色悪作家と校正者の純潔ご購入特典・書き下ろしペーパー「色悪作家と校正者の吾輩は猫出る名前はまだない」

iroakusakka to kouseisha no junketsu

色悪作家と校正者の純潔ご購入特典・書き下ろしペーパー「色悪作家と校正者の吾輩は猫出る名前はまだない」
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×24
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
3
得点
19
評価数
5
平均
3.8 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
特典
出版社
発売日
付いてきた作品(特典の場合)
色悪作家と校正者の純潔

商品説明

購入特典・書き下ろしペーパー。
協力書店でのみ配布。
A5/モノクロ/片面/十字タテ四つ折り。
サブタイトル「色悪作家と校正者の吾輩は猫出る名前はまだない」

レビュー投稿数3

鳥八は今日も大賑わい

本品は『色悪作家と校正者の純潔』の
フェア書店限定特典ペーパーです。

本編続編後、
本編で中華飯店の卓を囲んだ4人が
鳥八に集うお話になります。

藤堂大吾の11月刊行の新作が
正祐の手元にやってくる直前の某日の夜。

大吾が策略を尽くして
ピータンを食したメンツが
居酒屋鳥八のカウンターにいました。

元々、正祐と大吾が待ち合わせ、
正祐と打ち合わせていた宙人がついてきて
正祐の同僚藤田は見かけたからと
連れてこられた口でした(笑)

それでも2人に気を使って
鳥八を避けていた気遣いな藤田なので
遠慮しつつも嬉しそうです。

巻き込まれたのだからと
先般の漱石論争の結末を尋ねた藤田に
宙人はまたかと不平をもらしますが

無事に終結た事を告げる大吾は
仲直りした夜のアレコレを思い出して
ご満です。

大吾と正祐は
件の本を子供の時に読んだきりでしたが
藤田と宙人も読んだ記憶があるものの
終盤は覚えていないと言います。

それでも吾輩は憎めない存在として
皆の心に残っていました。

そんな2人にあえて語る事はないと
大吾と正祐は頷き合いますが…

A5サイズ片面(書店によって型違い有)にて
漱石論の続きになります。

2人の様子が気になった藤田は
全力で封じていた記憶の箱を
うっかり開けてしまうのです。

そして触発された宙人もまた
ビールを呑んだ猫の心を暗じてしまい

名もない猫の最後で
少年期のトラウマを刺激された
3人は意気消沈してしまうのです。

そんな3人に共感できない大吾には
正祐の嗜好が腑に落ちないのですが
店の主の百田は扱く納得のいったようで

猫への追悼でいっぱいで涙くむ正祐は
"なかなかの趣味"だと慰められますが
今度は差された大吾が悲鳴をあげる

…というオチまで
たいへん楽しく読めました。

件の論争シーンの根底が
正祐の好み=大吾って思うと
ムフフって笑っちゃいますね。

なんだかんだ言っても
大吾が正祐に勝てない様子が
とっても愉快なペーパーでした (^o^)丿

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めんどくさい4人

本編で一度お食事会をなさった(いやいやかも)大吾、正祐、宙人、篠田の4人。
何の因果かもっかいやる羽目になった時のお話です。4人まとめてめんどくさい方々(爆)。

前の食事会の時に話題になった夏目漱石の「吾輩は猫である」の結末部分。ビールを注文したが故に思い出してしまって、猫に思い入れのある宙人と正祐が涙ぐんでしまい、篠田も地面にめり込む勢いなんですよ。ああ、めんどくさいw この部分だけはしれっとしている大吾が普通人に見えたというお話でした。

まともに見えた篠田もやはり癖があって、このキャラはこの後どんな風に絡んでくるんだろうと大変楽しみです。一番楽ちんなのはおやっさんの百田!ここに是非一度呑みに行きたいものです~
次もきっと料理記載が楽しいに違いない。先生楽しみにお待ちしています!

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この作品の良心

本編のレビューでは散々なことを書きましたが、やはり百田と篠田が大吾と正祐との会話に入って来ると普通に読めました。
大吾と正祐の2人のシーンでは全く楽しめませんけど。

こちらの書き下ろしペーパーは、本編からの夏目漱石談議が場所を変えて行われてました。

菅野先生はどうしても「吾輩は猫である」の結末を語りたかったんでしょうね。確かに伊集院と篠田が結末を思い出したのにはクスッと笑ってしまいました。

でもだからといって作品の印象は変わりません。次巻で少しでも好きになれると良いのですが。

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