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hisho no tashinami
こちらの作品で、自分の嗜好が明確になりました!!(今更?)
真面目、堅物、黒髪、眼鏡、クールビューティ、ツン…。
おまけに家事もきっちりこなす、しっかり者。
これが恐らく最強です。自分の中で。
お相手は、合コン王とも呼ばれる、
実は社長の甥っ子、及川。(オイ、だけに?…すみません)
及川の最初は冗談かと思うしかないアプローチが
本気だと徐々に気づき、戸惑いながらも惹かれていく誉。
一緒に住む事となるエピソードは、
そりゃツッコんだらありふれたものかもしれないけど、
及川の少しずつ誉の心を緩ませていく術が
本当に愛していないと出来ないなぁって感心しました。
ちゃらんぽらんなヤツかと思いきや、
実は会社の事を冷静によく考えていたというギャップ。
こういう年下攻め、たまりません!!
辛抱強く、ひたすら頑なな誉に愛を注ぐ様子は
こちらが幸せに思えてきてしまいました。
誉は自分に厳しい分、人生を楽しむ余裕がなかったのですが
及川のおかげで気持ちにゆとりが出来て来ます。
過去に周りを傷付けた自分を許せず、
ひたすら社長と会社の為にと徹底して忠誠心のままに働きますが。
及川、君が誉を救ってくれて良かった。
倖せを教えてくれて、本当に良かった。
秘書の女性達も社長も他の社員も皆、
誉の頑張りをちゃんとわかっているのも心温まりました。
奈良千春さんの挿絵がまたセクシー過ぎて
ぽってりした厚めの唇が非常に美味しそうでした!!
…秘書って本当に淫靡な響きがありますよね…って言うと
誉に私も怒られてしまいそうですがW
仕事とプライベートを区切る誉が
ますます好感度アップでした。
及川は相変わらずデレデレで、
心底惚れちゃってんなぁと微笑ましく思いましたよ♪
1冊丸ごと表題作です。
奈良先生の表紙イラストを見てしまいますと、どっちかが誘拐されて救出するとか、ストーカー気味な記者に襲われるとか、アクションっぽいものを勝手に想像してしまうのですが、バイオレンスな展開のない、普通(?)の社長後継者×秘書でした。
社長の甥・及川(攻め)が良い男です!
最初の酔っぱらった誉(受け)に迫られて、思わず手を出しちゃったのかと思ったのですが、単に同衾しただけでした。偉い、と好感度アップ!
言葉で言っても好意を素直に受け入れないからと、手紙を書いて送るとか、古風さもイイ!
ちゃんと社長という重責を考えた上で、誉を守った男前ぶりに、これで惚れないわけがない!
という感じです。頑なだった誉が徐々に気を許し、過去の失敗をほろりと打ち明けてしまうのも納得でした。
社長や秘書室の部下との関係性も良く、悪い人がいないので読んでいてほっとしました。
包容力のある年下攻め、美人で真面目で高スキルな受け、仕事ものがお好きな方にお勧めです!
及川陽大(広報部のプレイボーイ 社長の甥)×厳原誉(社長秘書室長)
社長秘書(秘書室長)の厳原は「氷の秘書」と呼ばれ、美貌はもちろん優秀な仕事振りから憧れの眼差しを向けられています。ある夜自宅近くで火事があり現場に行ってみると、階下の部屋が火元だったことで、厳原と同じ会社の及川がマンションから焼け出されているところに遭遇します。成り行きで及川を自分のマンションで同居させることになった厳原は、当初軽薄な雰囲気の及川を苦手に思っていましたが、慕ってくる及川を徐々に受け入れるようになります。
仕事は完璧、プライベートでもだらしない生活は一切しないというクールビューティー厳原と、軽薄そうに見えてその大らかな雰囲気から人の懐にするりと入り込んでしまうようなワンコ及川の、全く対照的な二人が同居をきっかけに惹かれあっていく過程が、微笑ましくて楽しく読めました。
社長のサポートのためにやり過ぎなぐらい尽くす厳原に対し、元々社長の甥でありながら会社を継ぐ気は一切無かった及川が、厳原の仕事ぶりを目にして社長を継ぐ(会社・社員を背負う)覚悟をします。そしてある出来事がきっかけで厳原が会社を退職するまでに追い込まれてしまうのですが、そこで普段の飄々としたほのぼのムードが一転、毅然とした態度で厳原を守ろうとする及川の成長振りにグッと来てしまいました。
ワンコ×ツンデレはそもそも大好物なカップリングなのですが、それにしても及川・厳原いずれも魅力的なキャラだったため、余計に愛着を感じられましたし楽しめました。二人が同居している様子の中にも萌えシーンがいくつもあって良かったです。ラストで社長になった及川と厳原のやり取りもニヤニヤとしてしまいまいた。
秘書の心得が、すごすぎて、
恋愛よりも、そっちの方が気になってしまいました。
いざという場合の家まで用意するって・・・すごい。
SPっぽいですね(違う?)
