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このスパダリ騎士ズ、剣技も愛情も最強クラス!!
isekai de kishidan ryouchou ni narimashite ~ ryouchou ni natta tsumori ga hutari no ikemen kishi no hanryo ni natte shimai mashita ~
この作品、これで完結ってことですか?
「1巻」とないけど、やっぱりこれで終わりってことなんでしょうか?
んー…と。私の感覚では、まだまだ続きがある感じな気がするんですけど、本当に本当に完結なんですかね!?…だとしたら、伏線回収忘れが多すぎて、スッキリしない結末だなと思います。
もったいない。本当に、もったいない。
この作品なんですけど、BLパートと事件パートに分けられることができまして…
BLパートは、作品のあらすじから分かるように溺愛ものです。しかも異世界トリップ後の蒼太には、何と2人の伴侶が(レオナード&リア)いるという設定。これがまあ〜〜、蒼太を可愛がって大事に大事に過保護に甘やかすので、2人との絡みはニヤニヤとニマニマのオンパレード。
そのうえ団員たち皆にも愛され、チヤホヤに限界がありません(〃ω〃)
蒼太がたくさんの人たちから愛されるまくるのが、この作品に於いてのBLパートの大部分になっています。
問題は事件パート。
レオナードとリアには過去に大事な人たちを、敵対する部族に殺されたシリアスなバックボーンがあり、これがBLとは別のところで面白さを引き立たせています。
楽しくて面白い謎や伏線がたくさん散りばめられていて、これがストーリーにどんな働きかけをしていくのかワクワクとドキドキで読み進めていたんですが、解明されていない謎の部分が多すぎて、そのまま完結に至ったことがスッキリしない理由です。
蒼太の「黒の旗手」としての役割はどうなったの?とか。リアが王族の血を引いていて、それを嫌っている理由とか。
敵対部族のバックに王都の者が絡んでいるとの情報の真偽や、傭兵の男との縁の回収も結局なされず…。そして、破壊された橋の側で見つけた紋章入りの瓶を見たレオナードの「事件の真相に確信が持てた」の発言。
どれも謎のまま結末を迎え、スッキリしません。
私の想像のままで終わってしまって、その答え合わせをしたいのに、核心には触れずに終わらのはすごく悲しいです。
国全体を巻き込む勢いで、これはなかなか深いストーリーに展開していきそうだとワクワクしたんですけど、蒼太・レオナード・リアの3人はセックスハッピーエンドに夢中でそのまま終わってしまいました。
これが折り返し地点で、仇討ちと共に本丸にも切り込んでいく続編があれば、ストーリー的にしっくりくるし最高なのに!!
物語の始まりも面白いし、人物描写もいいし、BLの描きも溺愛好きには堪らない仕上がりです。第二騎士団の団員たちも個性が光っていて、彼等との掛け合いも物語に旨みをプラスする素敵要素の一つでした。
だからこそ。道半ばで終えてしまった印象になった物語には違和感と残念な気持ちが拭えず、事件パートには「中立」評価を付けました。
BLパートは溺愛ラブラブ要素満載なので「神」評価です。
間をとって「萌2」か「萌1」ってところですが、蒼太が悲観的にならず前向きに頑張っていて、その前向きな姿に好感が持てたので「萌2」評価としました。
続刊と伏線回収があればぜひお願いしたいです!(拝)