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β no koibito
安西リカ先生のオメガバース!!オメガの有とベータの道隆の恋物語。有は一度だけαと関係を持ったけどそのすぐあとに出会った道隆に恋をして、パートナーになって…ながーくいい関係を続けてきた。
そんな中でその一度だけのαと再会してしまう。意思とは別の引力みたいなものに影響されてしまう。有の葛藤はしんどかったけど…。やっぱり安西リカ先生のお話は好きだなぁ。とっても好きなエンドでした。
まだまだ始まったばかりであろうあの人達の恋も気になるところ有のキャラクターが好きだったな。道隆の無骨な感じも良かった。道隆視点だとさらに有の魅力も感じられて好き❤️
やー…安西先生のオメガバースもの、こちらで読むのは3作目なんですが…本当にどれも心に響く。。
そしてこの作品、ベータの恋人道隆も素敵な人なんだけど、当て馬アルファの嘉納!!もう、嘉納の魅力にやられました。
道隆の目の前で有をかっ攫うという大胆不敵、アルファらしい傲岸不遜っぷりを見せるも、その後の車中で愛を乞う姿、セリフがたまらなくて……本当に胸がときめいた。。
道隆、ごめん、って思いました。←
ただ個人的には、嘉納とギャルソンのくだりは…物語としてとても面白いけど、そこはくっ付けずに余韻を残しておいてもらいたかったかなあ、と。道隆×有のあれこれをもっと見たかった、という欲が。
それでも!
作中の嘉納のセリフにあったように「相性ではなく、愛を選んだ」2人の葛藤とその愛の深さに、じんと胸を打たれ、読後しばらく余韻に浸れるお話でした・:*+.
ホントこの作品大好きで何度も読み返しています。安西リカ先生といえば同級生、にオメガバース設定が加わってめちゃめちゃエモいお話です。一般的にオメガバースはオメガの主人公がアルファと運命の番になるお話が多いのですが、このお話のオメガ主人公・有の恋人は、ベータ。相性がよく社会的なステータスが高いアルファより普通に同級生の恋人と共に人生を歩みたいと願う、有の人としての在り方がすごく好きです。誰も悪い人がいないので読後感がいいところも大好きです!
オメガの有(受け)の学生の頃からの恋人道隆(攻め)はベータです。
そのため発情抑制剤は手放せません。
それでも、道隆に恋しいてい有は満足しています。
そんなある日、昔一度だけ関係を持ったことがあるアルファの嘉納と再会します。
あの時相性が良すぎて怖くなったくらいの相手なので、心に反して身体が反応してしまいます。タイミング悪く道隆に仕事の繁忙期と重なり相談できません。自分の体が信用できない有は怖くなるのです。
オメガバースでは大体がアルファとオメガの話が多かったのですが、作品数が多くなるにつれ、オメガとベータ、アルファとベータの話や三角関係の話が増えてきました。
どちらかと言うと変則的な組み合わせの方がバース性による切なさや葛藤が多い気がします。
3人それぞれの葛藤が切なくてツラい。
ただ、私の性癖がアルファはオメガと、ベータはベータでくっついて欲しいので、読むのが苦痛になってしまいました。
嘉納が後悔していたように、読んでるこちらも出会った時にちゃんとしてればと思ってしまいました。
話の内容は神だと思います。良かっただけに自分の好みでないと思ってしまって評価を下げてしまいました。
地味なテーマ。挿絵も地味目。
愛の価値観をどこにおくか? 本能の引力か、精神的な安らぎか?
Ωxαと、Ωxβの比較のような粗筋。
若い間は、今世の世間でも、Ωxαのように本能で求め合うけど、
老いて枯れたら、子孫を残す本能より、精神的な結びつきのほうが安らぐ
・・でも二人は未だ若い、どうなるんだろう?と思って、購読。
BLだけど、この件の答えは夫々だし、答えの出ないなぞかけだと思う。
この物語の賢明な4人は、子孫に拘らない生き方を選択。
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●交際8年、同居して6年、二人は大学の同級生。
保住道隆:β、
大手化学メーカー、営業戦略課勤務。平凡で穏やかな人。
八束 有:Ω、
個人企業経営者 童顔だけど、行動はふてぶてしい。
20才に、嘉納からマッチングクラブで名刺を受けたことを忘れていた。
その後、道隆と恋に落ちる。
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●添えのキャラ SS[ダブルデート]に登場。
嘉納統也:α 投資団体代表
Ωの有の初体験の相手。一度だけ関係、恋にはヘタレなα。
子供は要らない、パートナーが欲しいだけ。
伊吹: β。加納が使うレストランのギャルソン。美形。
初恋の人に似ている加納に片思い。
じんわり沁みる上、萌もたっぷりなお話でした(≧∇≦)
受け様は、オメガの有。
同棲しているパートナーの攻め様は、ベータの道隆。
ごく普通に恋をして恋人となり、同棲生活もすっかり落ち着いている2人。
昔、有は体質確認の為に1度だけ発情期にアルファと寝たことがある。
その時の相性のいいアルファ嘉納と再会し、仕事上で支援を受けることに。
気持ちを裏切って、体はアルファの嘉納を求める。
それでも、道隆がいい、恋人である道隆だけがいい、という有が良かった。
