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bocchan ga isekai he yome ni iku!?
作家さん買いです。『ケモ耳』『異世界』『運命』『オメガバース』と、これでもか!と自分の大好きな設定が詰まってました。
加えて日向先生お得意の、いつもの明るく楽しいテイストだったから、始終ノリノリで楽しめたのです。
兄の運命の相手を探しに異世界にやってきた銀狼王子が、ヤクザの秘蔵っ子と恋し合っちゃうお話です。ですが、それは兄を裏切ることで。おまけに、ヤクザの坊ちゃんを溺愛する組員が大騒ぎしたり、兄王の派閥に反逆者として追われたり…。なかなかに、前途多難なのです。
ですが…シリアス展開になることもなく、ヤクザのカチコミで難無く解決してます。というか皆が異世界にやってきて、厳つい組員がパンダになったり、ペンギンになったり…その可愛さにシリアスよりもホノボノさが勝るんですね。
それ以前には子狼たちのオムツやら哺乳シーンやらで、モフモフに存分に癒されてましたから。
そういうシーンが印象深くて、オメガバースの激しい発情や悲哀を求めてる人には合わないかもしれません。それでも坊ちゃんの男らしく運命に抗おうとする様子や、銀狼王子の自己を犠牲にしてまで坊ちゃんを守ろうとしたのには萌えました。まさかの、坊ちゃんの兄が攻めになってたのも面白かったですし。
自分的には、この兄カップルの恋の行方や坊ちゃんのご懐妊!?が気になったので、是非とも続編を期待したいですね。
鈴倉先生挿絵だったので購入。ううーん、異世界にオメガバ、けもみみとてんこ盛りで、かつドタバタコメディよりでかなり苦手なパターンだったので、申し訳ないです、中立です。名前がカタカナ2~3文字な登場人物が複数いて、思い入れも少なかったので最後まで読むのがなかなかしんどかった・・・登場人物の読み分け得意!って方でしたら良いのかも。
獣人界の狼国ファトゥで、大神官のお告げに従い、狼王の番となる運命の子を探す王弟ユン・ラン。言い伝えを信じ、井戸を通って異世界へ!と飛び込んだところ、霧龍組組長の家にある井戸につながっていて・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
四天狼(攻めの側近、パイ、ホン、スゥ、フォン)、受けの組の兄(=組長)、組員たち、悪党少々ぐらいかな。飯マズ姐さん極楽院組の方も伝聞で出てきます。
++苦手だったところ
4人もいるんですよぅ、シンだのフォンだの。最初人間界に行ったら、子狼姿になって、別名を与えられるのもそれまた分からーんってなってしまって。組員さんも少々おられてちゃんと名前あって、各々子狼を可愛がって・・・。申し訳ないですが、そんなにキャラが際立つようなエピソードを感じなかったし、異世界と人間界とのかかわりやら、ケモミミの件やら、あれこれ説明も出てくるし・・・読むのがしんどかった・・・と久しぶりに思いました。波長が合わなかったです。うーん申し訳ない。
受けさんは極楽院さんの影響もあってかセンブリ粉末を飯にまぜこんじゃうような強者。飯マズシリーズの流れがあります。飯マズが好きだった方には嬉しいのかもしれないなあ。健気一点張りって感じの人でもないし、きりっとしたタイプって感じでもないし・・溺愛されてきたヤクザん家の次男坊です。
攻めさんはお兄ちゃんのことを思って番を探しにくる、頑張り屋さん。運命らしく、受けさんの事が好きになってますが、その恋愛面でも盛り上がりが少なかったでした。お兄ちゃんの番を探しに来たんだ!兄の番なんだ!と頑張るところには、♡となる人がいるかも・・・とは思うのですが。
異世界、モフ、オメガバ、ヤクザ、飯マズと色々盛り込みすぎてんじゃないのなかなあと思ってしまった一冊でした。先生、ごめんなさい!