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今回は超人気シリーズの脚本家兼映画監督と
二次創作が趣味の会社員のお話です。
受様の二次創作に刺激された攻様に受様が
猛アプロローチされて恋人なるまで。
受様の母は米国留学中に米国男性の子を身籠りますが
彼は妊娠を知ると音信不通となり、母1人で育てられます。
受様は金髪と榛の瞳と白い肌を持って生まれ
その容姿で揶揄いやいじめ、変質者に狙われたりして
すっかりインドアな性格になります。
中学で気の合うオタク仲間ができたものの
見た目での勝手なイメージを持たれて人間不信がつのり
相手に責められると悪くなくても引く性格になります。
そんな受様なので事務職で入ったデザイン事務所でも
手伝ったデザイン業務を当然とおし付けられても反論できず
社畜な日々を送っていました。
今夜も俺様デザイナーに勝手な理由で仕事を
押し付けられそうになりますが、
今日は大切な約束があると振り切って退社します。
その約束の相手こそが今回の攻様になります♪
攻様は元俳優の映画監督で映画オタクの受様にとって
尊敬してやまない最推しでした。
受様は彼の作品の二次創作を書いていたのですが
その英訳版を攻様が目にしたといって連絡をくれ
受様に会うために来日していたのです。
受様は攻様に会ったら伝えたいことが沢山あり
緊張しながらしてのホテルへ向かいます。
待ち構えていた攻様に挨拶されて握手された受様は
気が遠くなりそうになりますが
攻様が受様に会いにきた真の目的は受様の二次創作を
シリーズ続編として映像する許可を求めるもので!?
二次小説を書いているオタクな受様と
受様の推しである攻様との恋物語になります♪
藤崎作品はルビーの頃からずっと拝読しているのですが
主役の設定や出会いはけっこう突飛なこともありますが
伏線が丁寧に引かれている事で鉄板な展開に
王道なドキドキ&ワクワクがプラスされていて
いつも楽しく読ませて頂いています。
受視点で進みますが攻様と親しくなる中で
元俳優で人気シリーズも手掛けてキラキラな攻様にも
家族との確執や仕事への葛藤が見えてきて
受様は無意識に攻様におちていくのですが
攻様も好きな映画やオタ活にはとことん突っ走り
攻様を推しとして崇めながらも1人の人として接してくれる
受様に惹かれてく様子が王道故に安心して楽しめます。
受様の父への想いを捨てきれない過保護な母
受様親子を金蔓して利用しようとする実父
受様を便利な駒として利用する同僚
攻様の協力者である脚本家が絡まりながら進み
内向的な性格な受様が他人を糺せない事で
追い込まれていく様にハラハラ&ドキドキ、
攻様が受様を恋人にするまで楽しく読ませて頂きました。
読者の先読みを裏切らない展開ですが
大どんでん返しを期待されると物足りないかもです。
読んで1番に思ったこと。
ハーレクインロマンス小説ぽいぞ!!
(表紙も含めて)
ストーリー展開は古典的な印象です。
この作品は現代もの小説ではありますが、"シンデレラストーリー"的なキラキラ感があります。主人公の美雪が、二次創作で書いた小説が有名ハリウッド監督のショーンに見出され、映像化させてくれないかとお願いされるもの。
以下キラキラポイント
・友だちが勝手に投稿した小説がバズり憧れの監督の目に留まる
・監督は、自分の好きな映画の監督
・監督はセレブの超美形
・監督に映像化のオファーで口説かれる
→そのあともグイグイ(絶対好きでしょ)
ま…眩しい〜…キラキラだぁ…。
私が現代もの小説に萌えるポイントは、すぐ近くで起こってるかもと想像できる身近さ。なので、刺激がちょいと強かった。
ロマンス小説が好きな方にはハマると思います。
そのあと監督のショーンが、映像化の承諾をもらうために美雪をロスに招待するのですが、目的はそれだけじゃないでしょっていうのが分かるから、口元が自然とムズムズして歪みました(笑)
大好きな映画を作ってる監督ですよ?イケメンですよ?それに話が合う…好きにならないハズがないっしょ。ショーンも映画のためなのか自分のためなのか、美雪に対する執着めいた気持ちを外国人特有の距離チカで迫るので、この分かりやすい状況はまさしくハーレクイン♡
このラブが芽生えた2人の間に、わかりやすーいトラブルがぶっ込まれてきます。
はいはい、これもド定番。…こんなもんじゃ私の気持ちは掻き乱されませんよ^^
そのあとは気持ちのいいほどの回収に次ぐ回収。もはやフッフッフと笑うしかありません♪( ´θ`)
読み進めていく上で安心感を与えてくれるのが、古典的な良さ。イヤだな、モヤるなぁと思っていた部分が結末に向けて全部消滅していって、最高のハッピーエンドを迎えるのは清々しいほどでした。読後感はもちろん◎◎◎です。
だけど、ひと味違う、そう来たか。と思うワクワク感はあまりないのも事実。保守派か革新派かで好みが分かれると思います。
映画が好きな主人公だったので、その映画の内容について詳しく描かれていたのはオタク度を示すのにはすごく良かったと思います。
社畜ものは好きだよなと思い、購入。読みやすく安心して読み終われましたが、the王道!と思うお話でしたので萌にしました。王道かもーんな方、セレブな様子や外国舞台がお好きな方でしたらよいのかも。本編240Pほど+あとがき。
小さなデザイン会社で事務職として働いている美雪。会ったこともない父親のせいか、金髪にハシバミ色の瞳ときらんきらん。幼い頃からその容姿のせいで色々あって、家にこもりがち、筋金入りのオタク。推しの映画監督の作品の二次創作(小説)を書いていたところ、それがその本人の知るところとなり・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
受け母(子離れ未完了)、受け父(くず)、木崎(日本の受けの先輩、くず)、雨音(受け友、ナイス!)、プリシラ(脚本共同執筆者)、イアン(攻め弟)ぐらいかな。
++攻め受けについて
攻めは映画監督なんで俺様系かと思いきや、自分に自信なくエゴサなんかも熱心にするところがある方でした。元俳優で超イケメンなのに、エゴサしちゃうなんて、あら可愛いって感じです。
受けは天使ちゃんから成長した美人さんなビジュアルなんだけど、中身は完璧オタク。目の前に最推しがきたもんですから、上がりまくり、しかも自分の二次創作を読まれた状況、よく心臓止まんなかったな、この人・・と思います。なんとか現世に踏みとどまり、なんとお酒を一緒に飲んだり、お誘いいただいたのをうけてアメリカにいったり、ハリウッドの町を案内してもらったり、推し映画の聖地巡礼したり!!!!!!!!!!凄すぎる!うらやましすぎる状況!な方です。よく正気を保っていられるものだ。びくびく小動物ってタイプには感じませんでしたが、二次創作で自分の感情を昇華できるタイプのオタクでした。
攻めは予想が外れたので「お」と思い、受けは二次創作オタクってところが面白かったお話でした。ハリウッド舞台できらきら明るい感じなのも、休日読むのには良かったな。