サミュエルを痩せさせる為にお風呂に入れてマッサージする過程が凄く面白かったです。
驚くのはこの家出が数年に渡っているところです。サミュエルが痩せて美少年になったところで学園を卒業する為に家に呼び戻されていました。
この巻ではスーロンとキュルフェを連れて家に戻るところで終わってますが、サイトの方ではまだまだ続いてます。むしろこれ以降がBLとしては面白くなってます。
サミュエルの元婚約者のビクトールと彼を奪った男爵令息の末路とか、スーロンとキュルフェ兄弟の祖国とかまだまだ気になる点はあるので、続巻が出るのを楽しみに待ちたいと思います!
読み終わって、BLの定義ってなんだっけ?と思って調べたらまだまだお話は続いてるんですね。
レビューを読んで速攻ポチりました。
登場人物が多くて長くて大作ですね!
ざっくりした内容は侯爵第二令息が婚約者にフラれ傷心で家出して奴隷を二人買って冒険に行って逞しく育っていくって感じですかね。
もう主人公のサミュエルがなんて子でしょう!白豚と蔑まれ婚約者にはフラれますが、人たらしというか褒められ系アイドル枠男子といいますか。サミュエルを知る人は皆彼を愛さずにはいられないんですよ。
こんな自分を変えたい!と飛び出して。
買った奴隷の二人もすっかりサミュエル可愛さにはまり、世話をやいたり躾けたり守ったりお風呂に入れたり着替えさせたり…。
というか、サミュエルは14歳だよね?
なんか3歳児並みなんですが…。
でも旅をしていくうちに成長して当時の自分を反省したり。元がとっても良い子で愛されて育った子なので、基本的に素直で優しくて誰に対しても思いやりがあって。
そして視点が奴隷の二人スーロンやキュルフェや、元婚約者や兄上や父上や執事や学園のカフェテリアの人や寮の管理人などなど入り混じってます。誰もがサミュエルを愛して身を案じて。
スーロンとキュルフェは保護者枠かな?と思いきや最後の様子は、もしかして?な感じで…。
食事や食べ物やダンジョンの描写も多くて、たとえBLじゃなくても素直に楽しめます。