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akuyaku no goreisoku no dounikashitai nichijo
最新刊が出て既刊の自分のレビューを確認していたら、2巻は読んだのにレビューはしていませんでした。なので再読です。コミカライズの4巻も発売されたばかりですが、ちょうどこの2巻の内容となってました。
今のところ兄弟愛や家族愛だけしか見受けられず、BLらしさは皆無です。そしてフランが6歳なのでフラン視点の文章も拙い感じで書かれてるのが、この作品の特徴であり魅力でもあります。
フランは前世では17歳の高校生だったらしいですが、特に高校生らしい雰囲気も智力もなく周りから溺愛されてて年齢よりも幼いと思います。
今巻では勇者であるアーサーが登場してて、オタクな大学生感を遺憾なく発揮されててクスッとしました。そして魔王が復活する前に城に乗り込んで封印してました。とても変わり者ですが根は良い子なので、フランとも友情を深めることと思います。
このお話の好きなところはフランが意図しないうちに家族の絆を取り戻して、暖かい人間関係を築いているところなんです。今回もお兄様たちとお祖父様とのぎこちない関係を修復してました。
また、この巻では長男のステファンお兄様の婚約者も登場しますが、この方も変わっているのでクスッとしました。
ほのぼのしててスリルとかは皆無ですが、場面転換にスピード感があって思い切りの良い作品だと思います。