kurinn
iroaku sakka to kouseisha no hatsukoi
笑えたけど「ふうーん」って感じでした。ウィットに富んだSSなんでしょうが、やっぱり正祐は友人の校正者を話していないのに嫉妬はするんだと思ったからです。そして友人が誰かを訊かない大吾も…。
いやね、「あなたが白洲先生を料理上手の極上の花嫁のように評するのが腹立たしくて…」の台詞には爆笑したんですよ!嫉妬の方向性!って思って大吾が気の毒になったし、料理を教えて欲しいと言われてラザニアを渡した正祐の母親に共感さえしました。
この2人宙人と双葉を見習って喧嘩しないようにしてるけど、どこか間違えている様な気がしてなりません。
そして「きかない」を「訊かない」と書いてしまった自分に反吐が出ました。
本品は『色悪作家と校正者の初戀』の
フェア店特典ペーパーです。
皆で中華の清蒸を楽しんでから数日後のお話です。
とある日曜日、
東堂は塔野のマンションを訪れます。
東堂は塔野の祖父の形見の青いソファに座り
向かいに塔野が座って食事をしました。
遠野の弟がスキャンダルをすっぱ抜かれて
ここに閉じこもって以来
この部屋で東堂が丁寧な食事をするのは初めてて
何とも妙に感じてしまい・・・
B5サイズ片面3+2/3頁にて
塔野のマンションで2人が食事をするお話になります。
東堂は塔野から
「私の家でラザニアを食べてください」というメールで
やってきたのですが
目の前のラザニアが塔野がつくったモノではないと
理由がわからない上に尋ねたくてもなくて
"触らぬ神に祟りなし"と思ってしまうのです。
実態は東堂が料理上手な白洲を恋人にした
伊集院に「良かったな」といった事に
塔野の嫉妬した結果のラザニアだったのですが
遠野の感覚が斜め上すぎて面白かったです。