とらのあなだけで手に入る限定特典つきコミックも充実!
Kit to Percy
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
定価約2000円という事でちょっと高いなと思ったのですが18世紀イングランドのヒストリカルBLというのに惹かれ購入。18世紀、19世紀の英国ものって多いですね。日本も江戸時代の小説結構あるのでロマンがあるというか興味深い時代です。表紙の絵、モーツァルトみたいな格好してますが。
元強盗×貴族のお坊ちゃんの話でリバあり。初体験のシーンは「えええーそっちだったの?」と驚きました。それまでの雰囲気が逆の感じだったので。yocoさんのイラスト両方可愛いしカッコいいので慣れてしまえばどうという事もないんですが。
話は面白かったですが字が細かすぎてぎゅっと詰め込まれてる感じでした。文庫本2冊分以上のボリュームは余裕でありそうなのであの値段もしょうがないのかも。変な所で切れてるよりは完結している方がいいけれど。買ってから小さく表紙にシリーズ1と書いてあるのを見つけました。2冊くらいで終わるならいいけど、あのボリュームと値段でシリーズ4.5とかなるならちょっと考えてしまいます。
もしYOCO先生が担当していなかったら
・・読まなかったかもしれない。
原文の韻の楽しみとか、翻訳すると薄れる魅力があるのは仕方ないにしても
淡々としていて、少しさっぱりしすぎの感が否めない。
翻訳ものって、作家の方の萌えツボというか、何がお好きなのかがかなり激しく伝わって来る様な気がして面白いんです。まぁ、そもそも、その手の『熱さ』があるからこそ、海を越えて異国の言葉で出版されたりするのでしょうが。
作者さまは18世紀の英国、特に『違う階級に所属する2人の関係』に萌えを感じてるんじゃないかな、と思いましたです。
いや、ひょっとして私がその辺を好きなのかな?
撃たれて足が不自由になったがために強盗を引退しコーヒーハウスを営んでいるキットの所に、公爵子息であるパーシーが強盗計画を持ち掛けに訪ねて来ます。襲うのは自分の親であるクレア侯爵。パーシーはクレア侯爵が過去に行ったことが原因で全てを失ってしまう可能性があり、それを避けるためには何が何でもこの計画を行う必要があります。最初は乗り気ではなかったキットですが、何度もパーシーに会う中で、この計画に、そしてパーシーにどんどん惹かれて行くんですね。
育ちが違う故に考え方が全然違う2人が『強盗を行う』という目標に向かって行くと、徐々に惹かれ合ってしまうんです。これが実に自然なんですよ。
2人とも、友人やら、昔の仲間やら、従者やら、思ってくれている人はいるんです。
でも孤独なのね。
これだけ違う2人なのに、そこだけが同じなんです。
これがねー!
私は電子で読んだので本の厚さは解らないのですが、確かに長い。
でも、それほど苦も無く読めましたよ。
それくらい面白い。
惜しむらくは訳が所々ひっかかる様な感じがするんです。
翻訳もの独特のリズムとかとも違うひっかかり方で、ちょっと気になりました。
でも、面白かったから続きがあるなら買うよ!
装丁に惹かれて購入した読者です。yoco先生と翻訳ものの親和性は抜群ですね。
最近になって翻訳BL読み始めたので、なかなか咀嚼しきれない、十二分に堪能できてないんじゃないかなとか思いつつ、徐々にわかってきたのは…萌えって原文のほうが感じやすいのかなっていうところでした。作品を鑑賞する上で、私にとっては文体もかなり重要なファクターなので(特に”萌え”に関しては…)、翻訳されることによって味わえる素材からちょっと距離ができるのかなと。もちろん、作品のよさや作家様の意図を汲んで翻訳されていると思うのでそこがどうっていうわけではないですが…、ごめんなさい、本作萌えなかった…。つまらなくはないんだけど。
翻訳小説としては普通の長さなんだけど、やたら長く感じてしまいました。んでもってその分量を息切れしながら読み切ったものの、オチにまだ消化しきれない部分が残ってて(当時の社会背景に関する知識不足はあるんだけど…)、ふたりのラブもそれほど刺さらなくて…といいつつ、リバ!!には安心しました。というのも、最初のおせっせでは、「ええええ!???そっちだった???完全に読み誤ってた!!!」っていう衝撃が大きくてw…その後悶々としてしまったからです。あと、フェラの最中に愛の告白するプレイが好きじゃないという自分の性癖を発見できました。
正直、パーシーっていう人物像がいまいちわからんくて、、計画の意図とか目的とか成果とか…?(ここまでする必要が?父親とか身分に関してのそこまでの鬱屈とか、母親に対する気持ちの大きさもそこまで読み取れんくて…最終的に脅迫者をどうしたかったん?)っていうのがいまだにわかってないんですわ…。
続編かぁ…。