ぱるりろん
kusuriyubi ni tadoritsuku made
崎谷はるひ先生の作品集「薬指にたどりつくまで」の書き下ろし小冊子。コミコミスタジオ購入特典です。
本書に収録の書き下ろし「薬指にたどりつくまで」(照映さんが未紘との結婚指輪をデザインする話)と同じく書き下ろし「ロケ先で出会った刑事がイケメンすぎた件」(衣沙くんがロケ先で臣さんに会う話)の、双方のクロスオーバー的後日談になっています。贅沢だ。
この小冊子は注意書きとして「本編をお読みになってから御覧ください」となっているのですが、そのためです。後日談だからです。
ページ数にして本文7ページ。文字通りSSなのですが、おまけのお話だけに得した気分です。
「出た、早坂さんの謎人脈」が、本当の本当にそうなんだということを知った時の、灰汁島先生と衣沙くんの驚愕の叫びが聞こえてきそうな、可愛いお話でした(後日談の後日の妄想)。
未紘は童顔でにこにこ穏やかで「癒やしのミッフィー」なのに、仕事はできるし鋼メンタルで肝が据わってるしで良いキャラですね。本人はまじめに仕事してるだけと思っていそうなところも良いです。ラスボス・Hの登場する作品が見たいです。
(なお、彼がはわはわしていた若い頃は「インクルージョン」をどうぞ)
本品は『崎谷はるひ作品集 薬指にたどりつくまで』の
コミコミスタジオ特典小冊子です。
灰島と早坂の打ち合わせから始まる小話です。
その日灰島は
担当である早坂との打合せのために
うみねこ亭を訪れます。
今日も程よく開いている店の奥の定位置のテーブルに
向かい合って座った灰島は
ふだんアクセサリーの類を付けない早坂の
左手薬指で光るものに目を引かれます。
長いこと恋人同士で会った早坂とそのパートナーは
早坂の急性胃潰瘍をきっかけに
関係をふかめることにしたらしく
早坂が血を吐いた原因のひとつだった
灰島としては申し訳なさも感じつつも
素直におめでたいとも思います。
灰島が指輪の模様について訊ねると
会社見学をすすめられ・・・
A5サイズカラー表紙(カバー同イラスト)12頁の
ボリュームでタイトル作になった短編の後日談になります。
その関係で早坂のパートナーと
ベテラン作家の装画を手掛ける画家との関係を知る事となり
早坂ラスボス説が浮上します。
その夜、灰島が瓜生とネット通話で色々と話す中、
灰島を案内してくれた小山が言っていた
「東京の編集さんとも知合い」とはもしかして・・・
となるという楽しい小話で
もっといろいろ読みたくなりました (^-^)/