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kizoku wa ou no shitone de ai wo shiru
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
一応恋人なんだけど、攻めは他の相手とも楽しんでいて受けもそれについては何も言わない微妙な関係。
ところが、受けのルカイアは内心辛くてたまらない。攻めのサファドはルカイアが何も言わないので本気で愛されているとは知りもしない。小さい頃から一緒なのに変に分かり合えない二人です。
母の祖国へ帰り、実家の伯爵家から後継者になって欲しいと言われたルカイアはこの想いを振り切れるチャンスかと思ったらサファドがお迎え。サファドはルカイアの愛が本気であったことを知り、ルカイアも心から想われていたのは自分だけだと聞かされ、やっと結ばれました。
と、ここまでが前半。
後半からは伯爵家を狙う伯父からルカイアが拉致され、救出へ。伯爵家に住むルカイアの従兄弟・アランとサファドが息の合った協力をします。
この、アランがいい奴なんです。嫌味っぽいけど、父から見放され祖父にも毛嫌いされながらも二人を憎んだりせず、むしろ寝たきりの祖父を気遣う懐の広さを持っています。サファドとルカイアの仲に気付いても余計な邪魔も干渉もせず、助言を貸したりして人間の出来た男。彼を煙たがる伯爵が憎たらしい!
サファドに助けられ、もう離れないと誓ったルカイアはバヤディカに帰ることに。跡継ぎもアランに譲ります。サファドの言うとおり、アランにも心許せる相手が現れることを希望します。
しかし、よく思い返してみると、母の祖国へ着いた翌日の昼にサファドと寝て、その夜また寝て、夜中に拉致され殴られて、戻ってきた早朝また寝て、昼前に一緒に入浴・・・・・・体力あるな~~。身体大丈夫!? まあ、若いし大丈夫か(←オイっ)
浮気攻めで萌え要素はあるが、ストーリーがあまりにも単調で盛り上がりにかける。遺産相続問題でミステリ要素をいれるにしては、登場人物が少ない。前半は切なく楽しめたが、後半はぐだぐだ感がいなめない。