また、目の前で知らないアルファに有をかっさらわれそうになった時の、道隆が言ったセリフも萌えた((≧艸≦))
道隆の実直で強い想いがいいわ~
でもって、攻め様の焦燥とかが大好きなので、更によ萌え増し増し。
嘉納もフェアでいい人だったし、嘉納の後悔にもムフフでした(*´∀`*)
書き下ろしは道隆視点。
嘉納とギャルソンの伊吹の恋を応援するお話で、ほっこりでした。
作中にある「日常はささいなことの積み重ねだ。それが人生になっていく」
この有の思いに、めっちゃ共感して大好きです。
安西先生の紡ぐ、そんな当たり前な普通の恋人達のお話が大好きだなぁ、と今回もしみじみ思ったのでした(*´∀`*)
オメガバースのお話なんですが、「運命論」で終わらないのがいいなと思えるお話でした。私はオメガバースのお話は大好きなんです。自分の意思を超える運命に翻弄されるのもいいなと思えるんですが、これは運命を超える自分の意思としての恋愛でした。矛盾するようですが、そこがとても良かった。
有は希少と言われる男性Ω。自分の性衝動を知っておきたいという理由でマッチングを利用してαと関係を持ったことがある。そのあとに同じ大学の同級生である道隆と恋人になり、大学卒業のタイミングで同居を始め、交際8年目になる。
仕事で偶然出会ったのが1度だけ関係を持ったことのあるαの嘉納で…。体の相性はとてもいい2人。嘉納に会う度に強制的にヒートになる有。でも心が求めるのはαの嘉納ではなく長年共に暮らしてきた道隆で…。
オメガバースってやっぱりどうしても特殊設定だし、フィクションになってしまうのだけど、有の選択は全く現実的で読んでる人がみんな納得出来てしまう理由だったのがものすごく胸を打たれました。オメガバース設定が苦手な方にも読みやすいのではないかと思います。
そして作中にもう1CP誕生するのか…という流れになるのですが、そちらも運命に抗おうとするα×βで、こちらはまだまだ時間がかかりそうなので是非、スピンオフとしてもう1冊お願いしたいです(*^^*)
オメガの恋人がベータって意外で面白い。
大学時代から付き合っている有と道隆、対等で信頼し合っていて清々しい。ただオメガである有への気遣いに、道隆の苦悩が表れてて切ない。
ある日、有は一度だけ寝たアルファ嘉納と再会。バースの関係上仕方ない所もあるけど、仕事の窮地を救われ、あれこれと構う嘉納に曖昧な態度しかとれない有に苛立つ。後ろめたさにぎこちなくなり、態度が変化していく有を見てる道隆は辛いだろうと涙。
有が攫われて、有同様に諦めたけど、それでも探しにきた道隆に拍手。有も心を大事にしてくれて良かった。
道隆の不安を2人で乗り越えられたのが良かったな。Hする2人も可愛くて、ときめいた。
書き下ろしの「五月の庭」は道隆視点で更に彼の好感度up。有が大好きなんだなぁ。また一歩関係が進んで嬉しい。嘉納と伊吹も展望が明るくて良い。
読後感爽やかで幸せで楽しかった。
「いつか知らないアルファが八束を攫っていくかもしれないけど、だからって今ここで諦められない。」
このセリフが大好きです。このお話がぎゅっと詰まった道隆のセリフだと思います。
オメガの有と、ベータの道隆は、大学生からの恋人同士。オメガの発情期の煩わしさは、ベータの恋人では取り除く事はできない。それでも長い間2人は付き合ってきた。
オメガの有は、抑制剤を飲みながら、学生時代の仲間たちと会社を起こし代表取締役社長として日々会社を存続させる為に努力している。
道隆は別の会社に勤めていて、そんな有を支えて応援している。そんな中、有の会社への投資を考えるとして出会った人が、以前マッチングして一夜を明かしたアルファの嘉納だった。嘉納の存在が2人の間に波紋を呼ぶ事になり…。
アルファとオメガ。どうしても本能として惹かれあってしまう。それでも、「本能を揺さぶる匂いより、道隆の匂いが好き」という有に胸がぎゅっと揺さぶられました。めちゃくちゃ好きなお話です。
アルファの嘉納さんも、恋人がいるのは知っていてもそれでも、と有を求める姿が切なかった。すごく良い人なんです。その後の出会いで本当に幸せになってほしい…!
優しい気持ちになりたい時にぴったりなお話だと思います!
安西先生はありふれた男女の恋愛をそのままボーイズラブに落とし込むのが本当に巧みで、攻め受けの心情がすとんと落ちてくるのでとても読みやすいですよね。
だからこそ本作では元彼との逢瀬を繰り返してジレジレしている彼女のような受けに大分モヤモヤさせられたのですが、最後は本能を振り払って、何が何でも自分の心が選んだ恋人を求める、という展開がとても良かったです。
オメガバースというよりBLの基本を踏襲するお話という印象を受けました。
攻めも受けも基本はウジウジしないキャラなのが良かったな。
「俺は気持ちよく別れたりはしない、ちゃんと俺を振ってから行け」「道隆に助けられたい」いいですね…。
表題作のラスト、二人の未来は揺るがないのだと確信した受けがバイタルアプリをアンインストールしたのが良かった。台詞だけではなく行動で二人の想いの強さや信頼が表現されているようなシーンが多々あって、しみじみ感動しました。
作中の世界観がちょっと先の未来ふうSFなのも面白かったです。
不器用な嘉納さんと美貌のギャルソンメインのお話をぜひ読みたい…!