てんてん
dorian gurei no kinjirareta asobi
本品は『ドリアン・グレイの禁じられた遊び』の
フェア店特典ペーパーです。
続編幕間、神代の鎌倉の庭でのお話です。
軽いつまみとともに続いた昼酒にて
東堂は「映画の話をしたい」と言い出します。
彼の情人である塔野は
自分だけが映画を好まないことへの気遣いだと気づき
苦笑しながらも続きを促します。
東堂が情人を気遣う様に白洲と篠田もまた苦笑を零し
宙人だけはサングリアのオレンジを食べていて
ある意味、最強です(笑)
東堂は指摘されて初めて映画好きだと思い出したようで
近代映画の話をしだし・・・
B5サイズ(書店により版違いあり)片面にて
いつもの面々による映画論になります。
塔野は東堂との初デートで見た映画の話をし
その映画を見た事のなかった宙人は
どんな映画かとたずねて・・・
と続くのですが、
映画を見ていないと示唆するところがわからず
本編の討論会以上についていけない・・・かな。
言わんとするところはなんとなくわかるのですが
楽しみは半減してるような・・・
出てきた映画を見るならいいけど
映画って中身を知らないままで見ないと
楽しさ半減ですよね。
今回はちょっと難しかったです (^-^A
あーあって感じです。せっかくの特典ペーパーを楽しみにしてたのに…菅野彰先生の嫌いな面が出てました。
コレって凄く先生は楽しんで書いているんでしょうね。「毎日晴天シリーズ」もこちらのスピン元の作品も、先生の好きが詰まってるんですよね。
でもそれが私には読者を置き去りにした自己満にしか思えなくなって、「毎日晴天シリーズ」は読むのをやめてしまったし、スピン元の正祐が嫌いになった原因なんです。
こちらの映画談義ももっと読者に伝え易い方法があるんだと思いますが、もう先生の知識を披露する場になっているだけのように思えました。
せめてこの作品の良心である宙人がメインであれば分かりやすかったかもしれません。ハッキリ言ってこのスピンオフでは大吾に出張って来て欲しくありませんでした。
サービスである無料のSSに文句を言うなんてと思われるかもしれませんが、楽しみにしていたので我慢出来ませんでした。