銀の鳥籠 (中巻)

gin no torikago

銀の鳥籠 (中巻)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神6
  • 萌×22
  • 萌1
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
3
得点
42
評価数
11
平均
4 / 5
神率
54.5%
著者
更紗. (更紗) 

作家さんの新作発表
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イラスト
斎賀時人 
媒体
小説
出版社
フリードゲート
レーベル
FG Mercury
発売日
価格
ISBN
9784434308185

あらすじ

「……心配しなくていいよ。……嫌だなんて言わない」
息を呑む気配が伝わって来て、遠慮がちに背中に手が触れ、次の瞬間、骨がきしむほどの勢いで抱きしめられた。
大きな胸に顔を埋め、力強い腕の中にすっぽりと収まって心臓の鼓動を聞き、微かに香る甘い移り香に大きく息をつく。
それは本当に温かく懐かしい感覚で、ようやく家に帰りついた迷子の子犬のように、心の底から安堵できた……。

様々な想いに翻弄されながら、次第に変化していく二人の心――。

表題作銀の鳥籠 (中巻)

イーサン
安達彰吾・さらわれてきた中学3年生・15歳

レビュー投稿数3

今回のこの展開がどうラストに結びつくのかが、予想もつかない中巻。

上巻のレビューから少し時間が空いてしまいました。(すみません)


中巻は360ページ弱。
巻末に、SSが。


そして本編。
前半は、彰吾とイーサンの距離が近付き、また彰吾と他の子どもたちとの心の距離も近付いてきた!
これは良きクライマックスへ向かってる??

と、思いましたが、そんなことはありませんでしたね。

イーサン、あなたという男は、、、
やっちまったなあ、、、(満面の笑みだが、一切の笑いのない冷たい目で)


今回、イーサンの出自? 的なアレが判明するわけですが、なんとこの方、妻子持ちで本宅は別にあったんですね。
このエピソードを読み、元から普通でないことは明らかでしたが、やはり彰吾とは永遠に価値観が交わらない人なんだろうなあと。



だからこその、今回の終盤での夜這い本音吐露に繋がるのかなと。
彼なりに悩んで、彼なりにどうしたら彰吾の機嫌が取れるんだろうと。
名前のつかない感情に苛まれた結果、お金などでしか解決する方法を知らない可哀想な人だったと、、、


反面、今回の彰吾はだいぶ逞しくなったなあと。
正直、この年齢の子どもがここまで後先のことを考え、行動するなんて、環境がそうさせたとはいえ、不憫すぎて切なくなりました。

今回、辛い思いばかりした彰吾。
いつか報われてほしいし、幸せになってほしい。


チラッと下巻のレビューを目にしてしまいましたが、実際のところどうなんだろう、、、と期待半分、不安半分で下巻に突入しようと思います。

1

中巻はかなり痛々しいです。

アラブ系の大金持ちイーサン×日本人美少年ショウ。

大金持ちに誘拐されて砂漠の豪邸に閉じ込められてしまった日本人の少年。
上巻で調教されてこの中巻ではさら多くのモブおじさんに奉仕させられます。

そんな中、同じように砂漠の豪邸で暮らす少年たちとどんどん仲良くなって心を通わせていくのですが、、、

かなり痛々しくて不安な展開の中巻、攻めのイーサンはめちゃくちゃ嫌な奴なのですが、上巻は前半はギリギリまだ憎みきれないと思っていたのに、中盤のある出来事で私は本当に無理になりました。

攻めザマァ展開好きな人には良いかもしれないですが、個人的にはこれはちょっとキツかったです。
受けのショウが良い子過ぎて辛い。

それでも面白くてページをめくる手が止まりませんでした。

2

踏みにじりたいのに

くそったれ攻めが踏みにじられ逮捕される日を心待ちにしていたご本の中巻。あかん、逮捕されない。このまま許され甘々モードになるのか!?とビビったお話、本編330Pほど+番外編2編。甘いモードというか一息つく心地なのは嫌いではないので百万歩譲って中立にしました。変わらず受けが超超超酷い目にあっているので、受けが酷い目にあう話は無理という方は回れ右なさってください。

複数のお客を招待して開かれた受けのお披露目会が何回かあったり、他の子供たちと交流が始まって勉強会をするようになったある日、仲間の子供が鞭うたれるのを見て、ついイーサンにくってかかってしまい・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
受け同様の子供たち:ファリド、ジョエル、ウマル、アドナンなどなど
攻めの客:ラフマン(受けの絵を描く)、マジード(ジョエルを鞭打った奴)など複数。ああくそ野郎ばっか。

++ 好きじゃないところ

とにかく受けを客に差し出すのはやめてくれー-----------

の一言に尽きます。
攻めが受けを溺愛していると思われるのですが、愛って何?美味しい?という状態の攻めさん、「君が傍にいないと落ち着かない」という心境にまでなっているのに、客に差し出す。ほんで仕方なく客に微笑みかける受けをみて、気分を害してやがる。あほか。

たぶん受けから捨てられたら廃人っぽくなりそうな状態になってきているんです。そこは攻めザマア展開待ち望んでいる私には「よしよし」なんですけど、それを受けが嬉しそうというか安堵している様子になっているのが、けしからん。いや今後の甘さを予感させるんで、必要な要素なのかもしれないんですが、いかん。この攻めだけは許すまじなんですよ。勝手ながら絶対お縄にかけてやる、と心に決めているんです。刑期済んでから、待っていた受けに許されるぐらいでないと。

下巻はいつだ、また2か月か3か月後ですかね?二人以外の要素で、なんとなくきな臭いものもチラチラ記載されていたので、どうなることやら。ふん、全部失え、くそったれ攻めめ。踏みにじられろ!(けちょんけちょんで、すいません・・)

5

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