秘書も、仕える相手(重役、社長など)のことを
尊敬できないとやってられない仕事だなと
つくづく思いました。
秘書の誉は、広報の及川のことを苦手に思っていたのですが、
ひょんなことから、及川と接点を持つようになります。
及川は、実は社長の甥なのですが、
誉の秘書の働きぶりと、普段とのギャップに及川は心惹かれてしまい
社長になろうと決意するのでした。
仕事も恋愛もとなると、ストーリーとしては、
どっちつかずになりがちになってしまうのが、たまに傷ですね。
秘書と聞いて、かつて自分も体験した仕事であるだけに、この主人公・誉の苦労が手に取るようにわかって、少しばかし同化してしまいました。
しかし、ここまでの徹底した完璧さはなかったのですが・・・(汗)
それにしても、この攻め様及川にホレちゃいそうですよ。
誉は先代秘書の教えを忠実に実行する敏腕秘書。
片や及川は、社長の甥であるとともにモテまくりの広報部で、ガチガチに固い誉が苦手。
しかし、マンションのボヤ騒ぎで近所に住む誉の家にお世話になることになった及川。
そこで、固いだけじゃない酒の入って無防備になった誉の姿・誉の仕事への姿勢を見て見直すことに。
その誉の豹変する姿が本当にかわいいのですよー!
誉の秘密のお誕生日会計画を期に告白する及川。
誉がお堅い人間になったのには、深いわけがありました。
それがトラウマで酒絶ちをしていたのですが、それを克服させようと及川が少しずつ酒に慣らしながら、ちょっとだけエッチの手ほどきも。
真面目な誉の姿を見て、彼を側に置いておきたいからと社長後継を承諾する及川は、少しずるいのかもしれませんが、
誉のピンチを、必死になってカバーしてあまりあるファインプレーで救出した及川に、その愛の深さを知ることができます。
また誉も、自分のトラウマを脱却することができて。
秘書と社長、というと何やら卑猥で淫靡なイメージもつきまといますが、これはさわやかで、優秀な社長と秘書のお話でした。
少し前の画風ではありますが、やはり奈良絵が付くと主人公達の魅力も倍増するのです。
眼福でありますヨ♪
タイトルからして爛れたイメージでしたが仕事の出来る硬派な秘書が主人公のちゃんとした物語でした。ちゃんとってなんだ(笑)
クールビューティーでメガネも萌え坪ですが、一応受けだけどトラウマ持ちにありがちな女々しさがなくて読みやすかったです。常に会社や社長、部下のことを考えた徹底した仕事ぶりから『氷の秘書』と異名を持つ彼。
こんな秘書や上司がいたら素敵ですね。彼の部下になって朝の日課・秘書課の心得を読みあげたい///
そしてそんな彼のいつもは見せない一面を垣間見て恋しちゃった年下のデキル男、及川がまたいいです!!大型犬のわんわんのような従順さと気遣いと計算で着実に誉の生真面目な心をほぐしていく、溶かされていくのが楽しいです。
なんか読んでると及川を応援してあげたくなります。がんばれっもうちょい!!敵は手強しって感じでこんな風に思う物語って珍しいんですが・・・
ストーリー重視の方にお薦めです。
合コン王の通り名を持つ広報×氷の秘書室長。秘書という響きは淫靡な気がします。攻もそう言ってるし。秘書室の女の子にちょっかいを出す攻を受はよく思ってなくて、攻も生真面目で堅い受を煙たがってて。お互いに苦手だったのに、火事のあった夜から一変する。人前で酒を飲まない受の、酔ったかわいい態度に惚れる攻。居候を迫る手段は強引でも、性格はそんなに強引じゃなかったです。駆け引きとかしなくて、ストレートに求愛して、受のどんな態度も両手を広げて受け止めてくれる。懐が深い。受を見ているうちに、高いところにいく決意をして、結果、世間に対して受を守ることになる。
受が極端なまでに秘書としての自分を私生活に持ち込んでいるのに較べ、攻はできすぎた性格(完璧という意味ではなく)に見えて、パンチがきいてないかもと思うのですが、記者会見のときの攻がカッコよくて、男としてしっかり地に足がついてるなあ、と。こんな人の腕の中にいたら幸せだろうなあ、とホロリときました。受が素直になってしまうのがわかる。年下としてのかわいさもあるし、楽しい生活をおくれるのではないでしょうか。
それにしても淫潤愛と書いてオフィスラブと読ませるのはどーよ。オフィスではヤってませんよ~。
関連作の「好きだなんて聞いてない」の方を先に読んでおりまして、そちらにチラリと登場した年若い社長が主人公。
「好きだなんて〜」の乾利臣と同期の若さなのに何故社長になったのか、の経緯がわかりました。
「氷の秘書」の異名を持つクールでスクエアな男、厳原誉。
秘書たるもの、の意識が強く、社長がいつ家に立ち寄ってもいいように一戸建てを買って、いつも綺麗に掃除し、料理も習うようなやりすぎのカッチカチ男。
対するは、一見チャラ男、誰にでもいい顔を振りまくような広報部の及川陽大。
この2人が距離を縮めて、及川の押せ押せに厳原が応える展開なのですが、本作はいつもの鳩村作品の「お仕事と恋愛の融合」が少ししっくりこない…
厳原の普段の顔が硬すぎるのかな…。及川が自分にちょっかい出してくるのを上手くかわせず意地を張って、及川もわかってるはずなのに怒らせるような構い方してて、ずっとそんな感じなので仲良くなるきっかけが唐突に感じてしまう。
及川は、Hでは思いっきり主導権握ってます!一種「下剋上」的な?昼や社内ではワンコ、夜の顔はマスターちっく?みたいな。逆に厳原はHでは対等感はない感じで、受け身的。
でも2人のHシーンは、奈良千春さんの挿絵効果もあって、とてもイイ感じです。
結局及川は現社長の甥で、厳原がそばにいてくれるなら社長もいいな、みたいなノリ…だけじゃないけど、まあそんな感じですかね。