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黒の13号の(デス・サーティーン)の名を持つザ・ヴァンガード13号機の搭乗者、貴族的な魅力を持つシリルは元々は学者としてミナヅキを訪れた変わり種だ。
しかし彼はそこで出会ってしまった。人の造った神の似姿、美しいヴァンガードと、そして愛すべき存在に。
その相手、エンジニアの丞はシリルからの突然の告白をとまどいながらも拒めなくて・・・・・・
というわけで作者待望のオヤジ受けです。
金髪の超美形の元民族学者×研究馬鹿の整備士。
七地さんの他の作品にも共通することなのですが、時々不思議なところから話が始まる気がする。
当たり前に出会いから進展することがあんまりなくて、もうできあがっている関係性を後から追体験するように書くっていうかなんていうか。
ナチュラルに丞さんヒゲですが、そんな彼がかわいく見えたらあなたはもう作者の術中。
あとがき曰くあんまりオヤジ臭くなりすぎないように自主規制されたそうで、なんかいっそ規制なしで突っ走って欲しかった気がします。せっかくだし。
あふれ出るシリルさんの包容力にはときめきです。
この巻に限ったことじゃないけれど、本文の隅っこの方にいつも終わりを見据えている感がにじんでいてどきどきします。
こんなに盛大に広がった物語。ぜひとも長く読みたいので。