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koguma kamisama nbo onngaeshi issyou ni ichido no kiseki no koi
動物がでてきて、平和で、ほっこりする、ちょっと泣ける、そんなお話が読みたくて。
元人間、現お地蔵さん!の小太と石工職人の夕晴。
突然目が見えなくなった夕晴の力になりたい!
その想いから人間に戻れるようになります。
まず小太の口調がめちゃくちゃ可愛い♡
自分のことを「わたし呼び」
動物さん、とかひよこさん、とか「さん付け」
アワアワしてへんちくりんな話し方しちゃったり。
夕晴への献身ぶり。
お別れの儀式の際には自然と涙がこぼれました。
読了後はあったかい気持ちになれる一冊です♡
涙涙のお話でした。小太〜!なんて心のきれいな石神様なの!
150年前に作られた子ぐまの石神様の小太は村人の平和を祈り続けてきました。
しかし時の流れとともに話しかけたり手を合わせてくれる人もほとんどいなくなり、朽ちて苔だらけな小太。
そんな小太に話しかけたり世話をしてくれた村人の夕晴少年。ずっと嬉しく見守ってきた小太でしたが、何年も夕晴が現れなくなり…。最後に会ったのは夕晴が18歳の時。師匠の元で職人になると言っていたけど…。
作者さんの他作品を連想するお話でした。
夕晴の役に立ちたくて必死に祈り。
夕晴の目となり立ち直らせ新しい子ぐまの石神を作るのにモデルにもなって。
新しい石神と交換するには古い石神の小太の魂抜きをするのです…。それはお別れと小太の消滅なのだと。
どこまでも夕晴や村人の幸せを願う小太。
やっと両思いになれたのに!そばにいられたのに!夕晴、気づいて!!
と、せつなくほのぼのしつつ最後は幸せに終わります。泣けた〜。